羽黒蛇、大相撲について語るブログ

相撲ファンから提供された記事・データも掲載。頂いたコメントは、記事欄に掲載させて頂くことがあります。

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月31日 | 相撲協会への提案
雲龍型・不知火型という誤用をやめ、新しい呼称を提案(羽黒蛇)






横浜図書館の相撲文庫で一番古い新聞の文献は、大正4年万朝報。

春場所は、横綱太刀山全休で。大関鳳が全勝優勝、場所後横綱に昇進。

夏場所は、太刀山全勝優勝、鳳は栃木山と大錦に負けて途中休場、小結大錦は太刀山に負けただけの9勝1敗。






万朝報より:鳳土俵入りの型

鳳の横綱免許は両三日中吉田司家より藩主細川侯に奉呈し同侯より鳳に授与さるる由なるが、土俵入りの型につき種々協議せる所、故不知火は丈六尺二寸程の大男なりしも色白く肉付き豊かにて鳳に酷似せる由にて、同力士の型に倣うてはとの説出てほぼそれに決したりと。






大正4年の新聞記事は、鳳の土俵入りは不知火型。

現在では、鳳の土俵入りは雲龍型。

大正4年の現役横綱太刀山の土俵入りは、現在は不知火型。

これは、羽黒山が土俵入りを、太刀山と同じ型にした時、彦山光三が不知火型と誤って表したからというのが定説。






相撲協会は、雲龍型・不知火型の呼称を使うのをやめて、梅ケ谷型・太刀山型に変更すべき。誤りの呼称を使い続けるのは、歴史を軽視することだから。

現在の不知火型を完成させたのは太刀山と明確だが、現在の雲龍型を完成させたのはどの横綱か明確ではないとされる。

そこで、代案として、双葉山型・羽黒山型という呼称を提案する。土俵入りの型を完成させた横綱ではないが、いずれも大横綱で同時期に活躍し、二つの土俵入りを見せたのだから。






羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月31日 | 相撲協会への提案
相撲ルールの変更案(羽黒蛇)










一つ前のブログ記事「相撲をとっている力士が、みんな白鵬のように感じているのだとしたら、勝負のルールを変えた方がよいのではと私は感じた。白鵬以外の力士の本音をききたい。」に補足します。










例えば、白鵬と稀勢の里の一番。



ただ今の協議について説明します。行司軍配は白鵬に上がりましたが、稀勢の里の足が出る前に、白鵬の足の甲が土俵についているのではないかと物言いがつきました。ビデオ室に確認のところ、白鵬の足の甲が先についておりました。しかし、相撲は白鵬が一方的に攻めており、協議の結果白鵬の勝ちとします。










例えば、戸田と大鵬の一番。



ただ今の協議について説明します。行司軍配は大鵬に上がりましたが、大鵬の足が出る前に、戸田の足が土俵を出ていないのではないかと物言いがつきました。戸田の足が先に出ていることは確認できましたが、相撲は戸田が一方的に攻めており、協議の結果軍配差し違えで戸田の勝ちとします。










私は足が先に出ていた戸田の勝ちにすべきであると主張しているわけではない。白鵬が稀勢の里との一番で感じた「圧倒的に自分が有利」を無理やりルールに反映すると、このような協議結果になるという仮説である。



このルールを採用すると、審判の主観が入り、分かりにくく、明文化が難しい。










近世日本相撲史(第一巻)によると、昔の相撲は、勇み足は負けにならなかった。現本が手元にないので、正確な引用はおって。



彦山光三著「相撲読本」134頁より引用。



「昔は勇み足は負けにならなかったのであるが、今日はこれも負けとされている。したがって、せっかく相撲に勝っても勝負には負けたということになる。」この本は、昭和27年の本。










白鵬の審判発言を聞いて、私がまず思い出したのは、これらの文献。白鵬が、「相撲に勝った力士を、勝負も勝ちにすべき」と主張したのだと理解した。もしルールが「相撲の勝ちが、勝負の勝ち。足が出た、手がついた、足の甲がついたは攻めていれば負けにしない。」であるなら、白鵬の言う通り、「子供が見ても」稀勢の里の負けで、物言いのつく相撲ではない。










