羽黒蛇、大相撲について語るブログ

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2013年11月24日 | 相撲評論・現在の大相撲
日馬富士の優勝回数6回(羽黒蛇)






立合い変化した時の日馬富士は強い。見ていて負ける気がしない。

立合い真っ向勝負にいった時の日馬富士は、横綱として強いとは感じない。大関だったら強い立合い。

日馬富士が立合い真っ向勝負を続けて、初場所や今場所(九州場所)のように強さを発揮できるのは、後何場所あるのだろうか。






大関での優勝4回(昇進直前場所連続全勝)、横綱になって2場所の優勝は、立派な成績である。

琴桜と三重ノ海は上回った。

北勝海に近づいた。北勝海優勝8回。日馬富士優勝6回(うち全勝3回)

優勝回数だけではなく、優勝しない時の成績で、北勝海が上。

柏戸(優勝5回)、佐田の山(優勝6回)には、まだまだ遠く及ばない。

名前を出した横綱では、

柏戸・佐田の山・北勝海・日馬富士・三重ノ海・琴桜という順番という印象。





今年一年は、白鵬と日馬富士は、去年と実力の変化なし。稀勢の里は強くなった。

来年は、日馬富士の力が衰えて、白鵬も万全でない。

稀勢の里が実力2位になることは自然。

白鵬ですら、急激に衰えるか、休場となる可能性もあるので、その時は稀勢の里が実力1位になる。

実力1位でも、簡単には優勝できないし、横綱になれるとは限らない。


羽黒蛇



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2013年11月24日 | 美しい立合い・立合い変化
立合い変化した時の日馬富士は強い。見ていて負ける気がしない。


13日目、日馬富士は、稀勢の里戦、何故立合い変化しなかったのか。変化すれば勝てたのではないか。

変化は、千秋楽の白鵬との一番にとっておいたのかもしれない。

私の勝手は印象では、

日馬富士対稀勢の里

日馬富士が変化すれば勝つ可能性90%

日馬富士が変化しなければ勝つ可能性30%

日馬富士はほとんど変化しないので、勝つ可能性40%






日馬富士対白鵬

日馬富士が変化すれば勝つ可能性70%

日馬富士が変化しなければ勝つ可能性20%

日馬富士はほとんど変化しないので、勝つ可能性25%






相手が変化した時の対応力は白鵬が上。真っ向勝負では白鵬より稀勢の里が日馬富士にとって強敵とみる。






今年一年は、白鵬と日馬富士は、去年と実力の変化なし。稀勢の里は強くなった。

来年は、日馬富士の力が衰えて、白鵬も万全でない。

稀勢の里が実力2位になることは自然。

白鵬ですら、急激に衰えるか、休場となる可能性もあるので、その時は稀勢の里が実力1位になる。

実力1位でも、簡単には優勝できないし、横綱になれるとは限らない。






羽黒蛇

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2013年11月23日 | 相撲評論・現在の大相撲
稀勢の里が白鵬に勝っても、座布団を投げてはいけない(羽黒蛇)






