羽黒蛇、大相撲について語るブログ

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2015年01月23日 | 相撲評論・現在の大相撲
江戸時代の相撲ファンのように相撲を楽しむ(羽黒蛇)










白鵬の優勝が13日目に決まった。多くの相撲ファンは残念に感じているだろう。



私は、そんなには、残念ではない。勝ち負けの結果より、一番一番の相撲を楽しむ派なので。なにより、優勝争いが早く決まるか、千秋楽までもつれるかは、ランダム(偶然)によるので、早く決まる場所も数多いのである。










地方場所の終盤戦はテレビで見るので、対戦する力士が何勝何敗かを画面で知ってしまう。



東京場所は国技館で見るので、あえて幕内・十両力士の成績を見ないで、相撲を楽しむ。



千秋楽が終わった後、今日は7勝7敗の力士は誰だったのかを知る。



事前に知ると、「ひょっとすると人情相撲で相手が負けるかもしれない」とハラハラしてしまい、相撲を楽しめないから。










相撲の優勝争いにしろ、野球のペナントレースにしろ、それがなくても、観客に「見に来てよかった」と思わせる内容を見せるのが、プロである。白鵬が強すぎて優勝争いがないことを嘆くのではなく、個々の力士がいい相撲を見せているかに注目すべき。

















江戸時代には優勝制度がなかった。



江戸時代の星取表を見て、優勝制度があったとしたら誰が優勝かを現代の私たちは楽しむことができる。



江戸時代の相撲好きは、優勝争いではないものの、相撲を見に行った日の一番一番、それと相撲取りを生で見るだけで楽しんでいたと想像する。










現代の相撲ファンとメディア報道は、あまりに勝ち負けと数字に片寄り過ぎている。優勝争い。勝ち越し負け越し。大関に昇進するには何勝。カド番。幕内下位と十両の入れ替え。こういう争いを全て捨象して、純粋に相撲内容を見たい。これはあくまで、私の望みであり、他の相撲ファンに提案するものではない。










羽黒蛇

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