はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1031 ~ G.Iジョー:漆黒のスネークアイズ

2021-10-24 | 映画評
今日は「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」を見ました。

『G.I.ジョー』シリーズの第3弾となるアクション。戦闘エキスパートチーム「G.I.ジョー」のメンバー、スネークアイズが暗殺された父の敵を討つために日本に渡る。メガホンを取るのは『ちいさな独裁者』などのロベルト・シュヴェンケ。『クレイジー・リッチ!』などのヘンリー・ゴールディング、ドラマシリーズ「ウォリアー」などのアンドリュー・コージ、『ファミリー・ツリー -血族の秘密-』などのウルスラ・コルベロのほか、平岳大、イコ・ウワイス、安部春香らが出演する。

主演:ヘンリー・ゴールディング
共演:アンドリュー・コージ、ウルスラ・コルベロ、サマラ・ウィーヴィング
その他:イコ・ウワイス、ピーター・メンサー、平岳大、安部春香、石田えりなど


<ストーリー>
日本の闇組織から命を狙われていた男を救ったスネークアイズ(ヘンリー・ゴールディング)。それがきっかけで、彼は600年にわたって日本の平和を守ってきた秘密忍者組織“嵐影”への入門を許可される。だが、嵐影は悪の抜け忍集団と国際テロ組織“コブラ”の連合軍による攻撃を受け危機的状況を迎えていた。スネークアイズは真の忍者になるべく、嵐影から下される三つの試練を乗り越えていく。その一方で、世界を揺るがしかねない忍者大戦が勃発しようとしていた。


何ともショボい内容でした。

『G.I.ジョー』シリーズの第3弾ということだけど、第1弾は見たけど、第2弾を見た覚えがない。

しかも、どうやらスピンオフ的な作品らしい。

そのせいか、出演者にまったく見覚えがない。

そんなことより・・・

とにかくバカすぎる。

主人公のスネークアイズはもとより、敵も味方もバカばかり。

特に、嵐影一派の居城のセキュリティがガバガバすぎて、話にならない。

一族で守り続けているという宝玉を、あそこまで簡単に奪われるなんて、見ていて唖然とするだけ。

あれだけ警備の忍者がいるというのに、何の役にも立っていない。

スネークアイズが怪しいと思っていたのが暁子だけ、というのも、仲間に加えるのを反対していた他の面々は、いったい何をしていたのだろう。

3つの試練というのも、何だかいいかげんで、特に第1の試練はわけがわからなかったが、第2の試練で、人の心を読んでいたブラインドマスターは、何を見ていたの?

あと、全編を通して、騙し騙され・裏切りの連続となっているが、どれも唐突なので、見ていて「どうしてそうなるの?」とか「何でわからなかったの?」とかいうものばかりだった。

特に、スネークアイズは父親を殺した相手に復讐すると息巻いていたのに、いざ鷹村の口車に乗せられて宝玉を奪ったはいいけど、仇を目の前にして、なぜか復讐することをやめてしまった。

しかも、その仇によって、父親を殺したのが「コブラ」の仕業だと分かったのに、その後「コブラ」の女メンバーに対しては、何のアクションも取っていない。

何で?

こういうのも含めて、スネークアイズは単なるバカにしか見えなかった。

さて、スネークアイズの仇である「コブラ」は世界的な犯罪組織で、それを撲滅しようとしているのが「G.Iジョー」だけど、なぜか途中で共闘を始める。

これって、立憲民主党と共産党が手を結ぶみたいに、「お互いに信用していないくせに、選挙のために手を結ぼうとする」のとはわけが違い、あえて言えば自民党と共産党が手を結ぶみたいな感じ(?)だった。

つまり、「たとえ共通の敵が現れたとしても、ゼッタイあり得ないだろう」というものだったわけだ。

そして、最後は鷹村を殺そうと付け狙っていたトミーが、宝玉を使ってしまったために暗黒面に落ちてしまう。

嵐影一族から離脱したわけだが、なぜか「オレはこれから、ストームシャドーと名乗る」と言う。

はあ? それって「嵐影」を英語にしただけじゃん。

しかも、最後に乗っていたのは飛行機(プライベートジェット)だったのだが、あれは嵐影一族のものではなく、トミー個人の持ち物なのか?

それに、どうして飛行機に「コブラ」の女メンバーが乗っていたの?

そのあたりも含めた描写が実にいいかげんで、とにかく「適当にドンデン返しをしとけばいいや」くらいの気持ちでやっているとしか思えなかった。

ということで、あまりにも安易な作品だったので、もともとあまり期待はしていなかったとは言え、ここまでとは思わなかったので、評価は「D」とします。

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