羽黒蛇、大相撲について語るブログ

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2014年11月26日 | 相撲評論・現在の大相撲
雷電は谷風の記録に到達しても泣かなかった(羽黒蛇)






白鵬が大鵬の32回の優勝回数に並んで、感激の表情を見せていた。

現代のスポーツにおいて、記録は重要な要素である。大鵬の優勝回数が32回と知っているから、白鵬自身も、相撲ファンも一つの節目として、緊張もするし、感慨を深めることができる。






しかし、力士が、よい相撲をファンに見せるという本質を考えると、優勝回数が初めてであれ、32回であれ、33回であれ、100回であれ、

何回優勝したかとかかわらずに、(何回優勝したかを超越して)、よい相撲をファンに見せることができたか否かで、力士は評価されるべきである。






江戸時代は記録が議論・報道されることはなかっただろうから、大関雷電が、横綱谷風の記録に追いついても、認識することも、感動することもなかっただろう。

タイ・カッブが4000本安打を打った翌日の新聞で報道されなかったのは、20世紀に入ってからの逸話。






よい相撲を見せることができたなら、優勝回数が少なくとも、32回に届くことがなくとも、素晴らしい力士・横綱であるし、

よい相撲を見せることができなかったら、33回を超えてもつまらない。






個人的な感想としては、32回の優勝に到達した白鵬がインタビューで、

「いまだ双葉山の足元にも及びません。優勝回数を増やすことより、後の先の相撲を一番でも多くとることが私の目標です。」と答えてくれた方が、奥が深くてよかったと思う。






白鵬はもう一度優勝して33回と大鵬を超えた後、何を目標にするのであろうか。

優勝回数にこだわらず、32回で、33回でも、それ以上でも、全く左右されず、自分の理想の相撲を目指し続けるのであれば、33回を超える優勝回数は、単なる結果であり、本質は、どういう相撲をとるかという、内容となる。






白鵬32回の優勝の直後に、ある相撲ファンから、「白鵬・日馬富士・鶴竜の横綱3人が、優勝をたらいまわしにするとすれば、見た目は華やかな優勝争いになるが、内容は落ちる。そんなことが起こるくらいなら、白鵬が毎場所独走で、13日目に優勝が決まる方がよい。」との指摘を受けた。






若乃花勝治横綱昇進後、栃若両横綱が交互に優勝したのも、たらいまわしを疑えるし、

千代の富士と北勝海が優勝を繰り返し、北勝海が8回も優勝したのも、8回優勝するほど強い横綱だったのか(8回も優勝したのだから強い横綱だったのだろう)という印象。






大鵬は白鵬に、「いい加減なことをするな」とアドバイスしたそうであるが、優勝をたらいまわしにするな、という遺言あると、私は理解している。大鵬は非情と言われたが、いい加減な相撲をとらずに、常に優勝を目指していたことは評価できる。

例外は7勝7敗の横綱栃ノ海と対戦して負けた一番と、勝てば平幕藤ノ川と優勝決定戦の千秋楽に負けた一番だけ。(新大関清国が藤ノ川に勝って優勝)






羽黒蛇

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2014年11月24日 | 三賞(殊勲賞、敢闘賞、技能賞)
今場所も美しくなかった三賞(羽黒蛇)










三賞選考委員会の結果は、



殊勲賞:高安



敢闘賞:栃ノ心・旭天鵬(千秋楽勝って10勝になれば)



技能賞:該当者なし



一見妥当な選考に見えるが、美しくない。そして一つの賞に一人という伝統に違反。










私なら、



殊勲賞:高安



敢闘賞:旭天鵬



技能賞:栃ノ心



旭天鵬9勝の敢闘賞でもよいと考えるが、千秋楽勝って10勝を敢闘賞の条件とするなら、



殊勲賞:高安



敢闘賞:栃ノ心



技能賞:栃煌山、宝富士、常幸龍、遠藤、妙義龍、蒼国来のいずれか。










技能賞は、押し相撲、スピード相撲、双差し等の四つの上手さ、出し投げ・吊り等の技能を発揮する力士が受賞する傾向があるが、普通に四つ相撲の技能を発揮する力士に与えられることが少ない。が、今場所の栃ノ心が右四つの型という技能を発揮した場合は、評価すべきである。