九州場所は、座布団が4枚つながっていて、投げられない。

白鵬が2日目に稀勢の里に負けて、63連勝でストップした大一番の九州場所ではすでに、座布団が投げられないスタイルとなっていた。






番狂わせに座布団を投げるのは、相撲の文化の一つである。相撲が江戸時代から継承されてきた文化である証しが、大相撲での座布団投げであるという分析は正しい。






しかし、東京場所の座布団は重たい。

座布団を投げるのが大相撲の前提だとすると、老人や子供にかなりのスピードでぶつかっても怪我をしない軽さの座布団に変える必要がある。

そんな座布団に長時間座っているとお尻がいたくなるであろう。






座布団を投げたい人は、軽くて質の悪い座布団を選択する。

座布団を投げないと約束できる人は、重たくて質の良い座布団で観戦する。

座布団を投げないと約束した客が、もし投げてしまったら、出入り禁止にする厳しい処置にする。

このような配慮が必要であろう。






江戸時代の伝統を継承するのであれば、座布団ではなく、上着やセーターなど、他のお客さんにぶつかっても怪我をする可能性がないものを投げるべきであろう。






最後に、強い大関の稀勢の里が、横綱白鵬に勝っても、座布団を投げるのはいただけない。

座布団を投げるに値する番狂わせとは、弱い力士が、強い横綱に勝った相撲。

弱い横綱の日馬富士が、弱い平幕に負けても、座布団を投げるには価しない。






本場所を観戦しているお客に、「せっかく生で見たのだから、座布団を投げたい」という気持ちがあるので、番狂わせでなくても座布団が舞う。

この悪循環を断つには、全ての場所で九州場所のように投げられない座布団として、

座布団の代わりにセーターを、(夏であればシャツを)投げるという風習を定着させたい。






自分のものを投げるくらい興奮した番狂わせを生で見たとしたら、相撲ファンとして幸せである。






3年前の九州場所の稀勢の里・白鵬は、座布団(セーター)を投げるにふさわしい番狂わせ。

今場所14日目の強い大関稀勢の里・白鵬の一番は、番狂わせではない。自分だったら、納得して、興奮せず、セーターは投げないであろう。






羽黒蛇

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2013年11月21日 | 相撲評論・現在の大相撲
日馬富士、明日の稀勢の里戦は、立合い変化と予想(羽黒蛇)






両横綱が全勝で優勝争い。それが当然のような報道を聞くと、日馬富士が優勝争いとは珍しいのではないかと反論したくなる。

白鵬が優勝争いはいつもの通り。優勝争いできなかったのは、旭天鵬が優勝した場所くらい。

日馬富士は、2年間12場所で全勝優勝した3場所と今場所が優勝争い。3場所に1場所くらい。大関なら、強くて頻繁に優勝争いという印象。横綱だったら、強い時と弱い時の差が大きすぎて、優勝争いは珍しい。






日馬富士は史上最高の強い場所と弱い場所の差が大きい。

朝潮は、強い朝潮と、弱い朝潮がいると言われた。それでも、全勝は1回もしていない。

日馬富士は、全勝3回。通算5回の優勝。朝潮より強い場所は強い。

朝潮は強いけど、負ける時はもろかった。

日馬富士は弱い(横綱だ)けど、好調の場所は、スピードで相手を圧倒。






日馬富士は、今場所これまで2回変化。隠岐の海と碧山。素晴らしい技の相撲だった。

全勝で迎えた明日の稀勢の里戦。まともに行ったら、負ける可能性が高い。

スピードで勝つ。立合い変化で勝つ。

私の予想は当たるだろうか。

負けるとしたら正面からぶつかって、力負け。

勝つとしたら立合い変化(あるいは横に動いて回しを取に行き)相手に力を出させる前に勝負をつける。



















日馬富士が先場所稀勢の里戦で立合い変化しなかったのは、どうせ優勝争いしていなのだから、伝家の宝刀を切るのはもったいないから。



明日こそ、自分のベストの相撲、すなわち立合い変化を繰り出す。













羽黒蛇

春日山部屋は他の部屋に吸収される可能性がある(羽黒蛇)

2013年11月10日 | 年寄・一門・理事長・理事選
春日山部屋は他の部屋に吸収される可能性がある(羽黒蛇)





