磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

気持ちよかったな~

2018年10月21日 22時19分49秒 | オフ・ビジネス

Yくんの披露宴を失礼して、大急ぎで名古屋駅前のミッドランドホールに向かいました。
一橋大学中部アカデミアです。

今年のテーマは、

   社会に信頼される企業のあり方を問う
− 「人を幸せにする資本主義」とは何か −

ISOWAと私にとって、ド・ストライク です。

それだけじゃなく一橋大学の建学の精神『Captains of Industry』にも通じる
ものです。

そういうことで、パネリストの末席に連なることになりました。




冒頭開会の挨拶をした如水会名古屋支部の佐伯支部長は、東邦ガスの社長、会長を
歴任されていて、まさに『公益』事業なので、

 「こういう会社は、地域の住民の満足度で評価されるべきだと
  思っているけど、いざIR説明会やファンドの前に出ると
  ブレるんだよ。
  でもブレちゃいけないんだ」

実にすばらしい考え方ですね、さすが支部長!




もちろん、河村市長も漏れなくついて来ます (笑)


そして一人目の基調講演。



アライアンス・フォーラム財団代表理事で、安倍内閣の内閣参与でもある原丈人さん。

原さんは、河村さんの主張にかなり共感したようで、

 「河村市長の考えはなかなか面白いので、また会いましょう!」

とエールを送っていました。名古屋市長参与にもなってもらったらどうですか?

原さんが主張する『公益資本主義』の目的は、健康で教育を受けた中産階級が
豊かになること。 

 「今の時代、世界のトップの8人の金持ちが持ってる資産が、
  最下層から数えて36億人(つまり地球の全人口の約半分
  ですね)分の合計の資産と同じなんですよ」

恐ろしいほどの、いや狂ったほどの富の偏在ですね。

それを解消するには、

 「ファンドと超大企業の経営者だけが儲かる英米主導の
  株主資本主義を捨て、経営者を含む社員、仕入先、顧客、
  株主、地域社会、地球といった会社を含むあらゆる
  関係者がすべて幸せになれる公益資本主義を目指す
  べき。それができるのは日本」

とても刺激的な講演でした。


二人目の講師は、



坂本先生です。
 
 「いい会社になりたければ、いい会社と付き合いなさい」

これ実に真実だと、最近、ますます感じています。

 「もはや日本の大企業に学ぶところなし!」


これには原さんも、

 「日本の会社でアメリカの会社の真似をしている会社は
  もうダメと、中国でも言ってますよ」

坂本節はこの日も絶好調でした。




休憩を挟んで、一橋の島本先生、花崎先生に続いて、私もISOWAの経営を
例に、自分なりの『人を大切にする経営』を20分間話しました。

坂本先生とは経営に対する基本的な想いは同じですし、原さんの主張も共通する
点が多く、それを受けてのプレゼンだったので、とても気持ち良く話すことが
できました。


他の先生の様子は写真に撮れますが、さすがに自分がしゃべってる様子は自分では
撮れないので、順番が回ってきた時、大学の事務局としてずっと助けてもらって
いるIさんに、

 「私がしゃべってるところ、写真に撮ってください」

とこっそりお願いしました。

Iさんとは、昨年のアカデミアの準備段階から交流があるので、気楽に頼んじゃい
ましたが、私のリクエストにも快く応じてくれるので、ブログ作成の面でもとても
助かります。


私の報告が終わると、



全員がそろって登壇し、パネルディスカッションに。


ここでは資本主義を真っ当なものにするにはどういう仕組みが必要かという氷山の
上の部分が中心だったようで、この手の話は私はあまり関心が無いので、発言したい
ことも持ち合わせず、今ひとつ楽しめませんでした。





シンポジウムが終了して、懇親会場へ移動する時、島本先生が、

 「幸せのイノベーションですか、いいですね」

と声掛けてもらいました。 私の話は理論ではなく、日々の経営の中から自分なりに
創り出したストーリーなので、学問的ではありませんが、それでも少しは大学の先生
にも伝わったんでしょうかね。




Iさん、そして上司のKさんも『磯輪日記』を見てくれていて、

 「ツノ坊さんもいらっしゃったと受付から報告があったので、
  懇親会でお目に掛かれると楽しみにしてたんですが・・・」

と言われたんですが、残念でした。またの機会に!


昨日は、ISOWAからもかなりのメンバーが参加してくれました。
私は、今回、ちょっと新しい切り口で話したので、それを何人ものISOWAビトに
聞いてもらえたことは、とてもうれしかったし、そのことは、今後は、わが社の
TASUKEビトのみなさんにも伝えていくつもりです。

すでに数人から感想のメールをもらっています。

 「諸外国に学ぶとか、社会的ガバナンスとか…
  大切な事なんでしょうが、今回のシンポジウム
  テーマでもある社会に信頼される会社とは、
  社員が会社を信頼している会社だと思っています」

というSくんの言葉、最高でした。


また大学の同級生のIくん、そしてブログのお仲間であるISOWAのご近所の
N先生がわが家の庭で鳴くセミで毎年夏を感じてくれている教え子の
生徒くん
とご自分の息子さんまで連れて、参加してくれました。
本当にうれしかったです。ありがとうございました。


長い一日だったけど、とても充実した一日でした。



追伸
 一橋のすばらしいキャンパス、ここでムービーを楽しんで下さい

   
   


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4 コメント

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Unknown (K)
2018-10-21 22:22:42
新しい切り口...でしたね。確かに公益と私益の話は今まで自身が聞いた英之さんの話には無かったと思います。でも話の内容はいつも通りでした。理念や氷山等々。
資料のppに51:49の数字を見て、凄く見覚えのある数字だなあと思いました。見たのは確か就活中だったと思います。
正直経営の話は全ては理解できませんでしたし、直ぐに役に立てられないとは思いますが、あの場に参加することがいい経験になったと思います。
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Unknown (すずき)
2018-10-22 08:10:56
久しぶりに、社外で、(主に)社外の方向けの英之さんのお話を聞けてよかったです。
”公益”の視点を頭の隅に意識しつつ、自分と自分の愛する家族のために、また周囲の人とその人の大切な家族のために行動を積み重ねていきたいと思います。
返信する
そう言ってもらえると (磯輪)
2018-10-22 20:38:41
 Kくん

> あの場に参加することがいい経験になったと思います。

そう言ってもらえると、本当にうれしいです。
新入社員ながら、よくぞ参加してくれました。
ありがとう!
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Unknown (磯輪)
2018-10-22 20:40:55
Sくん

土曜日なのに、ありがとう。

最初から大上段に構えず、自分の力で実現
可能な、身近な公益から実現させていこう!
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