一力士の主張するルールに変えるのがよいとは主張しないが、新しいルールを作るのではなく、昔のルールに戻るのだとしたら一考に値する。



相撲ファンの立場からは、面白い相撲が増えるルール変更なら賛成。










羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月30日 | 相撲評論・現在の大相撲
白鵬の審判批判(羽黒蛇)






一つ前の羽黒蛇のブログ記事に対していただいたコメントを引用します。

Quote

ファンとして生の声が聴きたいというのは当然の欲求かもしれませんが、誰にだって本音と建て前があるものですよね。

建て前が存在するのは、本音が多くの人の耳に入るとマズいことが多いから。

個人的には、何かを批判する以上、その発言は妥当なものであって欲しいと思います。

今回の横綱の発言は不適切であったことは多くの人が感ずる所でしょう。

それによっておそらくは敵も増えました。

それを、自分の知的好奇心が満たされるからといって「たいへんよいことである」と断ずるのは如何なものかと。

Unquote






力士の本音の声が公表されて、批判されるのはやむを得ない。

しかし、批判をおそれて、本音の声が封印されてしまうとつまらない。

白鵬審判批判を「たいへんよいことである」と書いたのは、自分の知的好奇心が満たされるからではなく、後世の相撲ファンに、白鵬の本音が記録として残るから。

もう一つ。相撲をとっている力士が、みんな白鵬のように感じているのだとしたら、勝負のルールを変えた方がよいのではと私は感じた。白鵬以外の力士の本音をききたい。






双葉山や大鵬の本音は記録として残っていない。

公表を前提としない本音が記載されちる本人の日記が発見されるということのない限り。本音を伝えていた身近な人(親方・友人)が、聞きとめたことを記録として残している、ということでもない限り。






白鵬の発言が不適切であったのは明らかだが、たまには不適切な発言が出ないと面白くない。

私は、横綱を神格化、聖人化することに反対なので、白鵬が双葉山のように神格化されず、「強い横綱であったが、品格には疑問を感じるファンがいた」程度の評価がちょうどよい。

これは、白鵬が双葉山を超えるのを許さない双葉山ファンの立場ではなく、「横綱だって、人間なのだから、間違ったこともしてしまうし、言ってしまう」と思うから。

力士の過ちが刻一刻と大量に報道されるのとしたらげんなりするだとうが、ガードが固くて全く伝わってこないとしたら味気ない。






羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月28日 | 相撲協会への提案
白鵬「13日目の相撲は物言いがつく相撲ではない」発言の余波(羽黒蛇)






ホリプロ所属タレント・山根千佳のツイート

@yamane_chika: 考えたくなかったんだけど

やっぱり白鵬関…(´;ω;`)

相撲が大好きな一員として

とてつもなく、苦しいのです。






19才の相撲女子を悲しませた白鵬の発言ですが、テレビで見ていて明らかな同体と思えた一番を、とっている力士本人は「圧倒的に自分が有利だった」と感じていたという事実を知ることができたのは、相撲ファンとしてはありがたい。






羽黒蛇→山根千佳ツイートにリプライ

力士の生の発言が聞きたい。

それが妥当なものでなくとも。

あまり批判が強いと、力士が萎縮するのではないかと心配。

むしろ、「力士は自由奔放だから、変な発言を許容しよう」という雰囲気を確立するため、不規則発言増やしたらどうか。






例えば、大鵬が戸田に負けた時、公式的には「負けと判定されるような相撲をとった自分が悪い」と言ったことになっているが、本音はどうだったのだろう。

「俺が勝っていたのに、誤審で負けにされた」と思っていたなら、その一言を聞いてみたかった。






例えば、双葉山が両国との一番で軍配を受けたのに、玉錦の物言いで取り直しになった一番。

双葉山が玉錦に直接、「稽古をつけていただいた恩は忘れませんが、あの相撲は物言いがつくような一番ではない。」「私に勝てないと思うから、両国の勝ちにしたかったのですか」という皮肉くらい言ったかもしれない、と勝手に想像。






双葉山も、大鵬も、人間であり、聖人ではない。どのような本音をもっていたか、発言がマスコミに残っていないから、相撲ファンは知ることができない。白鵬の本音を知ることができたのは、たいへんよいことである。











