ルーツを辿って

午前中は、お彼岸の施餓鬼法要にお寺さんへ出向いて、もうすぐ一周忌を
迎える父や母、祖父などご先祖様一同へお経を上げてもらいました。

そして午後は、ツノ坊と一緒に一宮に向かいました。

目的は、母を早く亡くした父が実際に育ててもらった母方の祖母のお墓を
参るためです。

父の書き置きの中にも、

　「私を育ててくれた祖母 加藤ちよう のお墓を、私が亡くなっても
　　必ず参るように」

とあります。

ただいつも父は自分ひとりでお参りに出掛けていたので、お墓の在り処を
知りません。その点、父も心得て、同じ書き置きの中で、

　「お墓の場所は、一宮か上飯田のおばさんが知っているので、
　　教えてもらうこと」

とアドバイスしてくれています。

そこで一宮に住む叔母（父の妹）に連絡をして、今日、案内同行をお願い
してあったのです。

叔母の自宅に迎えに行くと、いとこも一緒にお参りするということで、
４人で向かいました。

叔母の自宅からは車で１０分くらいと近くでした。

ここのお墓には、父の母方の祖父母が眠っています。

案内してくれた叔母も、

　「このおばあさんには本当にお世話になった。
　　自分の娘（父や叔母の母 もと）は早く亡くなったから、
　　まるで自分の子どものように私たちを育ててくれた」

その叔母からは、次から次へと初めて聞く話が飛び出してくるので、

　「せっかくならどこかでお茶でも飲みながら、もう少し
　　話を聞かせてよ」

とお願いして、コメダ・コーヒーへ。

そこでさらにいろんな話を聞かせてもらい、昔から不思議だったことを
質問し、それに答えてもらったりと、ものすごい我が磯輪家のルーツに
関する情報を提供してもらいました。

ただ一度にあまりに多くの情報を聞いたけど、メモも、もちろんテープ
レコーダーも持っていなかったので（と書きながら、「あ、しまった。
iPhoneで録音すればよかった」と今頃思いついた間抜けな私・・・）、
もう一度改めて機会を設けてもらうことを約束して、お別れしました。


その後、せっかくならと、叔母の住まいのすぐ近くの真清田神社に詣で
ました。



さすが尾張国の一之宮として２６００年以上の歴史を持つ堂々たるお宮
さんですね。



磯輪家、株式会社ＩＳＯＷＡとその社員、仲間のみなさんの安全と健康と
幸せをお祈りしました。


そんなことしていたら時刻も夕方の５時を回ってしまいました。

　「どこかで食事でもして帰ろうか」

などと話をしたものの、あまりお腹も空いていないということで、

　「ま、今日は帰ろう」

ということになり、名古屋高速の一宮中料金所を通過するその時、

　「そういえば、一宮には『二代目丸源 きゃべとん』が
　　あったはず！」

と、突然思い出したんです。

そこでiPadで調べてみると、確かにありました。

　「住所は一宮市浅野だ」

と言ったら、ツノ坊が、

　「それって、今通ったとこじゃない？」

でまたまたiPadのマップで調べると、ちょうど今乗った一宮中料金所の
すぐ脇というか、すぐ下です。

かと言って、高速から飛び降りる訳にもいかず、やむなく、実にやむなく
涙をのんで、帰路に着きました。


と、ピンポ～ン　社内に響き渡ったのは、ガソリン残量警告音
です。そうでした。家を出た時から、鳴り出していたことを、すっかり
忘れていました。

とてもこのまま高速を走って、自宅までたどり着くことはできないので、
やむなく次の一宮西春ＩＣで出て、一番近くで見つけたガソリンスタンド
へ飛び込みました。ギリギリ、セーフ。

乗ったばっかりの高速をすぐに降りることになったのも、何かの縁。
という訳で、２２号線を名古屋とは逆方向に戻って、きゃぺとん到着。


こうして本当に久しぶりにきゃぺとんと念願の再会実現。
注文したのは、黒きゃべ 半熟玉子付き キャベツ２倍。

　　

う～ん、旨い。
私以上に興奮してたのが、誰あろうツノ坊。

　「うんまい、うんまい」

を連発。いつもは、

　「ラーメンのスープはあんまり飲んじゃだめだよ。
　　塩分の取りすぎになるから」

って言ってるくせに、今日は、私以上にズー、ズーと飲み干して
います。

メニューに記された、ラーメンの食べ方を読むと、

　「最後に残ったスープにご飯を入れて、遠慮せず
　　食べて下さい」

みたいなことが書いてあったので、

　「ご飯を頼んでみよう」

ということになり、小ライスをひとつ注文ました。

頼んだはいいものの、私はひとさじ分のご飯をスープに入れて
食べたところで、もうどうにも満腹。

結局、形の上では、残りのご飯はすべてツノ坊にお願いしたことに
なっていますが、でも実際は？？？　みなさんのご想像にお任せします。


二人ともお腹いっぱいになって、



あれ、この満足そうな様子でお店から出てきた人はだ～れ？


今日の出来事は、これすべてご先祖様のお導きです。
ご先祖様、ありがとうございました。