はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

天秤にかけて訪中を選んだ民主党執行部

2006年06月27日 | 政治

 なんとも甘い判断を民主党執行部が下しました。松井孝治参院の処遇については、党と国会のすべての役職を辞任することで決着を図るようです。
また国会での参考人招致にも応じる意向ですが、松井孝治の進退判断は求めないまま秘書給与肩代わり問題を決着させることにしたようです。
 それよりも重大な事が控えていて、マスコミの注目もそちらに引きつけられると読んだのでしょう。訪中と村上ファンド問題を天秤にかけて、訪中に方に傾いたのでしょう。
 7月3日から小沢一郎、菅直人、鳩山由紀夫の三人で訪中することが決まりました。小泉首相が訪米してエアフォースワンに搭乗するのを横目で睨みながら、自分たちは中国からアジア重視のアピールをして対抗することにしたのでしょう。
 まぁ揃いも揃って、中国政府の接待を受けに行こうとする神経が知れません。到底、政権をこういった面々に任せられないことを再確認しました。
一時的に、親中派の支持を得ることが出来たとしても、大きなお土産を持たされて帰ってきたら誰がそれを処理するのでしょうか。
国民にツケが回ってくることにならないよう祈るだけです。
 政治的な対立感に立つことを目的にしていて、民主党執行部にさしたるビジョンがあるとは思えません。
まだ前執行部、特に前原誠司が「中国は脅威」と言い切った姿勢の方に安心感を覚えています。
つくづくメール問題がなければ、将来的に期待できる外交・安全保障の路線を、与野党で競い合うことが出来ていたことを思うと残念でなりません。
 今のところ、小沢、菅、鳩山の表面上の仲良しクラブは上手くいっていますが、この人たちが先頭に立って前執行部や若手をこき下ろしていたはずなんですが忘れてしまったのでしょうか。
 ご都合主義は遠慮したいものです。

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