現・春日山親方を、浜錦

先代・春日山親方(岩永氏)を、春日富士と記載します。





時事通信によると、年寄名跡証書の返還を求めたが、金銭を要求されたと言う。

スポーツニッポンのよると、多額の功労金も要求されたという。

日刊スポーツによると、(浜錦は春日富士に)功労金の名目で3億8000万円要求されたこともあったという。

スポーツ報知によると、春日富士は浜錦が借金をした際の担保として年寄名跡証書を差し押さえていると説明した。

スポーツ報知によると、浜錦は春日富士に借金の事実はないと主張している。





以上の情報を分析すると、以下の通り推察できる。

春日山親方の株が、春日富士から浜錦に継承された時に、浜錦は春日富士の要求する金を払っていない。

春日山親方株を浜錦に貸した(後払いを認めた)春日富士は雷親方となった。

もし浜錦が春日山親方株を将来にわたっても払えない場合は、春日富士が部屋を継承するつもりだった。

春日富士はスキャンダルに巻き込まれて、相撲協会を退職したので、浜錦に株の代金を払ってもらう担保として年寄名跡証書を差し押さえた。

相撲協会から12月20日までに、年寄名跡証書を提出しないと親方の資格を失う浜錦は、支払いをしないで証書を入手するために裁判を起こした。





今後の展望を予想すると、

浜錦と春日富士の間に、いかなる契約が取り交わされていたかがポイントとなる。

金額はいくらか。

支払期限はいくらか。

支払う合意があり、金額と期限に明確な合意がなく、かつ浜錦は春日富士に一銭もはらっていないなら、浜錦は春日富士に、相場で取引されている額を払う必要があるだろう。

それは3億8000万円より少ないはず。1億円以下かもしれない。

年寄名跡を無料で譲るという合意があったなら浜錦が勝訴、金額の合意があって未払いなら春日富士が勝訴するだろう。





親方株に加えて、浜錦は、春日富士の所有する不動産で部屋を運営しているので、家賃を支払う必要がある。家賃の金額について、春日富士が主張するように、支払い不足または遅延があるなら、浜錦は払う必要がある。

3億8000万円は、親方株と不動産の合計金額の可能性がある。





浜錦の現春日山親方が、親方株と家賃の問題を解決できない場合、春日山部屋は閉鎖となり、他の部屋に吸収されるだろう。羽黒蛇

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春日山部屋ニュースを時系列で並べました(羽黒蛇)





毎日新聞 2013年10月03日 21時24分
日本相撲協会:年寄名跡証書は12月20日までに提出へ

 日本相撲協会は3日の理事会で、親方衆などが所有する年寄名跡について、協会による一括管理案を承認し、12月20日までに提出するよう求めた。来年1月から新公益財団法人への移行を目指す相撲協会にとって、年寄名跡の一括管理は組織の透明性を示すための課題となっている。今月15日から受け付けを始め、協会は預かり証を発行。公益財団法人移行が実現すれば、改めて新しい名跡証書を発行して対応する。






2013年10月5日 デーリースポーツ

先代春日山親方が現親方を提訴へ

 昨年9月に日本相撲協会を退職し、春日山部屋(神奈川県川崎市)の建物を所有する先代春日山親方(元幕内春日富士)の岩永祥紀氏(47)が、現春日山親方(36)=元幕内浜錦=を提訴する方針であることが4日、分かった。家賃未払いのため退去を通知したものの、応じないことによる。



 現親方は協会に対し「(家賃を)支払っている」と述べており、協会は「提訴された場合は状況を見ながら対応を考える」としている。部屋には部屋付きの高島親方(元関脇高望山)、力士24人、行司と呼び出し、世話人が各1人、床山が2人在籍している。







2013年11月8日20時45分 スポーツ報知

北の湖理事長、年寄名跡証書問題で春日山親方から「事情聴く」




大相撲の春日山親方(元幕内・浜錦)が年寄名跡証書の引き渡しを求め、先代親方の岩永祥紀氏(元幕内・春日富士)を相手に提訴する意向を明らかにしたことについて、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は8日、福岡市内で取材に応じ、近く春日山親方から事情を聴き、協会として対応に当たる方針を明らかにした。



 公益財団法人認定を申請中の相撲協会は年寄名跡の一括管理を決め、12月20日までに証書を提出するように親方衆へ通達している。同理事長は「名跡は襲名した時点で、自分で管理するもの。なぜそうなっているのか、厳しく見なければならない」と話した







