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はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

プロ野球をダメにしたのは、いったい誰だ?

2004-09-20 | 日記
プロ野球のストの話。

基本的には、マスコミもストには好意的なのかと思っていたら、何の何の大御所を忘れていた。

読売新聞だ。
ここは、プロ野球をダメにした元凶である巨人を所有しているわけで、当然のことながらストには批判的だ。

しかし、その批判のし方がちとおかしい。

まずは19日の社説から(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040918ig90.htm)

『「来季から(球団を)増やす」「最大限努力する」。この文言を選手会は合意文書に入れたがった。 経営側は、これでは来季に十二球団の態勢で臨むことが前提となってしまい、「新規参入球団の公正な審査にタガをはめてしまう」と、受け入れなかった』

これは明らかなウソだ。

テレビで記者会見の様子を放映していたが、選手会は「球団を増やすための最大限の努力をしてほしい」と言っているだけで、「審査の結果ダメであれば、それはしょうがない」ということであり、誰も前提になんかしていない。

要は、ちゃんと努力してくれ、と言っているだけだ。
わざわざこんなウソをついたって、すぐバレるのに、血迷ったのか?

さらに『新規参入を目指す球団の「審査」は、慎重の上にも慎重を期す必要がある。経営側がこだわるのは、過去にいくつもの失敗例を知っているからだ。 プロ野球界の一翼を担う責任感と自覚が経営者にあるのか、そのための経営基盤は盤石か、これらの点に、慎重な見極めが必要だ』とも言う。

そのための最大限の努力をしろと言っているのに、それのどこがおかしいというのか。

これらを含めて、この社説では選手会に対して、悪意の塊でもって批判する。
そしてこう言う。

『選手一人一人に聞いてみたい。来季、絶対にパが六球団でないとダメなのか。それが実現しない限り、ストを続けるつもりなのか、と』

バカか、こいつは。
5球団だとイビツになるから偶数にすべきだ、と考えるのはごく自然な発想であり、そのためにはもう1球団潰すよりは、増やす方がいいと考えるのは当たり前のこと。
「絶対にダメなのか」って、ガキじゃないんだから、もっとよく考えてから書けよ。

そして、今日の社説でもわけのわからん発言を連発する。
(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040919ig90.htm)

あくまでも「不毛なスト」と決め付けた上で、『争点は、ほぼ絞られている。選手会側が求めるように、新規球団の参入を「来季」と特定するか、経営側が主張する「それ以降」とするか、である。わずかな違いのようにも見えるが、双方とも「球界の将来」を考える上で譲れぬ一線、としている。着地点を見いだすのは容易ではない』などと言う。

「球界の将来」を考えている、とはお笑いだ。
自分のことしか考えていないチームの親会社が、何を言うか。

そして、何の役にも立たないコミッショナーが『監督、コーチ、選手がそろっていないとファンにいい試合を見せられない。球団をやたらと増やしても、選手はどこにいるのか』 と言ったことに対して同意の姿勢を示しているが、選手ならたくさんいるだろうが。

あんたとこのチームが、ベンチや二軍で放ったらかしにしている優秀な選手たちに、新しく活躍する場を与えてやれば、プロ野球ももっと活性化するだろうに。
もっとも、「巨人でなければイヤだ」っていうわがままを言わないような選手でなければダメだけどね。

まあ、立場上経営者側に立った(というかナベツネを意識した)社説しか書けないのはしょうがないとしても、こんなバカなこと言ってると、NHKの受信料支払拒否みたいに、今度は新聞の不買運動に発展しかねないぞ。

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