一句鑑賞

葉月潮

すこし時期は過ぎましたが・・・盂蘭盆の頃の大潮のことを初潮(はつしほ)。

葉月潮(はづきじほ)、望の潮(もちのしほ)といいます。

春の大潮は昼がもっとも高いが、秋の大潮は夜が最も潮が高い。

海に近い川などでは、月に照らされて満々と潮の差す(差し込む)のがわかる。

葉月潮は葉月の潮の意、満月の夜であるから望の潮とも・・・と

解説を読むとなるほどと昔を思い出したりする、幾つになってもお勉強?

さて例句を読むと・・・

 

葉月潮満ちて真珠の筏揺る    宮田正和

伊勢の真珠筏でしょうか、天草の真珠筏かな?

満々と海面が高まっています、真珠筏は丸太などで組んであるので、潮に軽々と揺れているのでしょう。

この句を読んで昔の句を思い出した・・・

夏ですが・・・天草の真珠筏や夏旺

それと先日も書きましたが・・・盆の月浮桟橋の高さ満つ

盂蘭盆の頃の夜の海の景色ですね。夏の夜の海はちょっと景色が違います。

海辺の村では浜に出てお盆のお供えを流しますね。

ちょっと心の揺れたりした八月も終わります。

コメント一覧

ふじ
久々の雨にしばらく見蕩れ聴き惚れ(^^
http://blog.goo.ne.jp/fuji96
なんと 「初潮」 が盂蘭盆の頃の大潮のこと(仲秋)?@@! びっくりポンです。
危うく、「盂蘭盆というのはお盆のことですよ?」 と念を押すところでした(><;;; 素人はこれですからね
「新年」も確かめました。 初風、初凪はあるのに 初潮は・・・・・。  「新年」 には 「初」 を付ければいいなんて言うような覚え方ではダメですね。 一つ知識が増えました、ありがとうございました 

「葉月潮」「盆の月」と聞いて、子供の頃家族で、暗くなった海岸に茣蓙を持っていって寝転び、 「星空や・・・」 とか 「風そよろ・・・^^」 「せな温し・・・」 なんて適当にやっていたのを、かすかに思い出しました (^^あはは。
ほかでもない、そのころ貧乏社宅に住んでいたというだけのこと。  電気を灯すのに規制があって、どうせ暗がりなら 「海へ行こう!」 てなことで・・・。
葉月潮 のお蔭で ナツカシ~イ気分です。
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