(2013/11/08-19:11)時事通信
春日山親方が先代を提訴へ=名跡証書の返還求める-大相撲
 大相撲の春日山親方(元幕内浜錦、本名高浜竜郎)は8日、先代の親方に当たる岩永祥紀氏(元幕内春日富士)らを相手取り、年寄名跡証書の返還を求める訴訟を起こすことを明らかにした。
 証書は岩永氏が保管しており、何度も返還を求めたが、金銭を要求されたと言う。日本相撲協会が移行申請中の公益財団法人化に向け、12月20日までに証書の提出を求めているため、提訴に踏み切る。
 春日山親方は岩永氏から川崎市内の建物を借りて部屋を運営。岩永氏からは賃料が支払われていないとして、10月に提訴されている。 





(2013年11月8日21時21分 スポーツ報知)



春日山親方、名跡証書の返還求め元春日富士を提訴へ




大相撲の春日山親方(元幕内・浜錦)は8日、先代親方の岩永祥紀氏(元幕内・春日富士)が日本相撲協会を退職後も不当に年寄名跡の証書を所有しているとして、証書の引き渡しを求めて11日にも提訴する考えを明らかにした。



 来年1月から公益財団法人としての運営開始を目指す相撲協会は、年寄名跡の一括管理のため、12月20日までに証書を提出するよう名跡所有者に通達している。



 東京都内で記者会見した春日山親方によると、証書は昨年9月に岩永氏に預けて以降は手元にない。証書を所有しているとみられる岩永氏に再三、話し合いを要請したが応じてもらえなかったといい「苦渋の選択でこういった形になった」と述べた。



 春日山親方は昨年2月に現役を引退し、名跡を継承して先代が運営していた部屋を引き継いだ。当時、相撲協会理事だった岩永氏は年寄「雷」を襲名して部屋付き親方となり、同年9月に一身上の都合で協会を退職した。



 岩永氏は春日山親方に部屋の賃料の支払いを求める訴訟を起こしている。











2013年11月9日06時02分 スポーツ報知

先代「家賃払え」に春日山親方が逆提訴、名跡証書返せ


大相撲の元幕内・浜錦の春日山親方(36)が8日、都内で昨年9月に日本相撲協会を退職した先代親方(元幕内・春日富士)の岩永祥紀氏(47)を相手取り、春日山の名跡返還を求める裁判を起こすことを発表した。11日に横浜地裁川崎支部に訴状を提出する予定。一方の岩永氏側は、所有する神奈川・川崎市の部屋の賃料支払いを巡って先月に提訴。先代と当代の親方が訴訟合戦という異常事態となった。



 春日山親方は代理人の鈴木和雄弁護士らとともに会見。10日に初日を迎える九州場所の直前での発表は異例だが「苦渋の選択ですが、こういった形になりました」と話した。相手取っているのは岩永氏と、春日山の名跡証書を持っているとされる同氏の知人(以下A氏)の2人。訴状によれば、春日山親方は昨年2月29日に岩永氏から名跡を取得し部屋を継承。岩永氏は年寄・雷として部屋付き親方となった。ただ春日山親方側は証書は一時的に保有しただけで奪われたと主張。さらに今年になりA氏に預けられていることを知ったとしている。岩永氏側からは、春日山親方が借金をした際の担保として証書が差し押さえられていると説明されたが、同親方側は岩永氏やA氏らに借金の事実はないと主張している。



 協会は公益財団法人移行に伴い、年寄名跡の一括管理を決め、12月20日までに名跡証書を提出するよう通達。今回の提訴も期限が迫っていることが理由という。ただ寄付行為には「名跡は本協会の年寄および力士の有資格者以外の第三者に譲渡し、または担保に供することができない」とある。



 北の湖理事長は「名跡は自分で管理しなければダメ。なぜそうなっているのか厳しく見なければ。まずは事情を聴かねばならない」と近く聴取する考えを明かした。状況はどうあれ手元に管理できていないことは問題で今後、春日山親方が処分される可能性も出てきた。