白鵬発言の余波を、ブログ・ツイッターと検索をかけて読んだ中で、反応してしまったのは次のツイート。

“@hashikawa_kei: 現行制度の問題点のひとつ、というか最大のものは審判員が元力士でつもり相撲を取る専門家だった人たち、相撲の指導者であって、勝負を見る専門家ではないということだろう(相撲ファンツイート)






@hagurohebi6: 審判は元力士ではなく、行司がやるべき。行司がやれば、白鵬発言のような審判批判なくなる。(羽黒蛇)






“@hashikawa_kei: 勝負を見る専門家は誰かというと、それはもちろん行司で、力士が稽古に励んだ以上の時間を勝負を見極める目を養ってきているはず(相撲ファンツイート)






@hagurohebi6: 全面的に賛成します。(羽黒蛇)






羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月26日 | 三賞(殊勲賞、敢闘賞、技能賞)
三賞は何故減ったのか、分かりません。(羽黒蛇)










昨日大事なことを書き忘れました。



去年の5月場所の安美錦(東3枚目上位と対戦して、10勝5敗)が技能賞をとれなかったら、技能力士はどんなに技能相撲を見せても技能賞はとれない。










日刊スポーツによると、



三賞選考委員会では当初「宝富士が勝てば敢闘賞」しかなかった。だが、逃せば史上初の「該当者なし」となると知った伊勢ケ浜審判部長が急きょ、1度は流れた両者の一番を再提案し、ギリギリの得票で決まった。」










三賞とも該当なしで、賞の権威を上げた方がよかった?



それとも



三賞とも該当なしで、幕内には「いい力士いません」と世の中に知らしめた方がよかった?










三賞のうち二つ該当なしだから、すでに、賞に価する魅力ある力士は少ないと、世の中に宣言している?

















(読者からの質問)本場所が終わると相撲に対しての喪失感が半端ないんですが、羽黒蛇さんは本場所以外、どのように相撲と接しておられますか?



(羽黒蛇)本を読んだり、相撲ブログ・ツイッターを読んだり、相撲の好きな人と話をしたり。双葉山を生で見ている世代の父が健在なので、実家にはよく帰ります。



昨年は会社の近くの横浜図書館に古い相撲の文献が閲覧できる(貸出はされていない)のを知り、会社帰りに読みに行きますが、今年は引っ越しで本の整理をやらなくてはいけないので、そんなに行けない。



今57才ですが仕事をやめたら、相撲のビデオを見直してみたいです。VHSはかびてしまったものあり、再生できるかは分かりませんが。将来の希望は、NHKが昔の大相撲の放送をどこかで再生してくれること。










羽黒蛇



記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月25日 | 三賞(殊勲賞、敢闘賞、技能賞)
相撲界にはびこる論理の誤り。殊勲・照ノ富士、敢闘・玉鷲、技能・時天空(羽黒蛇)










14日目に溜り席で観戦した方と夕食をご一緒した。近くで元NHKの杉山氏が「攻め合っていない、動いていない、水をつけるには早い」とつぶやいていたそうです。典型的な論理の間違い。










動いていなくても一定時間がたてば水入り、動きが激しい時は一定時間にたっしなくても早く水入り。こうすることにより、疲れて相撲を続けられない力士を回復させ、お客さんにいい相撲を見せるためのルール。



もともとのルールの趣旨を忘れて、動きが激しく、かつ一定時間たたないと、水をつけてはならないとするのは論理の間違い。










三賞選考委員会の結果



殊勲賞、該当者なし



敢闘賞、宝富士(7勝7敗勝てば)照ノ富士(7勝7敗勝てば)玉鷲(10勝4敗勝てば)



技能賞、該当者なし



結果、宝富士が佐田の海に負け、直接対決は照ノ富士が勝ち敢闘賞は一人、三賞は一人。










三賞選考にも論理の誤りがある。



横綱に勝ったら大関に負けても、殊勲賞



大関に勝ったら横綱に負けても、殊勲賞だったのに、



大関に勝っても横綱に負けたら、殊勲賞がとれなくなった。



伝統的な殊勲賞の選び方なら、照ノ富士(稀勢の里、豪栄道に勝っている)










去年の7月場所の荒鷲(10勝5敗)が技能賞をとれなかったら、技能力士はどんなに技能相撲を見せても技能賞はとれない。



今場所の時天空(9勝6敗)が技能賞をとれなかったら、技能力士はどんなに技能相撲を見せても技能賞はとれない。










羽黒蛇



記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月24日 | 相撲評論・現在の大相撲
稽古不足の見分け方(羽黒蛇)






読者からの質問に答えて。






(読者)まだ、本場所はおろか巡業すらも生で見に行ったことはないのですが、国技館、大阪、名古屋、福岡のそれぞれの会場には、観客がリプレイを見られるような大型モニター的なものがあるのでしょうか? たぶん無いのではないかと思うのですが、あったほうがいいと思われますか?

