はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

まとめる気がない

2006年12月08日 | 政治

 小沢民主党が基本政策のとりまとめで迷走しています。
12月中に来年の参院選に向けて基本政策の原案を取りまとめることになっているのですが、これまで3回の会合を全議員で開いても議論百出の状態が続いています。
こうした民主党の姿は、共同通信<
安全保障でも異論続出 民主、政権政策で議論>、毎日新聞<民主党:基本政策で議論紛糾 党内亀裂の火種に>という記事で伝えられています。
 3回目の会合では、ついに白旗を揚げたような発言が小沢一郎からありました。党HPから抜粋すると以下の内容です。
「基本政策の議論を熱心にしていただき、結構なことだと思う。お互い理解し、納得した上で決めることがいいのではないか。
私も自分の考えにこだわるものではない。議論を続けていただき、より良い政策をつくり出してもらいたい」
 一見すると活発な議論は結構なことと言っているようにも取れますが、「自分の考えにこだわるものではない」という発言にはビックリしました。
これではとても基本政策をまとめようとする気力が感じられません。

「政策なんかよりも選挙態勢を整えることだ」という気持ちがあるような気がしてなりません。
 民主党執行
部は12日に会合を開いて、15日の衆参両院議員総会で了承を得たい考えのようですが、このまま議論だけをさせておいて最後は修正なしで強行するつもりなのでしょうか。
仮に修正するとしても今度は時間的に間に合いません。
 安全保障分野で活躍する若手議員と話しをする機会があったのですが、「まとまる感じがしない」と語っていました。
「まとめようとする気がないのでは」と尋ねてみたら苦笑いするだけでした。


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