 ◆春日山部屋の賃料訴訟 神奈川・川崎市の部屋の賃料を巡り、貸し主の岩永氏が、滞納分の賃料の支払いを求め現春日山親方を提訴している。訴状によれば未払い分の賃料287万3548円と、建物の明け渡しなどを求めている。第1回口頭弁論は11日に横浜地裁川崎支部で開かれる。



 ◆年寄名跡を巡る主なトラブル



 ▽名跡担保問題 第54代横綱・輪島は81年春場所中に引退して年寄・花籠を襲名し、同部屋を継承。だが85年11月に花籠の名跡を担保に入れて借金していたことが発覚。これが原因で同年12月に廃業し部屋は消滅した。



 ▽立浪継承問題 元小結・旭豊は現役中に元関脇・2代目羽黒山の立浪親方の長女と結婚、養子縁組。99年初場所中に引退し2月に部屋を継承。だが対立が表面化、先代から襲名継承金(譲渡代金)などを求められる訴えを起こされた。1審の東京地裁は請求通り、1億7500万円を旭豊側に支払うよう命じた。名跡の値段を法廷で認定する判決は初。最高裁までもつれ旭豊側が勝訴。







11月9日スポーツニッポン
 大相撲の春日山親方(元幕内・浜錦)が都内で会見し、先代春日山親方(元幕内・春日富士)の岩永祥紀氏らを相手取り、年寄名跡証書の返還を求める訴訟を起こすと発表した。訴状は11日に横浜地裁川崎支部へ提出する予定。
 昨年9月の断髪式前に部屋継承手続きのため証書を書き換えた後、同氏に「預かっておく」と言われたままで、4月の話し合いでは証書が同氏の知人の手元にあることが判明。多額の功労金も要求されたという。日本相撲協会は公益法人移行へ名跡を一括管理する方針で、12月20日までの証書提出を求めており、同親方は「話し合いに応じていただけず苦渋の選択」と話した。横領の疑いとなれば刑事告訴の可能性もあるという。
 同親方は同氏から土地と建物を借りている川崎市内の部屋が「家賃未払い」として提訴されているが、今年から家賃が倍増となったのを知らなかったと釈明した。

2013年11月9日8時53分 日刊スポーツ
 春日山親方(36=元前頭浜錦)が8日に都内で、先代親方の岩永祥紀氏(47)に年寄名跡証書引き渡しを求める訴訟を起こすと会見した。昨年9月に証書を書き換えたが「預かっておく」と言われたまま、現在は第三者が所有しているという。日本相撲協会は公益法人化へ、名跡一括管理のために証書提出期限を12月20日としている。横浜地裁川崎支部へ11日に訴状を提出する。10月には岩永氏から部屋の家賃未払いで提訴されたが「家賃は知らない間に値上がりしていた。協会に反することはしていない」と話した。岩永氏からは功労金の名目で3億8000万円を要求されたこともあったという。









朝日新聞2013年11月9日05時00分

新公益法人の認定に影響も 名跡譲渡にもリスク 親方株担保に借金





 大相撲「春日山」の年寄名跡(親方株)証書が借金の担保にされたことが分かり、日本相撲協会が全親方の名跡証書の一括管理に乗り出した。春日山親方(元幕内浜錦)と先代(元幕内春日富士)との訴訟合戦になる様相で、協会の新公益法人化の認定に影響しかねない事態となっている。社会面参照



 8日、記者会見した春日山親方は「先代が勝手に担保に入れた」と主張し、先代らに証書の返還を求め、提訴する考えを明らかにした。すでに先代からも提訴され、春日山部屋の賃料の支払いを求められているという。先代は、春日山親方の主張を否定している。



 年寄名跡は、引退力士が親方となり、最低でも1千数百万円の年収が65歳まで約束される身分保証書。その価値を、協会のある外部委員は「約1億5千万円」と試算した。協会は売買や借金の担保にすることを禁じているが、過去にも「3億円で売買された」という証言もある。春日山名跡が誰の借金の担保になったのかは、訴訟になれば法廷で争われる。