(羽黒蛇)場内に画面はありません。不要だと思います。以前は、物言いの一番のビデオ再生、技の解説にモニターを設置するのも一案だと考えていました。が、今はケイタイでNHKテレビ放送を見ることができるようになったので、見たい人は見る、見たくない人は見ない、という状態がよい。モニターがあると、見たくない人の目に入るのが難点です。

江戸時代は、再生画面などなかったので、江戸の情緒を相撲に求める意味でも、モニターはない方がよい。






(読者)テレビ観戦する中で、『この力士は稽古してないな』というのを見分ける方法がありますか?

(羽黒蛇)はたき・いなし・引きに簡単に落ちる(すり足が足りない)。少し相撲が長引くと息が上がりスタミナがない(ぶつかり稽古が足りない)。腰の構えが悪い(四股が足りない)。贅肉が多く、体がだぶだぶした感じ(基礎運動が足りない)。






羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月23日 | 相撲評論・現在の大相撲
江戸時代の相撲ファンのように相撲を楽しむ(羽黒蛇)










白鵬の優勝が13日目に決まった。多くの相撲ファンは残念に感じているだろう。



私は、そんなには、残念ではない。勝ち負けの結果より、一番一番の相撲を楽しむ派なので。なにより、優勝争いが早く決まるか、千秋楽までもつれるかは、ランダム(偶然)によるので、早く決まる場所も数多いのである。










地方場所の終盤戦はテレビで見るので、対戦する力士が何勝何敗かを画面で知ってしまう。



東京場所は国技館で見るので、あえて幕内・十両力士の成績を見ないで、相撲を楽しむ。



千秋楽が終わった後、今日は7勝7敗の力士は誰だったのかを知る。



事前に知ると、「ひょっとすると人情相撲で相手が負けるかもしれない」とハラハラしてしまい、相撲を楽しめないから。










相撲の優勝争いにしろ、野球のペナントレースにしろ、それがなくても、観客に「見に来てよかった」と思わせる内容を見せるのが、プロである。白鵬が強すぎて優勝争いがないことを嘆くのではなく、個々の力士がいい相撲を見せているかに注目すべき。

















江戸時代には優勝制度がなかった。



江戸時代の星取表を見て、優勝制度があったとしたら誰が優勝かを現代の私たちは楽しむことができる。



江戸時代の相撲好きは、優勝争いではないものの、相撲を見に行った日の一番一番、それと相撲取りを生で見るだけで楽しんでいたと想像する。










現代の相撲ファンとメディア報道は、あまりに勝ち負けと数字に片寄り過ぎている。優勝争い。勝ち越し負け越し。大関に昇進するには何勝。カド番。幕内下位と十両の入れ替え。こういう争いを全て捨象して、純粋に相撲内容を見たい。これはあくまで、私の望みであり、他の相撲ファンに提案するものではない。










羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月23日 | 相撲評論・現在の大相撲
四つ相撲、読者の質問にできる限り答えようとしました。(羽黒蛇)






(読者)もし、土俵の大きさが今よりも広くなったら四つ相撲が多くなりますか?

(羽黒蛇)多くなるでしょう。ただ、相撲が面白くなるかは、微妙、予想がつかない。全く面白くなくなる可能性もあります。土俵が広くなれば、逸ノ城と照ノ富士は有利です。






(読者)なぜ、40年前位は立ち合いで土俵に手をつかなくてもお咎めなしだったんですか?

