なかなか原作残酷物語

2012-04-08 13:00:00 | 日記風
 おそらくバブルの頃の話だけど、小説で(特にミステリー)売れる話があると、まだ企画もなにも経っていない段階で、とりあえず手を出しておくかと、制作サイドが動いて作家に映像の話を持ちかける。

 この段階では口約束だ。

 その後、きちんとした企画書で話を持ってくるところがあっても、最初に約束を交わした所があると受けたくても受けられない。
 最初に言ってきたところは特に企画もない、つばをつけただけだが、作家にとってはこれはどう処理をしていいのか判らない話だ。


 かと言ってここに出版社が入るともっとややこしいことになるらしい。


 そういう過去の話が降りてきているから知っているだけだが、実際そういう話が来たら、どうなるかな…。浮かれてなんでも、はいはい言っちゃうかもしれない。


 そういう理由もあって作家も事務所に入るようになったんだと思う。

 出版界と芸能界は微妙に違うんだよね。


 何って言っていいか説明できるほど判ってないけど。


 そうやって翻弄されて、結局、映像化ボツとなった作品を持つ作家さんは多かったんじゃないのかな。期待だけ持たせてっていうのも可哀想なもんだよ。

 まして原作料なんて日本は雀の涙しか出ない。バブルの頃、100数万出たのが最高くらいじゃないか。

 普通は一ケタ、二ケタ違う。

 今、原作として使用されている漫画家さんはどうしているんだろう。

 そこら辺は全く判らない。


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