笑顔と視線

 

ＩＳＯＷＡの機械を初めてお買い上げいただいたＭ社様の社長、常務、他幹部の方々、

合計５名様が、東海地区が豪雨に見舞われている中、初めてＩＳＯＷＡを訪問して

くださいました。

今月半ばに納入させていただく、アイビスの出荷前の立ち合い検収のためです。

 

「製品こそ最高のセールスマン」とか「製品はモノ言わぬ営業マン」というような

言葉がありますが、まさにそれを地で行く初取引でした。

 

わが社のアイビスをお使いのお客様を何度か訪問された結果、

 

　「圧倒的にアイビスだ！」

 

という結論に達して、ご注文頂くことができましたが、最初のご見学は

ＩＳＯＷＡがご案内したのでなく、別の目的で見学に出掛けた先で

たまたまアイビスをご覧になったのがきっかけでした。

 

ご注文を頂き、間もなく据付も始まるというのに、まだ一度もＩＳＯＷＡには

お越し頂いたことはなく、昨日が初ＩＳＯＷＡでした。

 

いつものように『ディスカバーＩＳＯＷＡツアー』でのご案内と、アイビスの試運転

でしたが、いつもと違ったことが最初から発生！

サービス本部で自分語りを担当するのが　２年目のＫくん　でした。

 

　「おお、初取引のお客様の社長、常務に２年目のＫくんを

　　ぶつけるか！」

 

と、人選したサービス部門の面々の度胸と決断に感心しました。

ただ自分語りをするＫくんの背後には、上司のＦくんがちゃんと温かく見守って

いました。　そのおかげでしょうか、多少の詰まりはあったけど、どうして、

どうして、立派に語りました。　よくやったぞ、Ｋくん！　

 

その後は、実際にお納めするアイビスの前で、据付にあたるＳくん、電気のＹくん、

そして調整チームのＮくんもご挨拶。

 

いつものように難易度の高い段ボール箱を精度高く生産する様子をご覧頂き、

お帰りになりました。

 

翌日、お客様から、お礼のメールを頂戴しました：

 

> 昨日は弊社の為に皆様の貴重なお時間を頂き、また、すばらしい社風を体感

> できました事 大変感謝申し上げます。　完成機についても現段階で十分満足

> しております。

> 温かくお迎え頂き立ち合い検収させて頂きました。折角なので私の感想を

> お伝えいたします。（沢山あり書ききれないので一つだけ）

>「社員様の笑顔と視線」、目をそらす方が一人も居なかった事には非常に

> 驚きました。

> 私たちの気分が良いのは当然ですが、貴社の一体感・社風・人材力を

> 一番体感できたのはこれでした。

> 弊社も顧客の工場見学の際には「挨拶」については必ず褒めて頂きます。

> が、ISOWAビトを体感した後、「最近の弊社の挨拶は形式的で本来の意味が

> 薄くなっているなー」と思いました。

（中略）

> 今後も機械だけではないお付き合いが末永く続けられる様、社員一同頑張ります。

> 特に私が頑張りますので何卒よろしくお願い申し上げます。

 

とってもうれしい、ありがたい　お言葉でした。

 

もしあなたがある人の自宅を訪問したとします。

その時、玄関に相手のご家族全員が整列して、一斉に大きな声で「こんにちは！」と

まるでいつも練習している軍隊のように出迎える家族ってあるでしょうか？

そんな家族なんて、いませんよね。

また仮にそんな風に迎えられても、本当に歓迎してくれてるって思います？

 

やっぱり家族一人ひとりが、笑顔で、それぞれのスタイルで声を掛ける。

それが一番自然で、一番心がこもってると思うんです。

 

会社でも同じです。

仕事でどうしても手が離せられないこともある。

電話中のことだって。声が出せない時もある。

だったら気持ちを込めて会釈だけでも。

あいにく立ち上がって、ご挨拶できないこともある。

座ったままでもいいじゃない。

その人が、その時点でできる精いっぱいのおもてなしの気持ちを表現する。

個々人がバラバラであっても、自然が一番。

 

そういう気持ちでお客様をお迎えしたい。

そのＩＳＯＷＡビトの真心が伝わったっていうのが、本当にうれしかったんです。

 

我々は機械メーカーです。

まず一番に、いい機械を作ること、そしていいサービスを提供すること。

これがなければ、すべて絵に描いた餅に過ぎません。

しかし、その源って、いい社風、そこで育てられたいい人財、いい技術、いい技能です。

これが本来の順序じゃないでしょうか。

 

　『段ボールを通じて　世界中に幸せを』

 

頑張ります！