(羽黒蛇)戦前は手をつく立合い。戦後だんだん手をつかなくなり、柏鵬時代あたりから全くつかなくなりました。もともと立ち合いとは文字通り、両者が「立って」「合わせて」相撲をとっていた名残り。手をつく立合いが正しい(美しい)とは、現代の相撲の形式美であり、柏鵬時代からの「立ち」「合い」の方が伝統的という解釈もあります。






(読者)押し相撲が多いのですが、上位陣は軒並み四つ相撲だと思います。それでも押し相撲を教えるのは何故でしょうか?

(羽黒蛇)白鵬以外の上位は、押し相撲。栃ノ心・旭天鵬のような完全な四つ相撲を100、大受・富士桜のような完全な押し相撲を0とすると、






四つ相撲100、押し相撲0で分類

白鵬 80

鶴竜 50(50は中間ですが、四つ相撲とは言えない)

日馬富士 50

稀勢の里 30

琴奨菊  60(押し相撲ではないが、回しをとる相撲ではない)

豪栄道  40(鶴竜・日馬富士より回しをとる相撲が少ない)

碧山  10

逸ノ城 100

高安  40

栃煌山 40

宝富士 100

栃ノ心 100

照ノ富士 100

㔟 80

遠藤 80

安美錦 30

豊ノ島 80(双差し得意だが、回しを取らずに寄る)

常幸龍 60(評価が難しい)

魁聖  80

千代大龍 20

隠岐の海 100

豊響  20






(読者)白鵬の稽古について。他の力士についてもよくわかってはいませんが、特別なことをしているのですか?ウェイトトレーニングはやらないのですか?怪我が少ない理由は何だと思われますか?

(羽黒蛇)怪我が少ないのは素質に加えて、稽古が上手だからと思います。






(読者)中村親方の大相撲解説についてどう思われますか?とても聞きやすいと思います。

(羽黒蛇)中村親方の解説好きです。分かりやすいだけでなく素人が気がつかない(知らない)ことを指摘してくれる。どすこいFMで昨日解説の三保ヶ関(栃栄)もセンスが近い。






(読者)豪栄道ですが、たまに見せる外掛け。相手よりも上背がある力士の技ではないか。

かける足の位置も高いのでかからないと思います。

(羽黒蛇)新入幕の佐田の海が突然外掛けを連発して新境地を開拓しました。背の高い力士がかけやすい技ですが、背が低くても攻めている時にくりだせば効果あり。






羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月22日 | 相撲評論・現在の大相撲
柏戸は、稀勢の里より、日馬富士(羽黒蛇)










相手に攻められながら、しのいで攻撃・守備・うまさの総合力で勝ち進む白鵬は、私が子供の頃テレビで見ていた大鵬のよう。










勝つときは一方的に攻めて勝つけど、ポカで星を落とす柏戸のような相撲が、今場所の日馬富士。常幸龍と碧山に逆転負けで二敗。



12日目の結び、立合い左に上手を取りに行き、一瞬の上手投げ逸ノ城を倒した日馬富士。柏戸にはあのような必殺技はなかった。










豪栄道が鶴竜に負けて、5勝7敗。



大関昇進基準が甘いから、弱い大関が誕生したと批判されそう。



逆である。



豪栄道をもっと早く大関に昇進させていれば、昨年3月12勝、7月12勝は、関脇ではなく、大関であげていて、12勝2回の強い大関と評価されていた。










大関昇進基準が厳しすぎるから、弱い大関が増えるのである。強い関脇は早く大関に昇進させ、全盛期を関脇ではなく、大関で迎えるように配慮が必要と考える。



強い大関は横綱に昇進するから、昇進できない大関は弱く見える。










豪栄道と栃煌山は同じくらいの強さ。



本ブログでは、昨年の5月場所の後、栃煌山を大関に昇進させるべきと主張した。三場所、11勝、9勝、10勝と合計30勝。



もし昇進していたら、7月途中休場でカド番、9月は下位なので対象外として、大関二場所目の11月は8勝7敗、大関三場所の1月は、6勝6敗(横綱大関との対戦は終了)










強さのレベルと、各場所の成績は、ランダム(偶然)であると、羽黒蛇は考える。



豪栄道は、12勝する場所もあるが、負け越す場所もある。平均して8勝から9勝の実力。仮に今場所負け越しても、大関に昇進したのは間違いではなかったし、弱い場所が偶然二場所続いただけ。体をこわして、実力が下がった可能性もある。










本日国技館で観戦したが、テレビ観戦の9日目のような熱戦は少なかった。



後半に入り、力士も疲れてきたのかも。










羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月19日 | 相撲評論・現在の大相撲
9日目相撲内容はよかった。(羽黒蛇)






9日目相撲内容はよかった。相撲ダイジェストは、国技館で見た時全取組、テレビ録画で見た時上位だけダビングして保存していますが、今日は全取組録画しようと。






読者からの質問に答えて:

(読者)北の湖も憎らしいほど強かったですよね?

