羽黒蛇、大相撲について語るブログ

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2010年05月20日 | 相撲の美、所作
2010年5月場所13日目 観戦メモ 史上最醜力士を選ぶと誰か (羽黒蛇)





有給休暇をとって、11:07国技館に到着。当日券の列に並ぶ。11;16に入り、序二段の5番目から観戦。

13日目から千秋楽は、番数が少ないので、朝早く入らなくても、序ノ口・序二段を見ることができる。

割りを見て、元十両の北勝国が、序ノ口でとったことを知る。あと、15分早く着けば見ることができた。数場所続けて全休の北勝国が一番だけとるのは、序ノ口に残るため。今場所も全休だと前相撲に落ちる。





三段目で、頭に包帯を巻いた力士が登場。長い間相撲を見ているが、こんなことは記憶にない。 駿馬 という力士。昭和56年生まれ(29才)間垣部屋。





序二段・三段目に、歳を取っていて、大柄だけが取り柄のように見えて、将来幕下に上がる可能性が全くと言ってない力士が、かなりの数いる。(数字は体重)

仁王山  高田川   昭和54年生まれ 198

大子錦  高砂    昭和52生まれ  188

大瀬海  阿武松   昭和52年生まれ 178

旭光   大島    昭和51年生まれ 208





13日目なので、3分の1の力士しか見ることができないのだが、こんなにたくさんいる。今日出場しなかった力士で、すぐ思いだせるのは、郡山・魁ノ若・丹野。

相撲界は、体の大きくて運動神経のない若者を入門させないことにしたらどうか。

体が小さくても、身体能力に優れた者に入門を許可するのと同じ発想で、

体が大きくても、身体能力に優れていない者の入門を許可しない。





一方、歳を取っていて、大柄ではないけれど、将来幕下に上がれる可能性がない力士は、これよりたくさんいる。例えば今日見た力士では、

峰桜   峰崎    昭和47年生まれ 117

増竜   三保ケ関  昭和51年生まれ 132

星東   玉ノ井   昭和51年生まれ 104

若い力士なら、稽古を重ねながら、体が大きくなり、強くなることも期待できる。しかし25を過ぎたらそうはならない。体重だけでは相撲がとれないが、三段目以下で、歳をとっている力士が、相撲界に残る意義はないのではないか。

むしろ、相撲の指導・普及に、投入すべき人材なのではないかと考える。(体の小さい元力士なら、指導方法を身につければできる。)





さて、体重が取り柄の力士を、否定的に見ていたところ、三段目と幕下で、

拓錦  181キロ

前田  213キロ

が全勝対決に勝って、優勝を決める。

山形県鶴岡市出身・前田の相撲は、過去10番以上見たことがあるが、今日の一番だけ出足がよかった。





幕下以下の相撲を見ていると、体重が取り柄の力士は、

幕下・三段目上位では、学生相撲出身が多く、

三段目下位・序二段では、学生相撲出身がほとんどいない。





さて、表題に書いた、 史上最醜力士を選ぶと誰か。

最も、醜い力士。 顔ではなく、体型の話である。

これまではこういう発想で相撲を見ていなかったが、幕下西11枚目の 深尾 を見ていると、この力士より醜い力士が過去にいただろうか、と思ってしまう。





まず、入門の時の写真をリンクする。

http://www.nikkansports.com/sports/sumo/f-sp-tp3-20080108-304683.html 

入門時の体重が、198キロ。 現在の体重が、175キロ。

稽古で、体重が減って、体が絞られたのは、結構なことであるが、深尾の体の皮膚は垂れ下がってしまっている。





幕下に上がってからの映像をリンクする。

http://www.youtube.com/watch?v=At2lo_LuZCA 





相撲は醜くても強ければ番付は上がっていく。

深尾の今場所は4勝3敗で、関取も近づいてきた。





一方、大相撲は、お客さんに、美しい力士を見て頂いて、切符を買っていただく興行でもある。差別の許されない現代ではあり得ないことなのだが、江戸時代であれば、強くても、土俵に立てない(出場を許してもらえない)などということが、ひょっとしたらあったのではないか と想像させてくれる力士である。





補足:美醜に関する主観による記述である。関係者・ファンの方の気分を害した場合はお許し願いたい。





羽黒蛇

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2010年05月05日 | 相撲の美、所作
白鵬の金色まわし






5月3日のスポーツ新聞によると、夏場所、白鵬は、まわしを金色に変更。

今場所優勝すると、輪島の14回に並ぶので、輪島のまわしの色に合わせようという意図であると。






4月26日のスポーツ新聞には、

http://www.daily.co.jp/general/2010/04/27/0002918421.shtml 

「優勝して14回に並んだら、金色まわしにしようか」と書いてあるが、早まったようだ。






伝統主義者は、「金色のまわしなど、品がない」と嘆き、

経済至上主義者は、「観客を増やすために、少しでも話題を提供して、盛り上げるべき」と肯定。

白鵬ファンは、「朝青龍も金色まわしをつけたことがあり、真似するのは、いただけない。」と嘆き、

伝統主義者は、「朝青龍は金色まわしをつけたが、すぐやめたので、それはよかった。」との感想をのべる。






私は、相撲の伝統を継続するか、変革が必要かは、全て、ファンのためにどちらがよいかという視点で判断すればよいと考える。






ガッツポーズが相撲界に広まれば、相撲を見たいと思う人は減るだろう。だから、ガッツポーズには反対。

四本柱を取り払ったことにより、相撲を見たいと思う人は増えた。だから、四本柱撤去には賛成。

金色まわりは、明確に、白黒がつけられない。カラフルなまわしを好む人もいるだろうし、嫌う人もいる。輪島、高見山はカラフルなまわしを使っていたのだから、初めての出来事で、伝統の破壊とまでは言えない。しかし、迷った時は、とりあえず、伝統を優先させておく方がよいと、私は考える。 従って、白鵬の金色まわしには、反対。






5月5日に国技館に行って、前売りを買った。

初日の5日前で、千秋楽のみ売り切れ。私は、初日、8日目、14日目を見に行く。

朝青龍引退前と、売れ行き状況は同じくらいだと感じた。






羽黒蛇
5月5日記
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白鵬 金色のまわし (羽黒蛇)

14日目の土俵。国技館で観戦。

昨日優勝を決めて、輪島の14回に並んだ白鵬は、金色のまわしで登場。

金色というより、黄色に近いという印象でした。

羽黒蛇
5月23日記