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はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

子供の危機管理とは?

2003-09-18 | 日記
今週の週刊文春に、新潟の少女誘拐事件の犯人についての記事が載っていた。

例によって、興味本位の域を出ていない。

犯人の家の間取りを示して、「ここが犯人の部屋だった」などと言う。
普通の家なのに、いったい何が言いたいのか。

ビデオショップでブルセラ物や制服物ばかり借りていただの、美少女漫画ばかり読んでいただの書いた後、最後にはお決まりの「はたして、この男に罪の意識はあるのだろうか」とくる。

罪の意識があったらいいのか? 
なかったらどうなんだ、死刑にすべきなのか?

いちいち書いてあることがパターンにはまっていて、わざわざ特集にするほどの内容になっていない。
書きたくないのだったら、書くなよ。
中途半端に記事にしているから、何が言いたいのかよくわからない。

それと、この記事の後に「わが子を誘拐から守る10カ条」というのが載っているが、一見もっともなことを書いてあるようだけど、よく読むと実行が難しいものが多い。

まず、効果的な方法として「最近発生した事件の実例を挙げながら、何が危険でどうすれば安全なのかを説いて聞かせる」とある。

相手は小学生クラスの子供なのに、話して聞かせてちゃんと理解できるのか。
だいたい、そのすぐ前に「子供に危険性ばかりを伝えると、萎縮して外出できなくなるか、人間不信になる」と書いてあるのに、いったいどうしろというのか。

さらに、「同じ車が行ったり来たりしていたり、不自然にノロノロ走っている車など、危険なシグナルを察知させろ」と言う。
「同じ車」とか、「不自然」とか、こんなことは大人でも判断が難しいだろうに、まだ世の中のことがよくわかっていない子供にわかるのか。

そして「一刻も早く子供の異変を察知すること」と言う。
異変って、そんなに簡単にわかるのか。
帰りの時間がちょっと遅れたからと言って、それがすぐ異変につながるとも思えない。
そんなことでいちいち警察に通報していては、警察も大変だろう。

そして最後に「近くの交番に毎日顔を出して、お巡りさんと仲良くなっておくこと」と言う。
毎日毎日いろんな子供が顔を出しに来たって、お巡りさんも迷惑だろう。

だいたい、書いてある本人は、自分の子にこんなこと本当にやらせているのかね。
どても現実的とは思えない。

これを書いた人って、もともと企業の危機管理には詳しい人なんだけど、一般人のこととなるとかなりトンチンカンだ。

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