(羽黒蛇)私は輪島より北の湖を応援していたので、ハラハラして見ていました。大鵬・貴乃花・白鵬に比べると攻めの相撲は威力がありました。






(読者)現在過去を通して、対戦させたい取り組みはありますか?

(羽黒蛇)突っ張りから右四つの千代の山、四つ相撲一筋の鏡里、怪力の羽黒山、私が生まれる前の横綱が現代に登場して現役力士と対戦するのを見てみたい。






(読者)押し相撲が多くなった原因は、何だと思われますか?

(羽黒蛇)立合いに手をつくようになって、押し相撲が有利になったから、が一番大きな原因。

師匠が弟子に、四つ相撲より、押し相撲を優先して教えるから。






以上

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月18日 | 相撲評論・現在の大相撲
天覧相撲に思う。(羽黒蛇)






後半戦10番。攻防のあった相撲は、栃煌山と高安。

二人とも四つ相撲か、押し相撲か、分類しようとすると押し相撲。

双差し得意の栃煌山、左四つ得意の高安だけど、回しをとって攻めるタイプではない。

栃煌山と高安の相撲は、どちらが得意の差し手となるかという攻防。回しをとりあっての攻防ではない。






回しを取り合っての攻防が期待できる力士を前頭7枚目までで、ランク付けすると、

栃ノ心、宝富士、旭天鵬、逸ノ城、照ノ富士、隠岐の海、白鵬、豊ノ島、遠藤、㔟

白鵬は四つ相撲だが、万能なので、四つ相撲相手には回しを取らずに勝つ相撲も多いので、ランクが低い。

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月18日 | 公益法人
天皇陛下が相撲を観戦されるのも、相撲協会が公益法人として認定されているから。

公益法人の資格を失いかねないパチンコ問題の小林顧問を解雇することが、今後も天覧相撲が継続する鍵となる。

右翼が、「相撲をパチンコに売った相撲協会に、天覧相撲の資格なし」と街頭演説を始める前に。

朝青龍一人横綱時代に、両国国技館の前で、右翼が街頭演説していたのを見かけた記憶あり。どのようなロジックで相撲協会を批判していたのか、思い出せない。






羽黒蛇

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月18日 | 相撲評論・現在の大相撲
どすこいFM、面白い解説は、どの親方でしょうか。白鵬は強いか。(羽黒蛇)






今日のどすこいFMは、元貴ノ浪の音羽山、元武蔵丸の武蔵川。この二人の本音トークはいつも面白い。

他には、元雅山の二子山、元栃ノ和歌の春日野。私にとって、この4人がベスト。






去年の貴ノ浪、「舛ノ山は立合い変化で勝った相撲で、息が切れていた。どれだけ(長い)相撲をとれば息が切れるのか。あの相撲を見て、息が切れている時も、本当に切れているのか疑う。」






去年の雅山「豊ノ島は稽古をしていない。」

栃ノ和歌は、三賞について、痛烈な批判をしていた。これは別途ゆっくり書きます。






今日の二人の発言をメモしながらツイッターで発信しながら観戦しました。

白鵬は強くないという武蔵丸発言が誤解されないように、「武蔵川親方の発言の趣旨は、」と解説する貴ノ浪。






大鵬の対戦相手は強かったけど、白鵬の対戦相手は弱い、という説には反対。

昨日も書いたが、大鵬時代の横綱大関は大鵬に大敗しており(柏戸が互角、北葉山が善戦)、白鵬は横綱大関によく負ける(負ける頻度が大鵬より高い)から。






相手に相撲をとらさない上手さには同感。大鵬は下位力士に先手を取られて負けることが(少なかったけど、白鵬よりは頻度が高いという意味で)多かった。






羽黒蛇
---
どすこいFMより(羽黒蛇)

