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はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

やっぱ、山井が悪い!?

2018-04-02 | 日記
プロ野球が開幕し、広島カープは中日との3連戦を3連勝で飾り、上々のスタートを切った。

3試合とも逆転勝ち、ということで、今年も「逆転のカープ」は健在!

ということにはなるけれど、逆転するためには、一旦相手チームが先制もしくは逆転をしているわけで、理想としては、先制・中押し・ダメ押しとうパターンの方がいいと思う。

実際、投手陣の中では、開幕戦の野村と第3戦の大瀬良が、ちょっと不安の残る内容だった。

ジョンソン復活(?)したのは大きいけど、問題は明日以降の先発陣(薮田・岡田・高橋?)だろうか。

打線の方は、相変わらず、というよりは上出来すぎるくらいだけど、このまま突っ走ってほしいね。


さて・・・


昨日TBSで放映された「スポーツ天国と地獄 今だから話せる!あの名場面の裏側」という番組は割と面白かった。

項目は以下の10個。(なお、⑩は見ていない)

①北京五輪 >4×100mリレー 史上初の快挙のウラで地獄! <末續慎吾>
②長野五輪 スキージャンプ団体 初の金メダルのウラで壮絶な地獄! <葛西紀明>
③日本人初9秒台 桐生祥秀が“人生初の地獄レース”に隠された感動秘話
④青山学院大学 箱根駅伝4連覇 の直前に!残酷すぎる“天国と地獄レース" <仲正太郎>
⑤中日 53年ぶり日本一 のウラで地獄を味わった男 <山井大介>
⑥ソフトボール 初の金メダル! “上野の413球" のウラで壮絶な地獄!
⑦ジョホールバルの歓喜 の瞬間!エースを襲った“地獄の8分間" <城彰二>
⑧トリノ五輪 日本史上初の金メダル のウラでまさかの悲劇! <荒川静香>
⑨女子マラソン 初の金メダルの裏で、高橋尚子が味わった知られざる地獄
⑩ロンドン五輪 女子バレー28年ぶりメダル 快挙のウラで壮絶な地獄


このうち、①③⑥⑦⑧は、ともに「実は大会当日(またはその直前や競技途中)、○○○(ケガ)だった」というもので、ありがちと言っては何だけど、「ケガによる激痛に耐えて、よく頑張った!」という話だ。

④は、実力の世界なんだから、当たり前の話で、本人からしたら地獄かも知れないけど、この話だけ「実はケガをしていたけど、頑張って優勝した(あるいは好成績をあげた)」というわけではないので、ちょっと違和感があった。


面白かったのは②⑤⑨

面白さの中身は、まったく違うのだけど・・・

②は、ともにメディアに注目されることの多かった二人(原田雅彦と葛西紀明)だけに、「なるほど、そんなことがあったのか」ということで面白かった。

そりゃあ、リレハンメル五輪で、原田が「普通に」飛んでいれば、間違いなく金メダルだったのに、100mさえも飛べなかったため、団体での金メダル獲得はならなかったとなれば、葛西としても「何やってんだよ」と思って当然。

しかも、次の大会では、原田のせい(?)で代表に選ばれなかった葛西に対して、原田は
優勝に向けて大ジャンプを成功させた。

原田が飛んだ瞬間、葛西が「落ちろ~」と叫んだのは、心情としては理解できる。

この逸話を聞いて、まず思ったことは「原田って、やっぱり人間的にはダメなヤツなんだなあ」ということ。

これまでのインタビューなどを聞いていても、何か「頼りないなあ」という感じがしていただけに、あらためてそれが確信に変わった感じ。


⑤は、プロ野球の好きの私としても、よく知っている話だ。

私の理解では、「山井が手のマメをつぶしてしまったため、自分から交替を申し出た」というものだった。

それが、今回あらためて実証された形になったのだけど、当時の関係者である落合監督・森コーチ・山井投手のそれぞれの言い分は次の通り。

落合「森コーチから、突如『山井が替わりたいと言っています』と言われたので、替えざるを得なかった。本人が行きたい、と言っているのに替えることなどあり得ない」

山井「8回を終わったところで、森コーチから『どうする?』と聞かれたので、これは交替させたいのだな、と思い、自ら『替えてください』と言った。(もし言われていなかったら、続投していたか?という質問に対して)もちろん行きますよ。マメがつぶれていると言ったって、それに気が付かないくらいだったのだから」