技能賞の該当者なしが始まったのは、私が小学生の頃だとの記憶があるが、「技能賞なしなら、何故長谷川を受賞させないのか」と子供ながらに、不満を抱いた記憶がある。長谷川は、双差し・吊り・足技はたまに見せるが、それらの技が目立つことのない、典型的な普通の四つ相撲であったが、その技能は高かった。



長谷川のような普通の四つ相撲は、栃ノ心と宝富士。



碧山・逸ノ城の両関脇は、技能より体力で圧倒するタイプ。常幸龍は体力はあるが、技能もある。いろいろな技を繰り出し、7日目のちょんがけは見事だった。体力がある力士を、自動的に技能賞の対象からはずしてはならない。偏見(曇った目)ではなく、相撲内容を見る必要がある。










相撲内容はよいのに、技能賞がないとは、相撲協会の怠慢。



賞に価する力士がいないとは、恥ずかしい。



三賞選考委員会のルールを、勝ち越し力士に該当者がいない場合は、負け越し力士から選ぶ、幕内力士にいない場合は、十両力士から選ぶと変更した方がよい。










羽黒蛇

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2014年11月23日 | 情実相撲・八百長・防止案など羽黒蛇意見
八百長を疑われないような取組編成が必要(羽黒蛇)



7勝7敗の力士が千秋楽に勝ち越すと、八百長を疑われる。疑われないようにするには、7勝7敗同士を対戦させるしかない。



13日目までに勝ち越している力士が、7勝6敗または6勝7敗の力士と対戦して負けると、八百長を疑われる。7勝6敗または6勝7敗の力士同士を対戦させるしかない。



今場所の14日目な、疑われても仕方のない相撲があった。

7勝6敗の旭秀鵬が8勝5敗の千代大龍に勝つ。寄り切り。5.8秒。

横綱大関と対戦する地位に上がったことのない「幕下下位」の旭秀鵬と、横綱大関を倒したことがある「幕内上位」経験者の千代大龍。実力は千代大龍がはるかに上。番狂わせである。

四つ相撲の旭秀鵬と、押し相撲の千代大龍。立合いから一気に千代大龍が押し出すだろうとテレビ画面を見ていたら、立合いで四つに組んだ。

テレビの解説は師匠の九重親方。「旭秀鵬に負けるようではダメだ。」とでも言うかと期待したが、立合いのまずさを指摘しただけ。

私は、千代大龍が、八百長をして、勝ちを譲ったと思ったわけではない。プロ同士の相撲なので、千代大龍がたまたま調子が悪かったのかもしれないから。

しかし、私のような素人が見て、いかにもこの相撲は怪しい、と思われるような相撲は避けた方がよい。避けるためには、8勝5敗と7勝6敗を対戦させないことだ。



6勝7敗の松鳳山が、9勝4敗の蒼国来に勝つ。

「幕内中位」押相撲の松鳳山と、「幕内下位」四つ相撲の蒼国来。

左四つで松鳳山が寄り切る。5.8秒。

テレビ解説では松鳳山得意の左四つになり、右四つの蒼国来は力を出せなかったと。

実力では松鳳山が上なので、怪しい相撲とは感じなかったが、蒼国来が右四つを狙わなかった、抵抗しなかったとのは、怪しいと疑われる可能性はある。八百長を疑われることを避けるには、6勝7敗と9勝4敗を対戦させないことだ。



7勝6敗の荒鷲が8勝5敗の千代丸に勝つ。寄り切り。3.3秒。「幕下下位」同士の対戦。四つ相撲対押し相撲。

以上の三番とは逆に、8勝5敗の旭天鵬が7勝6敗の玉鷲に勝つ。勝つと疑われないが、負けると八百長を疑われる相撲を取らせることが、力士には酷な気がする。

8勝1敗から4連敗した旭天鵬は、全てを疑いの目で見ると、勝ち越したので今場所負けて来場所星を返してもらうのか、と疑われる。疑われないようにするには、勝つしかない。私は特別に旭天鵬を応援している訳ではないが、旭天鵬が14日目に勝って、相撲ファンとして安心した。



