「やっぱ、組織風土って大事だよな~」
病み付きになった『金融腐食列島』シリーズを全巻読み終えての、
素直な感想です。
企業の中での異常なまでの上下関係。
部下は子分や弟子ではないし、ましては使用人じゃない。
それなのに、なぜここまで部下に服従を強いたり、上司に服従
しなきゃいけないのか?
偉くなった人っていうのは、なぜこんなに常識を失っていくの
だろう?
人間にとって、引き際というのは本当に難しいものだ。
企業の合併。吸収する側と吸収される側の天と地の差。
社員の幸せのために、何としても企業は健全に存続しなければ
いけないものだ。
企業風土を大切した経営って、順調な時にはそのありがたみが
分からない。無くなって、あるいは無くなりそうになって、
初めてその大切さが分かるんですね。
でもそれじゃあ遅いから、常に感謝し、さらに良くする努力を
怠らないことの重要性を痛感しました。
また、バブル期以降の日本経済史についても、初めて知ることも
たくさんあり、勉強にもなりました。
もう終わったと思うと、ちょっと寂しい気分です。
今は、合併して、いずれもメガ・バンクですが。
確か、「呪縛」だと思うけど、検察に引っ張られた上司が釈放されて、その釈放お祝いゴルフを埼玉の東松山CCでやるシーンがあります。ゴルフ場で昼食を取りながら、「ここの東松山弁当は、名物で旨いんだな」と登場人物が話します。
このゴルフ場は、うちの埼玉の工場が代々メンバーで、年に一回、私が主催で、シート販売先のお客様を集めて、このゴルフ場でゴルフ大会をやります。
東松山弁当を頼んだお客さんには、必ず、「金融腐蝕列島」の話をします。
先月も、話したばかりです。
確かにそういう場面がありました。憶えています。
その名物の弁当だけでも一度食べたい気分です。
その場で、A鉄工のA社長とお話されたのですね。
但し、我々はお弁当を頼みませんでしたが。
やはりそうでしたか。
これで、先日のkevinさんの発言と繋がりました!
小説の中の、ACB銀行の北野次長ですね。
そんな続きがあったとは!
次回お目にかかった時、ぜひ教えて下さい。