磯輪日記

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インキ? インク?

2020年08月08日 20時39分54秒 | マーケティング・センス
 
昔、わが社の知恵袋のIくんと、
 
 「インキ? それともインク?」
 
という議論をしたことがあります。  Iくん、覚えてるかな~
 
 
段ボール業界では、みな『インキ』と言うんです。『インク』という人はいません。
でも、英語では  " (Printing) Ink "。 『インク』です。
 
 「なぜ『インキ』なんだろう?」
 
と思って、Iくんに質問したんです。
 
残念ながら、Iくんでも明確な答えは持ち合わせていなくって、そのままになって
しまったような記憶です。
 
 
今回送られてきた 日本印刷産業機械工業会の会報に目を通していたら、目次に
 
 
『インキとインク』というコラムが紹介されていました。
まさに30年くらい前に、私が思った疑問そのものです。
 
早速そのコラムを読んでみました。
 
 
 
 
コラムを書いたのは、元・大日本インキ(現・DIC)の技術者だった尾崎章さんと
いう方でした。 尾崎さんによれば、
 
 「当時より『インキとインク』の差について質問を受けた
  経験が多い。」
 
そうか! 疑問に思うのは、私だけじゃないんだ!
でもISOWAではそういう疑問をあまり聞くことがないな~
 
 「一般的には、『筆記用がインク、印刷用がインキ』と認知
  されているケースが多い」
 
そうです。
 
  筆記用は、7世紀ごろから18世紀まで1,000年以上に
  わたって鳥の羽に、フランス語で『モノを書く液体』と
  いう意味の " Enque " を付けて、文字を書いていました。
  これは『インク』と発音するのを聞いて、日本でも
  『インク』と呼ぶようになりました。
 
  一方、印刷分野では、幕末、長崎の海軍伝習所が教材を
  印刷するためにオランダから印刷機を購入した時、一緒に
  輸入されたのが " Inkt "。オランダ人は『インキ』と発音
  していたため、これが国内用語として定着していった。
 
なるほど、これが『インキ』と『インク』の由来か~
 
 
ISOWA、そして段ボール関係のみなさん、『インク』じゃなくって『インキ』の
理由、ご存じでした?
 
 
 

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