言っていることの意味がさっぱりわからない連中

「イスラム国」が、日本人２名を人質にとって身代金２万ドルを要求した事件。

犯人たちの要求した期限である２３日を過ぎたが、その後表だった変化はない。

これにより、犯人たちの要求は、単に「金」だけであることが明らかになった。

と言うか、最初からそれしか考えられなかったわけだけど・・・

しかし、日本では、これを「安倍内閣をぶっ潰すチャンスだ」と考えているバカな連中がいる。

http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20150121


お馴染みの山本太郎は、「中東に対する２億ドルの支援をやめて、人質を救出しろ」と言っているそうな。

つまり、人道的な「支援」をやめて、身代金２億ドルを犯人たちに払え、というわけか。

こういうバカがいるから、日本人の拉致・人質事件はなくならないわけで、青山繁晴氏によれば、「日本は金しかない」と思われているそうだが、日本人を人質にすると、簡単に金が手に入るという認識を持つのだと思う。

きっかけは、もちろん「ダッカ事件」の時の福田赳夫元首相による「人の命は地球よりも重い」という発言だ。

気持ちはわかるが、これによって「人質を取られれば、いくら金を支払ってでも救出しなければならない」という意味にとられてしまったわけだ。

とりあえず「その場しのぎ」の対応をして、とにかく「死人は（犯人だろうと、人質だろうと）ゼッタイに出さない」という決意だけは感じとられるが、それがどんな結果を招くのか、ということをまったく考えていない。

山本太郎の場合は、人質の命のことさえ頭にないと思う。


また、岩上安身なるジャーナリストは「安倍首相の辞任と引き換えに、人質の命を救えばいい」などというバカ丸出しの発言をしたそうだ。

犯人にとって、安倍首相の辞任なんかどうでもいい、ということなんかどうでもよく、とにかく事件が起こると、「安倍、やめろ！」としか言わない。

仮にもジャーナリストを名乗るのであれば、もっとマシなことを言えばいいのだけど、バカだから治らない。

もし、安倍さんの辞任で解決すると思うのなら、実際に犯人たちとその条件で交渉してみればいい。

それこそ「お前はアホか？」と言われて終わりだろうに。


まだまだ長引きそうな事件ではあるけれど、どっちに転んでも、マスコミは安倍首相に対する批判を展開するのは明らかだ。

もし、身代金を支払えば「テロに屈した」というだろうし、人質が殺されれば、「人質を見殺しにした」というだろう。

どちらかと言えば、「人質を見殺しにした」の方が、「人として許せない」という雰囲気になるので、こういう連中は、たぶん人質が殺されるのを望んでいるのではなかろうか。

とにかくイヤ～な事件だけど、平気で人を盾にとる「イスラム国」の連中も許せないし、この機会に安倍降ろしを合唱する連中の言動には、ホント反吐が出る。