はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

いや、そういう意味で言ったのでは・・・

2013-06-26 | 日記
鳩山元首相が、またまたアホ発言をしたそうだ。

香港のテレビ取材に対して、尖閣諸島について「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」とコメントしたらしい。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130625/plc13062512440008-n1.htm


これだけだと、何のことだかよくわからない人もいるだろうから、要約するとこういうことらしい。

カイロ宣言とは、第二次大戦中に、米英中によりカイロにおいて「連合国による対日方針」について話し合われたものをまとめたもの。

しかし一般的には、「カイロ宣言」とはいうものの、「時間も日付もないし、そもそも署名もない」というシロモノなので、とても公文書とは言えない、と言われているらしい。

その内容とは・・・

1.米英中による対日戦争の継続表明
2.日本の無条件降伏を目指す
3.日本への将来的な軍事行動に対する協定
4.第一次世界大戦により占領した太平洋の全島奪還、及び日本が中国領土から奪った領土を中華民国へ返還
5.日本により獲得された全領土剥奪
6.朝鮮の独立

問題となっているのは、このうち「4」のことだ。

つまり「日本が中国領土から奪った領土」の中に、尖閣諸島も入っているので、「尖閣諸島はシナのものだ」というシナ側の主張に対して、鳩山さんは「そういう理屈は十分成り立つ」と言っているわけだ。

当然のことながら「この売国奴が!」といういつもの罵声が飛び交っているわけで、自民党の菅官房長官も「断じて許しがたい」と言うのは当たり前だろう。

一方の鳩山さんも、いつも通り「そういう意味で言ったのではない」というコメントをしたそうだ。

だけど、「どういう意味で言ったのか」というのが問題なのではなくて、そもそも一切の反論をすることもなく、ただシナの立場に立った発言をしたことが問題なのだ、ということがこの人にはわかっていない。

たぶん、鳩山さんの頭の中では、次のように考えているのだと思う。

シナ「尖閣諸島はもともと我々のものだ」
鳩「なるほど」
シナ「それを日本が盗んだのだ」
鳩「もしその通り(もともとはシナのもの)であれば、そうかも知れませんね」
シナ「だから、カイロ宣言に基づき、日本は尖閣諸島を我々に返すべきだ」
鳩「確かに、そういう理屈になりますね」

要は、単に相手が考えていることに「そういう理屈が成り立つかもね」という意味で「尖閣諸島を盗まれたとシナに思われても仕方がない」と言った、ということ。

だから、鳩山さんとしては「ボクは悪くないもん!」と思っているに違いない。

そして・・・

たぶん、いくら説明してもダメだと思う。

さらに・・・

これからも、こんなことを続けるんだろうな、と思う。


ホントに、こんな人がよく総理大臣をやったなあ、と改めて感心してしまう!?


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