国会の会期末を待っていた麻生派の立ち上げが、いよいよ実現の運びとなりそうです。河野グループ11人だけでなく、新たに入会する議員も入れて20名以上を目指したいところでしょう。
もちろん20名が総裁選出馬に必要な推薦人の数だからです。
今秋、河野洋平衆院議長から派閥の継承を打診されていましたが、麻生太郎なりの計算があってこの時期まで持ち越していたようです。
そのあたりの計算を産経新聞の記事から抜粋します。
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<麻生派旗揚げ 宏池会再興、道険し>
「あんたの派閥もいつまでも反主流派というわけにもいかないだろう。宏池会合流のチャンスは今しかない。一緒に力を合わせよう」
麻生氏は先月21日深夜、都内で谷垣禎一前財務相とひそかに会い、単刀直入に切り出した。麻生氏の熱心な口説きに、谷垣氏もいったんは応諾したが、その後慎重姿勢に転じ、2派の合流協議は頓挫したままだ。
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谷垣派を率いる谷垣禎一、古賀派を率いる古賀誠、そして麻生派が合流することで宏池会はもとの鞘に収まるわけですが、外交・安全保障政策ではずいぶんと考え方の違いがありますからハッキリ言ってまとまる可能性は低いはずです。
しかし「義理と人情の男」である麻生太郎、分かり切ったことでもキッチリやるべきステップは踏んでいます。
一応、麻生側から手を差し出した形を取ったのですからこれでいいです。
手を握り返さなかった谷垣禎一の判断には、もちろん加藤紘一などの入れ知恵もあったはずです。この判断はミスだと個人的には思っています。
これからは麻生太郎を中心とした主流派体制作りを目指せばいいと思います。幸にして安倍首相とのパイプは太く硬いのですから、その可能性を追い求めてほしいところです。
安倍首相就任以後、初めての再チャレンジ議連を開催してみたら欠席者が多かったという事実見ると、フラフラしている議員はたくさんいます。
こうした人たちはすぐに勝ち馬に乗ってきます。
初めから大所帯の派閥でなくていいのです。核となる議員が集い、総裁選で掲げた麻生太郎の公約をもう一度再確認して、政策でまとまっていくことが大事だと思います。
麻生流の「宏池会」を目指してください。
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