すこし時期は過ぎましたが・・・盂蘭盆の頃の大潮のことを初潮(はつしほ)。
葉月潮(はづきじほ)、望の潮(もちのしほ)といいます。
春の大潮は昼がもっとも高いが、秋の大潮は夜が最も潮が高い。
海に近い川などでは、月に照らされて満々と潮の差す(差し込む)のがわかる。
葉月潮は葉月の潮の意、満月の夜であるから望の潮とも・・・と
解説を読むとなるほどと昔を思い出したりする、幾つになってもお勉強?
さて例句を読むと・・・
葉月潮満ちて真珠の筏揺る 宮田正和
伊勢の真珠筏でしょうか、天草の真珠筏かな?
満々と海面が高まっています、真珠筏は丸太などで組んであるので、潮に軽々と揺れているのでしょう。
この句を読んで昔の句を思い出した・・・
夏ですが・・・天草の真珠筏や夏旺
それと先日も書きましたが・・・盆の月浮桟橋の高さ満つ
盂蘭盆の頃の夜の海の景色ですね。夏の夜の海はちょっと景色が違います。
海辺の村では浜に出てお盆のお供えを流しますね。
ちょっと心の揺れたりした八月も終わります。