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ぼくらのミステリー

2008-05-09 00:08:16 | 戯曲塾
 改めてミステリーの物語を書くって大変なことねぇ…。

 人を騙すって行為、これがどう作っていくか、悩む。
 やっぱり「これなら騙されるわ」って必然性ありきでしょう。

 そういう意味では連日ニュースで報道される詐欺事件を考える人って…凄い…ヮ。

 人の欲に付け込む方法が判るというのは、それだけ自分の中に欲望をもっているからだろう。だからこれならOKとピン!と来るんだろうなぁ。

 人それぞれ弱い欲望ポイントがあってそこを上手くつかれるとスパッといっちゃったりするんだろう。
 
 金銭なのか恋愛なのか、そこは人それぞれ。

 その時に抱えている状況なのかもしれない。借金があって金に困っているとか、恋を失ったからガクッときているとか。

 魔に陥りやすい状況は必要だ、魔がない所に引っ掛かる事態は生じない。

 その状況の作り方とか騙されていき方っていうのがね・・・それを作るのは難しいものだなと改めて思う。
 
 私、元来が疑り深いのよ。
 ミステリーで鍛えられてるから、こういうパターンは危ないとか、経験が何故か働くし。

 疑がっときゃ間違いないってくらい、騙しのテクニックはミステリー上、山のように出てくるから。
 
 正直、外見だけならいい人そうに見えるから引っ掛かりかけたこともある。
 けれど不必要に哀れを誘う話や上手い話は、ちょっと怪しいぞと思う。
 大概、後から報道がついてくる。

 やっぱりって思う。

 バランスを欠いた話が多いんだよね。
 凄い、今、困ってるんですよって訴えかけられたり。
 こんないい話しはないよ、特別だよって。

 それは疑ったが確か。
 1回くらいは高い授業料を払わせられると、余計に納得しますがね。

 よくミステリーを書く人は緻密だ、と言われます。
 緻密ですが、それよりバランス感覚があると思う。
 
 平常心がしっかりしてるって言うか、冷静だね。
 平常心の心がとにかく強いんだろうなって思う。
 流されないぞ、ミステリー書いてやるぞってそこのポイントかしら。

 そこが並じゃなく凄い。

 凄いと思う。 
 それに弱いってことか・・・。

 そうか、1つ謎が解決したかも知れない。


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