例の沈没船事故について、ニュース等でも連日のように盛んに報じているが、被害が大きいことばかり強調していて、肝心の原因についてはあまり触れていないように思われた。
たぶん、あの民族の杜撰さが浮き彫りになるだけなので、あえて避けているのだろう、という気はしていたが・・・
先日のテレビ朝日・報道ステーションで、珍しくきちんと解説していた人がいるらしい。
その人の名前は、東京海洋大学大学院・渡辺豊教授。
動画等が出回っていない(?)ので、私もまだ見ていないが、見た上で要点をまとめてくれている人がいた。
<「nozawa22 New!」さんのブログ>
http://new22nozawa.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-73f4.html
ちょっと長くなるが、箇条書きにしてまとめると以下のようになる。
・当時あの船は、日本でフェリーとして就航していた頃に比べ、乗員定数を120名近く増やし、総トン数も240トン近く増していた。
・客室を3階4階に増設し、改造で船の重心が上になっているのに、船首甲板にコンテナーを山積みして、さらに重心が上になっていた。
・大型トレーラーを30トンと申請して、 20トン積載オーバーで50トンのトラレーラーが3台進行方向左側に積み込まれた。
・コンテナー室に入れられない分の荷物が甲板に山積みされていた。
・従って、出航時にはすでにバランスが悪い状態であった
・仁川インチョン港を出た段階で、おぼつかないバランスであったが、一昼夜無事に航行して、珍島あたりで潮流は激しく、転覆する危険があった。
・さらに過載されたトレーラー3台は、船内の同じ左側に積められていたが、留め金がしっかりしてあったとは思えないから、少し揺れただけで、一層左に寄ってしまう可能性があった。
・初めての航路であった三等航海士は、済州島へ向かい、済州島に向かう珍島近くまでは、ギリギリの重心の限界できたが、わずかに航路がズレていると気づき、A地点で少し軌道修正した
・これが、全速にちかいスピードで方向修正したので、船体の傾きが一層大きく傾き、復元限度を越してしまった。
・すると、トレーラーなど車両が一方に寄り、コンテナー室の荷物も一方に寄った。
・船足の速度を変えなかったので、復元修正が限界を越した。
・さらに、もう一つの問題点として、一番下の船倉には燃料の重油が蓄えられていて、船の重心バランスをとっていたが、それが一昼夜の間に相当の量が減った。
・仁川港を出る時点では、辛うじて船の重心がバランスが取れていたのが、船底にある燃料が減り、重心が上に上がってきているところに、軌道修正をしたことで船体が傾き、限界を越したため、積んでいた貨物やトレーラーが一斉に荷崩れして船が傾いた
・そこで数分後、B地点で、方向舵を切り替えて方向修正しようとした。
・ところが、船が垂直に立っている場合は、舵は正常に働くが、船が傾いている場合には、何も働かない。傾いた方向に方向舵が利くのみとなる。
・操舵手も三等航海士も、動転して、ようやく推進エンジンを止めたが、船は傾いたまま激しい潮流に流された。
・その間に、大型トレーラーが船壁にぶつかり、徐々に水が船内に入ってきた。
・傾きがまだ少ないうちに船の外にでていれば、救助を求めやすかったのだが、逆に船室に待機するようにという指示が繰り返し伝えられたため、正直な高校生は、それを守ってしまい、それが被害を大きくした原因と思われる。
要は、もともとバランスの悪いままで航行していたのが、ちょっとバランスを崩した上に、燃料が減ってきて、さらにバランスが悪くなったから傾いた、ということらしい。
当初、座礁したのではないかという話もあったが、「それにしては不自然な沈没のしかただ」という声があったのも事実だし、そういう意味では、この説明が一番わかりやすい。
こんな正論を、よくテレ朝が報道したよな、という気もするが、たぶんこんな正直に分析する人だとは思わなかったのだろう。
実際、放映中アナンサーの長野智子が、必要以上にチャチャを入れて話の腰を折ったらしい、という話もある。
いずれにしても、この話を早くあの国に教えてあげればいい。
まっ、言ってもムダだろうけど・・・
たぶん、あの民族の杜撰さが浮き彫りになるだけなので、あえて避けているのだろう、という気はしていたが・・・
先日のテレビ朝日・報道ステーションで、珍しくきちんと解説していた人がいるらしい。
その人の名前は、東京海洋大学大学院・渡辺豊教授。