羽黒蛇

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2014年11月18日 | 美しい立合い・立合い変化
立合い変化した力士が大敗した珍しい一番(羽黒蛇)






WW:立合い変化が一発で決まり勝利。WIN(勝ち)X2

W :立合い変化で勝負は決まらなかったが、変化した力士が勝った。

L :立合いで勝負は決まらず、変化した力士が負けた。

LL:立合い変化した方が、一気に負けた。LOSE(負け)X2






正確な記録をとっているわけではないが、最近の大相撲を見ている印象として、

WW:5割

W :2割 

L :2割

LL:1割 立合い変化の力士が一方的に負けるのは10回に1回くらいという印象






変化した力士が勝つ確率約7割という印象。WW4割、W3割かもしれない。

立合い変化は弱気で消極的な相撲ではなく、相手の機先を制する積極的な戦法。






珍しい十分の一の相撲が、栃煌山が逸ノ城を寄り切った相撲。

いくつかの伏線があった。逸ノ城、先場所立合い変化を連発。待ったの後で変化するのが逸ノ城のパターン。栃煌山は、立合い変化を事前に察知することができた。

逸ノ城が数場所立合い変化を封印した後で、変化したのであれば、勝つことができたであろう。






幕下以下で頻繁に立合い変化する力士がいる。現役なら、水口(元祥鳳)、北皇。元直江(のちに十両に昇進して皇風)。

水口は今日10日目に立合い変化して、WW。負けたのは古馬。何故、古馬は相手を見て立たない。疑問である。親方はどんな指導をしているのか。「負けてもよいから立合い当たれ」なのか、「相手は変化するから自分の相撲を変えて見ていけ」なのか。今日の一番を見る限り前者のようだ。



先場所の北皇は、正確に数えていないが、7番のほとんどが立合い変化。さすがに対戦相手は警戒して、北皇のWWとはならなかった。



昔から相撲をとっている力士経験者、相撲観戦者は、

「立合い変化すると、負ける可能性が高い、危険な作戦である」という思い込みがあるから、栃煌山の勝ちが快挙であることを理解していない。



9日目のNHKBS幕下の解説は、元朝乃若の若松親方の発言。「場所前の稽古で、変化で負けたところ、『朝乃若は変化に弱い』という噂が相撲界をかけめぐったので、次の場所、対戦相手が5人も変化してきた。そしてその五番とも勝った」

朝乃若の新十両は平成5年1月、新入幕が平成6年3月。20年前は、まだ立合い変化が有利な作戦ではなかったのかもしれない。








九州場所は、東京場所と客席の雰囲気が違う。周りのお客さんに話かけられる回数が多い。

三段目で、先場所から受磐から改名した盤石が登場。後ろのお客さんから、「今、盤石と言いましたよね。太鼓腹でうっちゃり得意の盤石。」

蛇「失礼ですが、何年生まれですか。」

男性「昭和9年です。」

蛇「双葉山時代の盤石の相撲をご覧になっているのですか」

男性「生では見ていません。ラジオと雑誌で見ています。野球界とか」

盤石は朝日山部屋のしこ名。






羽黒蛇

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2014年11月17日 | 小林慶彦相撲協会顧問
相撲協会、親方定年延長が決定。北の湖理事長・小林顧問問題は未解決(羽黒蛇)







定年延長の内容は、心配した結果にならずに安心したが、納得はできない。



心配したのは、北の湖理事長が70才まで続き、小林顧問の権力が5年も延長されること。



65才以降は役員にも、部屋持ち親方にもなれないのだから、理事長を続けることはできない。



しかし、北の湖が65才で、山響親方の後任の評議員になると、制度上は理事長より大きな権力を握ることになり、安心はできない。



パチンコに肖像権を売った、小林顧問は、公益法人として不適格であり解雇となるべき。管理責任者として北の湖理事長は辞任すべき。







納得できないのは、必要もないのに、親方の定年を延長すること。延長された親方の給料を払うのは、間接的には国民である。公益法人として納税免除の原資をあてるのだから。







私が、70才に定年を延長してもよいと例外的に評価する親方は、元大飛の大山親方。所作を含め相撲の伝統を継承するために有為の人材だ。しかし、これも、定年延長ではなく、顧問としての再雇用で、現在の制度で運用可能である(大山親方を大飛として協会に残すことができる)







羽黒蛇







ネット記事の中で、内容に賛同でき、ポイントをよくまとめているhttp://www.plus-blog.sportsnavi.com/gon3104/article/18 を引用します。



2014年11月17日




なぜ親方衆の停年を延長するのか?



