野球で勝ち進むには、選手個々の力はもちろんだが、チームを指揮する監督の能力もまた大切である。
監督のマネージメント能力が試合を左右することはよくある。
別に、今さらあらためて言うほどのことでもない。
当たり前のことだ。
ただし、野球の監督のマネージメント能力と企業の管理者のそれとは違う。
先日聞いた話だが、ある幹部が管理者を集めた研修での挨拶で、この監督を褒め称えて「皆、この監督を見習え」と言ったそうだ。
そりゃあ、確かにしっかりとした監督だ。
じゃあ言わせてもらいますけど、私にも部下を今の3倍下さい。
もちろん、この仕事は初めてという人間はいりません。
当然過去に実績のあるバリバリの社員をください。
ただし、仕事に使うのはそのうち3分の1だけです。
良ければこのまま仕事を続けますが、うまくいかない時は、別の人と交替させます。
残った社員は?
当然いざという時に備えて、勉強させておきます。
いつ出番があるかは、その時々の仕事の進み具合によって私が決めます。
それから、毎年何人かクビにすることもありますので、新しい社員をまた入れて下さい。
仕事も、たまに失敗することもあるでしょうが、1年間トータルで評価して下さい。
まあ、管理者たちの気持ちを代弁すると、こんな感じになるだろうか。
つまり、会社で部下をマネージメントすることと、野球でのそれとは全然違うのは当たり前のことなのに、その幹部は何わ血迷っているのか。
仕事をする時に「よし、今日は田中君と伊藤君、これを頼む。・・・・何だ今日の伊藤は調子が悪いなあ、じゃあしょうがない、佐々木君交替だ。それから山本君も準備していてくれ」なんてやり方があるか?
会社では、ある程度一定のメンバーでしかも遊んでいる社員などいないようになっている。
(まあ中には、いてもいなくても一緒ってのもいるけど)
しかも、野球のように高校や大学である程度実績をあげてきた選手とは違い、会社に入って初めての仕事というのも結構ある。
というかほとんどそうだろう。
それなのに、なぜ野球で成功しているからと言って、そのやり方を見習えなどという発言が出てくるのだろう。
私の友人から聞いた話だが、会社の講演会などで、プロ野球の元監督や選手を呼ぶことがあるが、これは「その人から何かを学ばせるというのではなく、単なる客寄せ」という場合が多いそうだ。
本当に何かを学ばせるのであれば、野球選手なんか呼ばない、とも言っていた。
つまり、たまには「一般教養」として面白い話もいいだろう、ということで企画するのだそうだ。
なるほど、そうかも知れない。
私も、これまでにいろんなスポーツ選手の講演を聞いたが、会社で役に立ちそうなことなんてほとんどなかった。
中には、過去の実績はともかく、話がホントに下手クソなヤツがいて、なんでこんなヤツに金なんか払うんだ、と思ったことの方が多かった。
幹部なら、そのあたりの事情をちゃんと知っておけよ、と言いたい。
監督のマネージメント能力が試合を左右することはよくある。
別に、今さらあらためて言うほどのことでもない。
当たり前のことだ。
ただし、野球の監督のマネージメント能力と企業の管理者のそれとは違う。
先日聞いた話だが、ある幹部が管理者を集めた研修での挨拶で、この監督を褒め称えて「皆、この監督を見習え」と言ったそうだ。
そりゃあ、確かにしっかりとした監督だ。
じゃあ言わせてもらいますけど、私にも部下を今の3倍下さい。
もちろん、この仕事は初めてという人間はいりません。
当然過去に実績のあるバリバリの社員をください。
ただし、仕事に使うのはそのうち3分の1だけです。
良ければこのまま仕事を続けますが、うまくいかない時は、別の人と交替させます。
残った社員は?
当然いざという時に備えて、勉強させておきます。
いつ出番があるかは、その時々の仕事の進み具合によって私が決めます。
それから、毎年何人かクビにすることもありますので、新しい社員をまた入れて下さい。
仕事も、たまに失敗することもあるでしょうが、1年間トータルで評価して下さい。
まあ、管理者たちの気持ちを代弁すると、こんな感じになるだろうか。
つまり、会社で部下をマネージメントすることと、野球でのそれとは全然違うのは当たり前のことなのに、その幹部は何わ血迷っているのか。
仕事をする時に「よし、今日は田中君と伊藤君、これを頼む。・・・・何だ今日の伊藤は調子が悪いなあ、じゃあしょうがない、佐々木君交替だ。それから山本君も準備していてくれ」なんてやり方があるか?
会社では、ある程度一定のメンバーでしかも遊んでいる社員などいないようになっている。
(まあ中には、いてもいなくても一緒ってのもいるけど)
しかも、野球のように高校や大学である程度実績をあげてきた選手とは違い、会社に入って初めての仕事というのも結構ある。
というかほとんどそうだろう。
それなのに、なぜ野球で成功しているからと言って、そのやり方を見習えなどという発言が出てくるのだろう。
私の友人から聞いた話だが、会社の講演会などで、プロ野球の元監督や選手を呼ぶことがあるが、これは「その人から何かを学ばせるというのではなく、単なる客寄せ」という場合が多いそうだ。
本当に何かを学ばせるのであれば、野球選手なんか呼ばない、とも言っていた。
つまり、たまには「一般教養」として面白い話もいいだろう、ということで企画するのだそうだ。
なるほど、そうかも知れない。
私も、これまでにいろんなスポーツ選手の講演を聞いたが、会社で役に立ちそうなことなんてほとんどなかった。
中には、過去の実績はともかく、話がホントに下手クソなヤツがいて、なんでこんなヤツに金なんか払うんだ、と思ったことの方が多かった。
幹部なら、そのあたりの事情をちゃんと知っておけよ、と言いたい。
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