 同様の問題が続発するかもしれない危機に直面した協会は、申請済みの新公益法人認定に向け、名跡をきちんと管理していることを示すため、全親方に証書提出を求めた。しかし、トラブルを抱えて複数の名跡が期限の12月20日までに提出できないのではないか、という協会関係者もいる。



 今後の名跡譲渡にも、大きな危険が潜んでいる。



 協会は新公益法人化の議論の中で、名跡を譲ってもらった親方が先代に「指導料」を支払うことができるとした。しかし、「もう指導はしてもらっていない」などと後継者が支払いを拒否した場合、売買を禁じる協会が「譲渡に見合う金を払え」と強要はできない。



 新たな公益法人制度は、大問題が起きれば公益認定の取り消しもある。



数年以内に定年となる複数の親方からは「毎月チマチマもらうのではなく『裏金』の一括払いが一番確実だ」との不満も聞こえる。将来、そんな事実が発覚すれば、協会は公益認定の取り消しで解散に追い込まれかねない。(抜井規泰)
ーーーーー
朝日新聞11月9日社会面







相撲の親方株担保に借金 相撲協会、全親方を調査へ

【抜井規泰、中小路徹】日本相撲協会の規定に反し、「春日山」の年寄名跡(親方株)証書が借金の担保になっていることが8日、明らかになった。協会が全親方の名跡証書を12月20日までに提出させ、一括管理で全体像の把握に乗り出したことも分かった。協会の新公益法人化に影響するとの懸念もあり、元横綱の北の湖理事長は「厳正に対処したい」と言う。



 協会は、年寄名跡を売買したり借金の担保にしたりすることを禁じているが、実際には億単位で後継者に譲渡された事例も指摘されている。1985年には、元横綱輪島の花籠親方が借金の担保にしたとして問題になり、廃業に追い込まれた。



 複数の協会関係者によると今夏、「春日山」の名跡証書を担保に、春日山親方(元幕内浜錦)に金を貸したと名乗る人物が、協会に相談。協会は、新公益法人認定に向けて公益性を疑われる悪習を絶とうと組織改革に取り組んでいて、同じような事例の有無を把握するため、12月20日までに名跡証書を協会に提出するよう全親方に求め、すでに多数の親方が提出している。



 春日山親方は今月8日、東京都内で記者会見し、昨春取得した名跡が担保になっていることは認めたが、「先代が別の名跡を取得しようと勝手に担保に入れ、借金をした」と主張し、金額は明らかにしなかった。



 これに対し、先代親方の元幕内春日富士は「証書は名義の書き換え時に譲った。自分自身の借金の担保にしたのではないと言うのなら、協会に証書の再発行を願い出れば済むはずだ」などと否定している。











スポーツ報知 11月10日(日)7時3分配信

春日山の名跡証書、再発行後取り消し

 大相撲の元幕内・浜錦の春日山親方(36)が、一度は春日山の名跡証書の再発行を受けたが、その後、取り消しとなっていたことが9日、分かった。同親方は8日、先代親方(元幕内・春日富士)の岩永祥紀氏(47)が昨年9月以降、不当に証書を所有しているとして、返還を求め11日に提訴することを発表。会見では再発行について言及していなかったがこの日、北の湖理事長(元横綱)が「一度再発行しました」と話し、春日山部屋顧問の鈴木昭氏も「事実です」と認めた。

 春日山親方は5月、岩永氏とその知人が証書の引き渡しに応じないとして協会に再発行を要請。協会は、先代らによる不正行為と考え再発行した。だが、7月に入り新しい証書は無効とされ取り消しに。原本が有効となった。経緯について、両者の意見は食い違う。理事長は「本人が取り消しを求めた」と話すが、鈴木顧問は「取り消してくださいとは言っていません」と否定。鈴木氏は「協会の真意を測りかねていますのでご意見をお伺いしたい」と九州場所後に話し合いたい意向だ。

