はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

M-1 2020回顧録

2020-12-21 | 日記
昨日行われた「M-1 2020」

今回も、基本的には前回同様で「決勝当日にゲストが1組ずつくじを引き、順番にコンビがネタを披露する形式」であるが、ちょっと違うのは敗者復活組の出番順が、一番最後とは限らないこと。

つまり、1番目かも知れず、くじが引かれた瞬間に、敗者復活者が判明する、ということだ。

優勝者の決定方法も昨年と同じで、敗者復活勝者を含めて10組がそれぞれネタを出し合い、得点の上位3名が決勝に進出し、最後は得点ではなく、審査員により「誰が面白かったか」の獲得票数で決める、というやり方だ。

出場者と出演順は、以下の9組と敗者復活戦を勝ち抜いてきた1組。
その1組とは、インディアンスだった。

1.インディアンス
2.東京ホテイソン
3.ニューヨーク
4.見取り図
5.おいでやすこが
6.マヂカルラブリー
7.オズワルド
8.アキナ
9.錦鯉
10.ウエストランド

また、今回の審査員を務めるのは昨年と同じ以下の7名。

上沼恵美子
オール巨人
サンドウィッチマン・富澤
立川志らく
ナイツ・塙
中川家・礼二
松本人志


以下、出演者順に私の感想・評価と実際の獲得点数をつけてみました。

・インディアンス(A)625
「昔はワルだった」ネタ
敗者復活戦からの復活組がトップバッターというのは初めてらしい。
去年はネタが飛んだらしいが、今回は絶好調。
ギャグの連射が健在で、結構大笑いしました。

・東京ホテイソン(B)617
「謎解き」ネタ
テンポは非常に良かったが、言葉の語尾をつなぐ文章は、ちょっとわかりにくかったか。

・ニューヨーク(A)642
「犯罪行為満載の爆笑エピソード」ネタ
昨年の敗退ぶりから、あまり期待していなかったが、今回はなかなか良かった。
話の展開がとてもよく、面白かったです。
これは行っちゃうかも?

・見取り図(C)648
「コンビのマネージャー」ネタ
ネタ自身にムリのある部分が多く、全体的にあまり笑えなかった。
と思っていたのに、意外にも高得点でビックリした。
ただ、ツッコミの方の盛田は、基本的にあまりツッコミはうまくないと思う。

・おいでやすこが(C)658
「カラオケ」ネタ
お互いピン芸人によるユニットという、ユニークなコンビだ。
ただ、ボケがたいして面白くなく、おいでやす小田のツッコミも大袈裟すぎる。
ところが、これまた異常ともいえる高得点。
私のセンスがないのか、審査員のセンスがおかしいのか。
こんなのが優勝したら、ちょっと残念!?

・マヂカルラブリー(C)649
「高級フレンチでのマナー」ネタ
もともと野田クリスタルのボケに面白みを感じたことはなかったので、まったく期待していなかった。
最初は「もしかして変わったか?」と思われたけど、やはり成長も何もしていなかった。
しかししかし、これまた異常な高得点。
今年は、いったいどうなっているのか。

・オズワルド(C)642
「改名したい」ネタ
ネタ設定が今いちだったし、途中からわけがわからなくなってきた。
オチも今いちで、笑いどころかがほとんどなかった。

・アキナ(C)622
「単独ライブに彼女を招待する」ネタ
出だしからあまり面白そうではなく、展開的にも今いち。
昔の若手の漫才みたいで、おっさんにも若手にも受けなかったのではないか、と思った。

・錦鯉(B)643
「パチンコ台になりたい」ネタ
しょうもないネタだったけど、笑ってしまった。
最年長の49歳ながら、よく頑張ったとは思う。

・ウエストランド(B)622
「そろそろ不倫したい」ネタ
以前見た時に、まったく笑えなかったので心配していたが、今回はそこそこ笑えた。
ただ、ここまでかな、という感じ。


以上の結果、決勝戦の残ったのは、おいでやすこが、マヂカルラブリー、見取り図の3組。

残念ながら、3組とも私がCをつけたコンビだ。

決勝戦の順番とネタは以下の通り。


・見取り図(B)
「生まれ故郷は大事にしないといけない」ネタ
大阪と岡山の言い合い、にしてはちょっと迫力不足だったか。
そこそこ笑えたけど、パンチが足りなかった気がした。

・マヂカルラブリー(B)
「つり革に二度とつかまらない」ネタ
相変わらずバカバカしいが、残念ながら笑ってしまった。

・おいでやすこが(B)
「ハッピーバースデー」ネタ
ちょっとヒネリすぎな感じはあったが、何にせよ、とにかくやり切った感満載だった。

そして優勝は・・・

マジカルラブリー!!

7人中3人が推して、あとは2名ずつ。

この3組が残った時点で、今年はもうどうでもいいという気持だったが、よりによって一番面白くないと思っていたコンビが優勝なんて、かなりショックだ。

とは言え、唯一の期待だった見取り図が、ちょっとパンチ不足だったのと、マヂカルラブリーでちょっと笑ってしまったので、この3組で選ぶとしたら、もうマヂカルラブリーしかなかった、というところだろうか。

昨年の大会が「過去最高」と言われていたのに比べると、その反動なのか、個人的には「過去最低」とも言える大会だったような気がする。


最終決戦での順位と、予選で審査員がつけた点数による順位は以下の通り。
ついでに、個人的に順位も(  )につけてみました。

1位:マヂカルラブリー (6)
2位:おいでやすこが (9)
3位:見取り図 (5)
4位:錦鯉 (3)
5位:ニューヨーク (1)
5位:オズワルド (10)
7位:インディアンス (2)
8位:アキナ (8)
8位:ウエストランド (4)
10位:東京ホテイソン (7)


予選を見た限りでは、ニューヨークが優勝するかと思っていましたが、ものの見事に審査結果は私の予想と違う結果になってしまいました。

M-1(漫才)ですから、いろいろなパターンはあると認めつつも、基本的には「しゃべくり」あるいは「相方とのやり取り」の面白さを競うものだと思っているので、今回最終決戦に残ったコンビのうち、マヂカルラブリーとおいでやすこがのネタは、どう見てもコントの範疇だと思う。

野田クリスタルなんて、ほとんどセリフもなく、ただただ舞台で転げ回っていただけだし、こんなもので「漫才」と言われてもねえ。

おいでやすこがも、古賀の方が何を歌っているのかさっぱりわからなくて、小田の絶叫だけで笑いを取っていたもので、ネタとしてどうなの?という気さえした。

いずれにしても、この2組が今後ブレイクするとはとても思えないので、来年のこの2組にはちょっと注目しようと思っています!?

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