動画等が出回っていない(?)ので、私もまだ見ていないが、見た上で要点をまとめてくれている人がいた。
<「nozawa22 New!」さんのブログ>
http://new22nozawa.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-73f4.html
ちょっと長くなるが、箇条書きにしてまとめると以下のようになる。
・当時あの船は、日本でフェリーとして就航していた頃に比べ、乗員定数を120名近く増やし、総トン数も240トン近く増していた。
・客室を3階4階に増設し、改造で船の重心が上になっているのに、船首甲板にコンテナーを山積みして、さらに重心が上になっていた。
・大型トレーラーを30トンと申請して、 20トン積載オーバーで50トンのトラレーラーが3台進行方向左側に積み込まれた。
・コンテナー室に入れられない分の荷物が甲板に山積みされていた。
・従って、出航時にはすでにバランスが悪い状態であった
・仁川インチョン港を出た段階で、おぼつかないバランスであったが、一昼夜無事に航行して、珍島あたりで潮流は激しく、転覆する危険があった。
・さらに過載されたトレーラー3台は、船内の同じ左側に積められていたが、留め金がしっかりしてあったとは思えないから、少し揺れただけで、一層左に寄ってしまう可能性があった。
・初めての航路であった三等航海士は、済州島へ向かい、済州島に向かう珍島近くまでは、ギリギリの重心の限界できたが、わずかに航路がズレていると気づき、A地点で少し軌道修正した
・これが、全速にちかいスピードで方向修正したので、船体の傾きが一層大きく傾き、復元限度を越してしまった。
・すると、トレーラーなど車両が一方に寄り、コンテナー室の荷物も一方に寄った。
・船足の速度を変えなかったので、復元修正が限界を越した。
・さらに、もう一つの問題点として、一番下の船倉には燃料の重油が蓄えられていて、船の重心バランスをとっていたが、それが一昼夜の間に相当の量が減った。
・仁川港を出る時点では、辛うじて船の重心がバランスが取れていたのが、船底にある燃料が減り、重心が上に上がってきているところに、軌道修正をしたことで船体が傾き、限界を越したため、積んでいた貨物やトレーラーが一斉に荷崩れして船が傾いた
・そこで数分後、B地点で、方向舵を切り替えて方向修正しようとした。
・ところが、船が垂直に立っている場合は、舵は正常に働くが、船が傾いている場合には、何も働かない。傾いた方向に方向舵が利くのみとなる。
・操舵手も三等航海士も、動転して、ようやく推進エンジンを止めたが、船は傾いたまま激しい潮流に流された。
・その間に、大型トレーラーが船壁にぶつかり、徐々に水が船内に入ってきた。
・傾きがまだ少ないうちに船の外にでていれば、救助を求めやすかったのだが、逆に船室に待機するようにという指示が繰り返し伝えられたため、正直な高校生は、それを守ってしまい、それが被害を大きくした原因と思われる。
要は、もともとバランスの悪いままで航行していたのが、ちょっとバランスを崩した上に、燃料が減ってきて、さらにバランスが悪くなったから傾いた、ということらしい。
当初、座礁したのではないかという話もあったが、「それにしては不自然な沈没のしかただ」という声があったのも事実だし、そういう意味では、この説明が一番わかりやすい。
こんな正論を、よくテレ朝が報道したよな、という気もするが、たぶんこんな正直に分析する人だとは思わなかったのだろう。
実際、放映中アナンサーの長野智子が、必要以上にチャチャを入れて話の腰を折ったらしい、という話もある。
いずれにしても、この話を早くあの国に教えてあげればいい。
まっ、言ってもムダだろうけど・・・
積み込む最中から出港するまでのビデオ映像を流していて、通常積み込んだ荷物の点検に約30分位はかかるところ、積み込み終了から出港まで数分しかかかっていなかったとか。
日本製だから~という責任転嫁は珍しく今回はなさそうです。
さすがに、ここまでくると「日本が悪い!」は通用しなくなったのでしょうね。
とりあえず、濡れ衣を着せられずに済んだのかな?
なんせ、常識が通用しないのですから。
すみません、返信が遅くなってしまいました。
さすがにここまでヒドいと、日本に責任転嫁すればするだけ、ボロが出てくるので、やめたんでしょうかね。
日本のマスコミもあまり報道しなくなったところを見ると、あの国だけの問題だということで、これ以上やりようかせなくなったのではないでしょうか。