森「山井のユニフォームに、マメがつぶれて血がついていたので、『大丈夫か?』と言う意味で『どうする?』と聞いた」

つまり、山井がマメをつぶして血を出していたので、心配したコーチが「どうする?」と聞いたら、山井が「替えてください」と言ったので、コーチは監督に申し出た。監督もびっくりしたけど、本人が替わりたいと言っているのに、「ダメだ、投げろ!」などと言えるわけもない。だから替えた・・・ということになる。

これって、山井がヘタレすぎるというか「根性なし」すぎるだろう。

バナナマンをはじめとした番組出演者たちは、口をそろえて「これって、誰も悪くないじゃん」などと言っていたが、これはどう考えても山井が悪い!

自分が「いえ、大丈夫です。行きます」と一言言えばいい話。

ただ、それだけ。

たとえ打たれたところで、誰も文句なんか言わないだろうに。

それを、勝手に「コーチは替えたいと思ってるんだ」とか思っておいて、後になって「行けと言われれば、そりゃあ行ってましたよ」などとしゃあしゃあと言う神経が理解できない。

お前のせいで、世間では「落合は、どうして山井を替えたんだ」などと落合監督に対して一斉にバッシングを浴びせたのだが、監督はそれに対して一切弁解をしなかった。

「そりゃあ、選手を守るのが監督の役目ですから」というコメントは、落合さんに限らずすばらしいものだけど、それ以前に、山井のせいで後を継いだ岩瀬までが、相当迷惑を被ったはず。

結果的に、山井が完全試合を達成できなかったのは、山井自身が「チキンだったから」ということになるけど、いいのか?

山井のインタビューを聞いていて、「こいつ、クズだな」と本気で思いましたよ。


そして、最後は⑨

高橋尚子選手がシドニー五輪のマラソンで、女子陸上ではじめて金メダルを獲得したレースは、私もよく覚えている。

30km地点で、彼女がサングラスを投げ捨てたシーンも、よく覚えていて、あそこからスパートをかけたということもあって、かなり有名なシーンにもなっている。

それが、実は「その時、彼女は地獄を味わっていた」というから、いったい何が起こっていたのかと思えば・・・

何のことはない、ただ30km地点で待っていると約束していた小出監督がいなかった、というだけ。

それがレースに大きく影響したのか、と言うと、「2万円もしたサングラスをそのへんに投げ捨てたくなかったので、誰か渡せる相手を探していた。結果的に父親(?)を見つけたので、サングラスを投げるため、並走していたシモン選手の邪魔にならないよう、少し前へ出てサングラスを投げた。その時、シモン選手がついてこなかったので、これはチャンスだと思い、一気にスパートをかけた」というものである。

結果論とは言え、小出監督がいなかったことで、自分の判断でスパートをかけることができたわけで、そこには「地獄」なんて存在しない。

話を大きくするために「天国と地獄」にしたのは別にいいけど、この話だけ、地獄はどこにも出てこない。

話としては面白かったので、それはそれでいいのだけど、タイトルの付け方にもう一工夫する必要があるんじゃないの?という気がした。

せっかく面白い番組だったのに、「何だよ、地獄なんて関係ないじゃん」とか思われるようでは、いくら面白そうなタイトルをつけたところで、「どうせたいしたことないんだろ?」とか視聴者からそっぽを向かれるんじゃないの?


以上、全体的にはとても面白かったです。

でも、やっぱり山井はいかんだろう!


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