お蔭さまで、『登米物語』は、登米地方のベストセラーになっていて、一時は次々と殺到して来る本の注文の対応に苦慮した。その昔、大手出版社で本の編集を仕事にしていたときには、本が出来上がれば、もう自分の仕事は終わりで、あとは宣伝部、販売部が宜しく面倒を見てくれるのであった。ところが、今回は、全てを自分でしなければならないから、本当に疲れた。ブックセンター湘南、佐沼店という書店があるのも知らなかったが、そこから突然取引したいと言って来て、『登米物語』を納品したが、直ぐに売り切れ、また注文して来たので、遠山の里の食堂、「館山」の塚本寿氏に暇を見て車で送ってもらい納品したところ、担当者が、『売れています』と興奮しながら、話しかけ、中々帰れないので、忙しい寿君には悪いことをしてしまった。この地方ではこれほど売れる本はなかったのかもしれない。
これだけ『登米物語』の人気が高い理由には、「昔話」の挿画が素晴らしいということと、その文章中の会話に登米弁ともいえる方言を使用していることがあるかもしれないと推量している。
そこで9月1日(土)~24日(月)に『登米物語』所収の「昔話」の原画展と朗読会を開催することにした。朗読会は、1日(土)、8日(土)、9日(日)の3日だけすることになったが、それを公民館で近頃の子供が方言をちゃんと話せないから、小学生に朗読して聞かせたいといったら、3年生以上の小学生を集めてくれることになり、登米市と登米市教育委員会の後援も取り付けてくれることになった。
これだけ『登米物語』の人気が高い理由には、「昔話」の挿画が素晴らしいということと、その文章中の会話に登米弁ともいえる方言を使用していることがあるかもしれないと推量している。
そこで9月1日(土)~24日(月)に『登米物語』所収の「昔話」の原画展と朗読会を開催することにした。朗読会は、1日(土)、8日(土)、9日(日)の3日だけすることになったが、それを公民館で近頃の子供が方言をちゃんと話せないから、小学生に朗読して聞かせたいといったら、3年生以上の小学生を集めてくれることになり、登米市と登米市教育委員会の後援も取り付けてくれることになった。
方言で書かれた書物は、田舎を持たない私には
読みにくく、避けたいと思ってしまいますが、大澤さんの原画と共に、とても親しみやすく書かれているので人気が出ているのではないでしょうか。
9月の朗読会が楽しみですね。