どすこいFM貴ノ浪

現役時代稽古すると、体重8キロ減った。

蒼国来、昭和の香りがする力士。相撲ぶりが。

どすこいFM武蔵丸

豪風、安美錦、旭天鵬、現役で相撲とっているのは、レベルが低いから。若い力士が強くなってベテランを辞めさせないと。

どすこいFM武蔵丸

琴勇輝、声を出すのは

好きになれない。

待ったで、正面におじぎをしたのに対して、

おじぎする必要ない。


どすこいFM貴ノ浪

荒鷲、昭和のお相撲さん、第二弾。

どすこいFM貴ノ浪

正直言って、顔と名前が一致しない関取もいる。力士のこと知らないから、ほにゃららトークはできない。

どすこいFM貴ノ浪
I love 武蔵丸だから、どうやって倒すか、毎場所楽しみでした。
押し相撲のころは苦手。武蔵丸右四つに相撲を変えつつある時、貴ノ浪が六連勝。
武蔵丸が右四つ相撲完成させたら、勝てなくなった。

今日鶴竜が碧山に負けても、天皇皇后両陛下の前で、座布団は投げないで欲しい。羽黒蛇、皇室の前でできない恥ずかしいことは、皇室が見ていなくても。羽黒蛇

どすこいFM武蔵丸

レジェンドとか、モンスターとか、力士に使う言葉として不適切。

小錦は黒船、曙は麒麟。

補足、レジェンド旭天鵬、モンスター逸ノ城、麒麟は武蔵丸が曙を表したもの。

どすこいFM武蔵丸

理事長から、横綱と、照ノ富士に、張りざしはみっともないから駄目、と言っている。

どすこいFM武蔵丸

白鵬強くない。相手を研究している。相手が白鵬を研究している以上に。だから相手は白鵬に勝てない。

貴ノ浪

白鵬は自分の立ち合い。相手が力を出す前に勝つ。それに勝つには工夫が必要。

どすこいFM貴ノ浪

白鵬は今場所調子が悪い。

どすこいFM武蔵丸

白鵬が張り手するのは自信がないから。

おまけ、武蔵丸が智ノ花を、山猿と呼んでいる。

以上

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015年01月17日 | 相撲評論・現在の大相撲
関脇以下と横綱大関の実力が近づいてきた(羽黒蛇)






豪栄道と琴奨菊がカド番で苦戦。

日馬富士が怪我をしている格下の常幸龍に7日目黒星。

白鵬は攻めと対応力で勝ち進むが、㔟と高安戦で負ける可能性があった。

いずれも、関脇以下の力が、横綱大関に近づいてきたから。

栃煌山はもともと大関の力あり。

逸ノ城と照ノ富士は新しい実力者。

遠藤は、調子が良ければ、上位を倒す力をつけてきた。

大物食いの大砂嵐が怪我もあり、上位で対戦できない番付。











読者の質問に答えます。

(読者)過去現在を通しての最強の力士と、お好きな力士を教えてください!

(羽黒蛇)最強の力士は、主観的印象では大鵬、客観的には白鵬。大鵬は子供の頃見ていて、立合い当たるだけで、すくい投げか、叩き込みで相手を仕留めていた印象。分析すると、

大鵬は横綱・大関に強く、関脇以下の取りこぼしが多かった。

白鵬は横綱・大関・強い関脇に負けることが多いけど、関脇以下の取りこぼしは少ない。

白鵬が強い相手に負けるとは、優勝争いをしている相手に負けるということ。これをもって、大鵬は優勝争いに強く、白鵬は勝負弱いととなえる人もいます。

(羽黒蛇)好きだった力士は、柏戸、青ノ里、開隆山、子供の頃の日記に書いてありました。






(読者)ここしばらく日本人には、ハングリー精神が足りないから大関止まりなのでしょうか。

(羽黒蛇)ハングリー精神は相撲の強弱に影響することは認めますが、過大評価されていると思います。お金持ちの息子でも相撲の強い力士はいます。モンゴル出身力士が強いのは、単純に運動神経がよいからだと思います。もちろん、運動神経がよくて、精進したから強いのですが、日本人力士がモンゴル力士に負けているのは、精進の差より、運動神経の差と感じます。






羽黒蛇