ステマの規制が始まり、企業が対応に追われているそうです。
「企業によるインフルエンサーへの啓蒙が必要だ」
誰がこういうことを言うのかと思ったら、企業にインフルエンサーを紹介する会社の
人です。 今や、そういう商売まであるんですね。
自分でインフルエンサーを紹介しておきながら、企業に啓蒙の必要性を説くって、
おかしくないですか。
インフルエンサーもインフルエンサーです。
ただ、ただ、自分が大好きなことを追求した結果、インフルエンサーと呼ばれるように
なったのに、お金をもらって商品を紹介するようになれば、それはもう単に素人CM
タレントです。中には「それで生計を立てよう」と最初から狙っている人もいます。
つまりインフルエンサーとは、今や新しい職業で、インフルエンサーと呼ばれる
ようになった時点で、もはやピュアなインフルエンサーではなくなってしまう。
だったら、きれいごとを言わず、「これはギャラをもらって推しています」と
潔く付記する。 それだったら正真正銘の広告ですから、スッキリします。
それ以上にやっかいなのが、普通の一般人を装って偽クチコミを乱発するケース。
インフルエンサーであれば、「広告」という記載がなくても、自動的に、
「あ、これは広告だ」
と読み換えればいいんだけど、一般人になりすましての顧客誘導は性質が悪い。
ステルス性が最も高い、つまり最も見分けにくいので、厳重に取り締まってほしいです。
法制化の実効性にも疑問が出ています。
「本当にこれで取り締まることができるか?」
しかし、法制化されたから対応が必要になるというものじゃない。
法律が無くとも、当然、やるべきことです。
法律ができ、罰則ができると、慌てて対応する。
それでは、とても信頼できる企業とは言えません。
親切を額面通り受け取れない世の中。寂しいですね。
やっぱり
『法』より『礼』 です。
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