磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

また、また、走る、走る

2017年12月02日 20時20分12秒 | オフ・ビジネス

プレイバック・アメリカ出張です。


アメリカからの帰りはフェニックスからシアトルにまず飛び、そこで成田行きに
乗り継ぎでした。

帰りは往きよりもっと乗り継ぎが厳しく、1時間しかありません。
往きが往きだったので、帰りも相当気にしていたんですが、運良く、10分くらい
早くシアトルに着きました。

  ラッキー! 帰りはセキュリティも何もないので、これで
  大丈夫 

ほっと安心しつつ、乗った飛行機は到着ゲートに向けて、地上を滑走していました。

ゲートがもう目の前・・・  っと、突然、飛行機が止まってしまいました。
なかなか動きません。 早着した10分はアッという間に消化してしまい、
それでもまだ止まったまま・・・



しばらくすると機長のアナウンスが:

 「当機が到着予定していたゲートを先に利用した機が
  エンジン不調で動けなくなってしまい、ゲートに駐機
  したままのため、我々がゲートに入れません。
  したがってこのまましばらく待機しますが、場合によって
  30分くらい掛るかもしれません」

 ゲゲゲ! 往きのロサンゼルス空港と同じだ・・・ 

そんなこと言ってる間に搭乗時刻になりました。しかしまだ動きません。

フライトアテンダントにその旨伝えたら、

 「乗り継ぎ便もデルタなので、まだ大丈夫。
  成田行きのゲートは〇〇番だから、移動にはそんなに
  時間は掛らないから」

そう聞いてからも、飛行機は停止したままでしたが、そのうちやっと
動き出しました。

 「よし!」

と思ったら、ゲートを横目に、大きく右方向へUターン、そしてこれまで
止まっていた場所よりさらにゲートから離れた場所に再び駐機。

 「いつまでも従来の場所に止まっていると、他の飛行機の
  邪魔になるので、迷惑が掛からない場所へ移動しました」

何じゃ、それ!

 「シアトルから乗り継ぎのお客様はお知らせください」

とアナウンスが流れると、続々と乗客が前方へやって来ます。
中には、私と同じ成田行きの人も数人いました。
でも、誰も言われることは同じ。

 「あなたの乗り継ぎ便のゲートは〇〇番です。
  ただ機内では乗り継ぎが間に合うかどうかについては
  何も分からないので、降りてから、地上のスタッフに
  尋ねてください」

 「・・・」

こんなことなら、申し出ても、何のプラスにもならない。


それにしても、もうダメです。
だってもう出発時刻ですから・・・

諦めて、

 「この後の手続きが大変だな~
  明日たのフライトに乗れるんだろうか?
  今夜のホテルはどこになるんだろう?
  今日の午後はどうしよう・・・?」

とすぐ考えてしまうので、

 「いや、いや、すぐに諦めるけど、まだ決まった
  訳じゃない。最後まで諦めちゃいけない」

と自分に言い聞かせていたら、突然、飛行機が動き出しました。


そして最初に予定していたのとは別のゲートではありますが、とにかく
ゲートに到着。 結局、シアトル空港の滑走路にタッチダウンしてから
1時間以上経過していて、成田便の出発時刻は過ぎています。


それでも諦めず、ドアが開くのを待って、真っ先に飛び出し、出たところの
カウンターの係員に、

 " Narita! Still ok? "

と尋ねたら、

 " Yes! Go to the gate! "

" Yes? "

 " Yes! "

と言われ、「やった!」と思ったけど、でもまだ心配です。
とにかく少しでも早くゲートに到着しなきゃ。





で、往きのロス空港の時と同じように、また、また、走る、走る! 

走りながら、

 「どうしていつもこうなっちゃんだろう・・・?」

でも、今はとりあえず、走る、走る!


ゲートが近付いてきました。

 どうなんだろう?
 まだ本当に大丈夫なんだろうか・・・?

 あれ、まだゲートの辺りに人がいるぞ!


で、ゲートについて、息も絶え絶えで、係員に搭乗券を見せると・・・

間に合った! それどころか、



 「もう少し待ってください」

頭上のモニターを見ると、出発時刻が1時間ほど遅くなっているじゃないですか!
それならそう教えてよ。


やれ、やれ。本当にやれ、やれ。

この時の教訓。「最後まで諦めちゃいけない」


その後、搭乗開始のアナウンスで、飛行機に乗り込んだら、もうほとんどの
乗客はすでに座席についていました。

もう飛ぶ寸前だったんですね。それを我々の便が遅れたので、それ以外の
乗客を乗せたまま、離陸を遅らせたんです。

1時間、飛行機の中で離陸を待たされるのは大変だけど、それでもヒヤヒヤ、
ハラハラして、その後走らされて、心臓ドキドキ よりはまだマシだよね。


息も、帰りも、空港内を走り回って、体力が付いたのか、寿命が縮んだのか?
本当にしんどかったです。

きっとこのせいで、帰国後もしばらく体調が悪かったんだ・・・
思い出すだけでも、またしんどくなりそう。



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