日本相撲協会は16日、福岡国際センターで理事会を開き、65歳で定年退職を迎えた親方を最長70歳まで再雇用する業務委託契約の導入を決めた。再雇用は希望者が対象。年寄名跡を持ったまま「参与」として業務に就き、部屋の師匠や協会の役員にはなれない。給与は65歳定年前の7割となる見込みで、職務は理事長が決める。再雇用検討委員会の委員長を務めた宗像紀夫外部理事は「能力がある人に経験を生かしてもらい、適任な職を与えることになる」と述べた。相撲協会では社会的にも雇用延長が求められているとして、協議を重ねていた。力士、年寄の給与を14年連続で据え置くことも決まった。  出典:http://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-141116F421.html



 現在の親方停年は65歳であり、年寄名跡を取得していれば、よほどの不祥事がなければ死亡あるいは退職しない限り、年金支給開始となる時期まで雇用されている。それをさらに70歳まで雇用を延長するという意味が全く理解できない。それでなくても、現在の親方衆が本当に全員仕事をしているのか、という点にかなり疑問が残る。審判部、巡業部、地方場所部などに所属している親方であれば、それなりに仕事をしているだろうと思われるし、テレビで場内警備などをしている親方もよく目につく。ただし、停年近い親方衆には、指導普及部、あるいは生活指導部などの部署でよくわからない仕事をしているものもいるし、元横綱二代目若乃花の前間垣親方のように、車いすで執務にあたっているような親方もいるのではないか。実際本当に仕事をしているのかどうかもよく分からない親方を、5年も、しかも年寄名跡付で再雇用する意義がどこにあるのだろうか。さらに、給与も定年前の7割程度となっているが、実際親方の大半を占める「委員」の役職であれば、部屋持ちでない親方でも、1500万円以上の年収となっている。つまり、65歳を超えた後も、1000万円を超える年収が得られることになる。こんなおいしい仕事を断って再雇用を望まない親方などいるのだろうか。  それに、「能力がある人には経験を生かして・・・」とのコメントもあるが、そもそも日本相撲協会の人事システムに能力を測るシステムが備わっているとは思えない。年寄名跡さえ取得していれば、大半の親方が数年で「委員」という役職に昇進できる上に、能力給のようなものはほとんど存在しないからだ。  また、5年も停年が延長されることで、今後年寄名跡の不足も懸念されるだろう。今後5年間で12人の親方が停年となる予定だが、それがそっくりそのまま年寄名跡を保有したまま5年間再雇用されれば、現役力士が引退しようにも年寄名跡が空いていないという事態が容易に想像がつく。加えて、過去と異なり、現在は年寄名跡の貸借は禁止されているので、年寄名跡を取得していないと、親方として相撲協会に残ることができないことになる。  そもそもそこまで考えて停年の延長を決定したのだろうか。現役力士や未だ年寄名跡を賃借している親方への配慮などは感じられず、古参親方の既得権益へのしがみつきのようなものが見え隠れする。この停年延長には大きな疑問点ばかりが浮かび上がる。それでなくても、14年も連続で力士たちの定期昇給はないのだから。

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2014年11月13日 | 観戦記
日馬富士、必殺技(羽黒蛇)






二連敗の日馬富士、立合い左に上手を取りに行き、必殺の上手投げ。㔟は、一瞬で後ろ向きになり、何もできず。

テレビ観戦ではつまらない相撲だろうが、本場所で、決まるところを見ると、若乃花勝治の呼び戻しを見たような(見たことないが、見たとしたら感じたであろう)満足感。これぞ、必殺技。