 協会は公益財団法人移行に伴い、年寄名跡の一括を決め、12月20日までに証書を提出するよう親方衆に通達している。「証書は自分で管理しないといけない。人に渡すことに不信感を感じる」と北の湖理事長。期限までに提出できない場合については「状況を確認するが重く受け止めないと」と、厳しい見解を示した。







以上

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2013年11月10日 | 年寄・一門・理事長・理事選
噂レベルのネット情報に、年寄名跡証書再発行の裏話が出ていました(羽黒蛇)





文末に引用したネット情報、北の湖理事長が相談した側近とは、

http://hagurohebi6.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-2d65.html
で引用した、サンデー毎日が書いていた「北の湖の懐刀」と同一人物と思われる。





疑問:

相撲協会は年寄名跡証書を再発行したが、自ら無効と判断して、取り消したのだろうか。
あるいは、現在、オリジナルの年寄名跡証書を保有している人物が、再発行が有効になると、自分の保有する証書の価値がなくなるので、協会に文句をつけ、協会が応じたのだろうか。羽黒蛇





以下引用。



情報紙「ストレイ・ドッグ」(山岡俊介取材メモ)



http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2013/11/post-c5fa.html

2013.11.10 

<「春日山」親方株の闇>(1)再発行、そして破棄されていた親方株ーー北の湖理事長も承知

   本紙既報のように、「春日山」部屋を巡っては、先代親方・岩永祥紀氏(下写真。元幕の内・春日富士。47)と春日山親方(元幕内・浜錦。36)が真っ向から対立する異例の事態になっている。岩永氏が春日山部屋の家賃が未納だとして今年10月に提訴(11日に第1回口頭弁論)、これに対し春日山親方は週明けの同11日、岩永氏らを被告に「親方株」の返還を求めて提訴することを、8日に記者会見を開いて明らかにしている。「親方株」(年寄名跡証書)が従来、高額で売買されて来たことが、八百長や金銭トラブルの原因になったと見て、信頼回復を目指す北の湖理事長は「親方株」売買禁止(借金の担保も)を打ち出している。

その最中、「春日山」親方株を巡っての金銭トラブルが浮上。関心が向くのは当然だろう。いったい、真相はどういうことなのか? 本紙は以前から、この水面下のトラブルをキャッチし、取材していた。これを機会に、連載でレポートする。まずは、「春日山」親方株が再発行されていた事実をスッパ抜く。実は「春日山」親方株は今年5月に再発行されていた。関係者によれば、元浜錦は昨年2月29日に現役を引退。同時に、岩永氏から「春日山」親方株を取得・継承して春日山部屋を継承した。したがって、日本相撲協会から名義の書き換えのため親方株の一時提出を求められたので、岩永氏に何度も引き渡しを求めていたが、その都度、いろんな理由を付けて断れていた。もっとも、春日山親方の断髪式(昨年9月28日)の前日、岩永氏はようやく親方株を引き渡し。これにより提出し、日本相撲協会から春日山親方の名が記された親方株が返還されたものの、岩永氏は「自分の金庫で預かっておく」といい、再度、岩永氏が保有。したがって、今日まで春日山親方が親方株を自分で保有していたのはたった数日に過ぎないのだ。

その後、2人の関係は本格的に悪化。その件を春日山親方は北の湖理事長の側近X氏に相談していた。そして、思い余り、今年5月、そのX氏に親方株を「再発行」できないものか相談したところ、X氏は「できますよ」といい、2日後、まるで運転免許証の紛失に伴う再発行のように簡単に、「再発行」した親方株を持って来たというのだ。ところが、一転、7月、そのX氏から春日山親方に電話があり、「悪いけど、(再発行した)親方株、破棄されたから」旨、告げられたそうだ。では、そのX氏とはいったい、何者なのか?
 2013年11月9日掲載。この記事の続きを見たい方は、本紙改訂有料ネット記事アクセス・ジャーナルへ 引用終わり