モノは言い様です。小沢一郎民主党代表のコメントを産経新聞<民主・小沢代表「野党間対立は自民を利するだけ」>という記事から引用します。
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民主党の小沢一郎代表は16日午後、長崎市内で記者会見し、首相問責決議案提出をめぐり野党の対応が分かれたことを受けて「対立していれば自民党を利するだけだ」と述べ、早期に関係修復すべきだとの認識を示した。
小沢代表は「野党共闘について亀裂が多少あるとすれば、お互いに修復しなければならない。選挙はお互いが協力しなければならない」と強調、自ら関係修復に努力する考えを示した。また参院選挙区での候補者擁立について「できれば年内が望ましい」と述べ、党地方組織に努力を求めた。
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これほど責任を転嫁するような発言でいいのでしょうか。誰がどう見ても、野党共闘の亀裂を生じさせたのは民主党側にあります。
民主党と社民党、国民新党、共産党との間ではなく、党内のなかで亀裂が生じたからバラバラな国会戦術になったのです。
こうした姿を露呈してままでは、野党共闘で選挙を戦うより民主党候を擁立することさえ難しくなります。
現実、これまでの候補者決定でも衆院選で敗れた候補が転出しているケースが目に付くだけです。小沢代表は年内にも候補者擁立を決めたいようですが、政策も決まらず、党内もバラバラではいったい誰が手を上げるでしょうか。
参考までに同じ記者会見を<党のHP>で確認してみると、すばらしいコメントを小沢代表が述べていました。最後にそれを引用してみます。
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小沢代表は政治家としての資質についての質問にも答え、「現在の政治家に最も欠けているのは、ひたむきさ、真面目さ、真心、誠心誠意といったものだ」とし、「政治家は、国民の代表として国民のために汗を流すことが仕事」であるにも関わらず、「最近の自民党・公明党の政治を見ていると、およそ国民のためにという意識はないのではないか。自らの目先の利益のために政治の権力を道具にしているとしか、私には映らない」と厳しく指摘した。
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まず自らが反省して実行に移してもらいたいものです。
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