本日のスポニチで、四日目の相撲に、貴乃花親方「日馬富士六連勝中の栃煌山にまさかの敗戦」

羽黒蛇は昨日の一番、不調の日馬富士、三連敗とはいえ相撲内容のよい栃煌山は互角と、仕切りを見ながら考えていた。

三日目白鵬を土俵際まで押し込んだ栃煌山。同じ立合いなら日馬富士は負けると。






5月場所の後、三場所30勝の栃煌山を大関に昇進させるべきと主張した。7月場所途中休場から上位にもどってきた栃煌山は大関級の実力者。力士としてのピークがこれから来るなら大関昇進の可能性あり。

私が、28勝で大関昇進を主張するのは、昇進基準が厳しすぎて、力士としてのピークが関脇では、力士にとっても、興行としても、具合が悪いから。昇進を甘くして、陥落条件を厳しくすると、弱い大関を減らすことができる。






例えば、琴奨菊は、5月場所の5勝10敗で陥落、7月場所の12勝3敗で再昇進が妥当だった。

1月-5月場所、30勝の栃煌山が関脇で、22勝の琴奨菊が大関とは、実力と地位がアンバランス。






現代の相撲は、四つより押しなので、ばたっと落ちて決まる相撲が多い。

逸ノ城の前に、豪風が落ち、

栃ノ心の前に、松鳳山が落ちた。

勝った力士がはたいたり引いたりしたのではなく、負けた力士が落ちた。

私の周りの九州のお客さん、立合い合わなかったり、変化したりした力士に、非難の声を上げていた。落ちる相撲には失望のためいき。






歓声が上がったのは、十両若の里の豪快な下手投げ(玉飛鳥)

常幸龍と遠藤の四つの攻防。どちらも回しを引き付ける有利な四つになれず、相手の有利な体勢を避けようとする。遠藤が技を出す前に体力負けという印象。

豊ノ島は攻めるが照ノ富士重い腰で残す。攻め急ぐと下手投げで逆転されるから、そこで腰を落とす。照ノ富士は防戦だけでなく攻める場面も。最後は下手出し投げで豊ノ島。






幕下残り5番目に、照強と千代翔馬。早い動きの相撲で、千代翔馬が内掛けで勝つ。入幕したら技能賞候補。

幕下東10枚目の石浦。4日目は立合いから出足で勝ち、5日目は大柄な宝龍山を、下手出し投げにしとめる。入幕したら技能賞候補。

琴恵光は、立合い左に変わり気味で動き、輝をかく乱するも、体力負け。1勝4敗とまだ十両で勝ち越す実力はないようだ。






井筒審判長、幕下最後の一番の協議結果発表で、チョンボ。行司差し違えで若乃島の勝ち、というべきところ、行司差し違えで希善龍の勝ちと言う。私は、軍配通り希善龍の勝ちと言うべきところを間違えたのかと、最初は思ったが、向う上面の審判が、「西、西」と審判長に合図を送っていた。






藤島親方、五日目、三段目の審判は赤房下時計係。東の花道から席に着く際に、土俵に塩をまく。この行動は先場所も見た。伝統的な所作を復活させたのか、気になります。

幕下東三枚目阿武咲(おおのしょう)の立合いの手。右手で仕切り線の左端。左手でタイミングをとり、立つ。右手がクロスしているように見える。






羽黒蛇@博多

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2014年11月10日 | 情実相撲・八百長・防止案など羽黒蛇意見
休場で地位を下げないことが八百長防止(羽黒蛇)






栃ノ心の怪我による休場を例に、現行制度と、私の提案を比較してみる。

実際の地位実際の成績実際の給料羽黒蛇案地位羽黒蛇案給料
2025年7月前頭113-3-9幕内     前頭11幕内
2025年9月十両1全休十両     前頭11十両
2025年11月十両14全休十両     前頭11十両
2026年1月幕下15全休なし     前頭11なし
2026年3月幕下557勝なし     前頭11幕内
2026年5月幕下67勝なし
2026年7月十両1213勝2敗十両
2026年9月十両515勝十両
2026年11月前頭8幕内

 


 


