原油が！

昨日紹介したアメリカからのお客様と話していて、エネルギーコストの
話になった時、私が、

　「原油が値下がりしてるから、このままじゃ誰も
　　重油のコストなんか気にしなくなるんじゃないかな」

と話したら、

　「そういえば・・・」

と教えてくれたのがこの話。

たまたま彼がネットでニュースを見ていて発見したそうですが、

　「原油の価格が下がり過ぎて、とうとう１バレル当たり
　　５０セントを払って、原油を引き取ってもらっている
　　という話が記事になっていた！」


最初は冗談かと思ったけど、その後、ネットで調べてみたら、
出てきました、出てきました、その記事！

もともとニュースで流れるような国際標準価格の品種は１バレル当たり
３０ドルを切ったという水準ですが、当然のことながら品質によって
差がある訳で、非常に品質の悪い原油になると大きく違うんですね。

また採掘場所が内陸部奥地となると、タンカーで運んだりできないことも
あって、需要地に持って行くまでの輸送コストが嵩みます。


そこへ来て、需要が大きく減退してきて、生産を完全に停止することも
難しい状況になってきて、とうとう、

　　米国産原油の販売者が購入者に金銭を給付して
　　販売する

つまり、

　　原油価格がタダどころか、お金がもらえる

ということが現実に起こっているというのです。


こんな状況をちょっと前まで一体誰が想像したでしょう。

ということは、この先、一体何が起こるかなんてことは、誰も分から
ないってことですよね。

世の中に「絶対」ってことは存在しない。

気を引き締めましょう！