中止すべきは、別のものでは?

GoToトラベルが一時中止となった。

武漢肺炎（新型コロナ）の感染者がここのところ増加していることで、GoToトラベルがやり玉に挙げられた感じだ。

GoToトラベルを開始したことで、どれだけ武漢肺炎（新型コロナ）の感染者が増えたのか、ということは、実ははっきりしていないという。

むしろ、武漢肺炎（新型コロナ）の感染者が急増した時期と、外国人の入国受け入れを再開した時期が一致していることから、こちらの方が感染者増加の原因ではないのか、と考えるのが普通だが、野党やメディアは、それが証明されると都合が悪いのか、このことについて一切言及しない。

この偏向メディアのもろわかりな対応がまた、外国人の入国が大きく影響しているに違いない、と考える根拠にもなっているわけだ。

そこで標的になったのがGoToトラベルだけど、政府が中止を宣言した途端、野党・メディア連合軍が、「年末年始のかき入れ時に中止にすることで、飲食・観光業界に大きな打撃を与えた」などと批判を始めた。

GoToトラベル開始についても、「早くやれ！」と言っていたと思うのだが、感染者が増加したことで、原因が外国人流入であるとバレるのがマズいと考えたのか、あわてて「GoToトラベルをやめろ」と言い出した。

そして、実際に中止になったら、早速「何で中止になんかするんだよ」みたいなイチャモンをつけてくる連中。

ホントに頭の中が腐っている、というのか、政府を批判するためだったら、前後の発言なんか一切関係ないかのように、発言がコロコロと変わっている。

いつも「こいつらバカなの？」と書いているが、もうバカであることは疑問形でも何でもないので、じゃあいったいどうすれば、こういうバカな連中が跋扈している現状を打開すればいいのか、と思うのだけど、これがなかなか難しい。

そんな中、菅首相が自民党の二階など10数名と共に、ステーキ店で忘年会（？）を開催したそうだ。

あわてて加藤官房長官が、「首相は必要な注意を払っている。会食目的と感染防止対策のバランスの中で個別に判断することが重要だ」とコメントしたそうだが、こういう時期だからこそ、行動は慎重にしてもらわないと。

もちろん「5人以上」という言葉にとらわれる必要はないが、少なくとも政府関係者は、野党・メディア連合軍が揚げ足を取ろうと必死に探りを入れているのだから、余計なことをしてほしくない。

しかも、ここのところ無防備に忘年会をしている連中が多くなっていることで、感染者が増えているとも言われているだけに、菅さん自らがその仲間入りをしてはいかんだろう。