4場所休場した栃ノ心は、羽黒蛇案では、休場明けの26年3月が幕下ではなく幕内。栃ノ心のように、4場所連続優勝で幕内に復帰する例は非常に少ない。

羽黒蛇案の、地位と給料が出場と同時に元に戻る、と比べると、

現行制度は、元の地位と給料に戻るのに、最低でも休場と同じ場所数優勝を重ねないと復帰できず、病気・怪我に対するペナルティとしては大きすぎる。






ペナルティが大きすぎると、八百長を誘発する。






栃ノ心は出場できない大怪我だったが、架空の議論として、

前頭11枚目の力士が3勝2敗で怪我をしたとする。

本来は休場すべきだが、地位を下げたくなかったので、出場したとする。

ガチンコでは、3勝12敗となる重傷だったとする。

私だったら、八百長の誘惑に負ける。

前頭11枚目なら6勝9敗で、幕内の残れる。3番買おう。

この3番を来場所返すとすると、0勝3敗で、12日間、8勝4敗はら勝ち越しで幕に残れる。






私のように平気で悪魔に魂を売る人間が相撲界にいると、現行制度は八百長の誘惑に負ける力士が出てくる。

仮にそんなことが全くないとしても、怪我をしているのに勝つのは星を買っているのではないか、とファンに疑われる。






八百長問題は、本当に八百長があるか否かよりも、ファンに八百長があるのではないかと疑われるような制度をなくすことが大事なのである。

休場しても地位を下げる現制度が、八百長の疑いを増やし、

休場しても地位を下げない制度が、八百長の疑いを減らす。






蛇足だが、前頭4枚目以上にのみ幕内優勝の資格、5枚目以下にはたとえ全勝でも優勝と認めない制度も、八百長の疑いを減らすためには必要。

私のように平気で悪魔に魂を売る人間が相撲界にいると、大関の実力があれば、上位で八百長して負け越し、下位で優勝をめざす。






羽黒蛇

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2014年11月09日 | 相撲協会への提案
提案:休場しても番付を下げない(羽黒蛇)










豊真将が初日から休場。十両9枚目なので来場所は幕下。



舛ノ山の先場所、初日から6日休場、7日目から1勝3敗、11日目から休場。十両西7枚目から、幕下西5枚目に陥落。



栃ノ心が、平成25年7月西前頭11枚目で途中休場。4場所休場して、幕下優勝2回、十両優勝2回と連続4場所優勝して、今場所幕内に復帰。










力士に怪我はつきものである。



以前は公傷制度があったが、休場しても地位が下がらないのは一場所だけだった。










相撲ファンの立場から考えると、怪我をして相撲が十分にとれない力士は休場して欲しい。無理に相撲をとって、怪我がひどくなったり、再起不能になるのは、いい相撲を減らす。



怪我をかばいながらの相撲では、客が満足するいい相撲をとるこができない。



体調万全には回復しなくても、怪我が相撲に影響していないと、素人の相撲ファンに思わせるレベルに回復してから、土俵に上がって欲しい。










怪我をしている力士が無理をしてでも出場するのは、休場すると番付が下がるからである。



いっそのこと、休場力士の、番付を下げないルールにすればよい。



地位を下げないが、給料は下げる。










公傷制度との違いは、



公傷であってもなくても地位を下げない



一場所だけではなく、何場所休んでも地位を下げない。










私の提案の良い点は、怪我をした力士、病気の力士が、治るまで十分な治療を受けられること。



弱点は、大相撲の伝統に反すること。休むほどの怪我でなくても休む「さぼり」の力士が出るおそれがあること。










一つ目の弱点との引き換えに、八百長を疑われる相撲を減らすことができる。



二つ目に弱点は、給料を下げるのだから問題がない。「さぼり」で休場すれば、地位は下がらないが、収入は減る。










羽黒蛇

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2014年11月08日 | 書籍、映画、展示会、美術等相撲作品の感想
Amazonに投稿、相撲の本の感想(羽黒蛇)






相撲錦絵 [Kindle版]

歌川広重 (著), 歌川豊国 (著), LOGDESIGN publishing (編集)






購入してよかった価値あるkindle本。

365円と安い。

Kindleの画像は、書籍よりも鮮明。

江戸時代の力士に関心はあるが、知識が少ないので、とても勉強になる。

是非、シリーズ化して欲しい。






http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00NMO259K/ref=cm_cr_ryp_prd_ttl_sol_0