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この業界、それを聞いちゃあ、おしまいよ

2015-10-16 22:00:00 | 戯曲塾

 grabpage.info(出典)

 たまに他のブログを見ていても、アジア人女優を使う場合、もう少し美人を使ってもいいだろうー??というのを見ることがある。

 もうアジア人が主演級のメンバーの場合は美形が選ばれる。

 でもそんな単純な理由じゃないと思う。

 演技とか、様々な事情があってそうなるものだと思うけど…特に女性が女性の容姿についてどうこう言うのは凄く嫌なことではある。


 でも、1つ思うのは、制作が米国なら、あちらに未だ、アジア人=容姿がイマイチという図式があるような気がする。


 実は、先の大戦で真珠湾攻撃で、日本人に祖父を殺されたと思っている米国人もいると知ったのも海外ドラマからだ。

 日本人は敗戦してるんだから、当然、敵国米国がと思っているのは当たり前にしても…勝った…しかも余裕で勝ったと言われる米国にさえ、そういう感情があるということを知って驚いた。


 日本の芸能界でさえ、勝ち抜くのは簡単なことじゃない。

 それを言語も習慣も違う国で役を獲得していくのはどれほどのことかというと…想像を絶すると思う。

 たまにどこそこで、偶然監督に会ったから、この役に起用してもらったという話があるが、それは何千分の一で起きたことで、実は失敗に終わった例はもっとあるだろうという話を読んだことがある。

 私でさえ、演出ができる立場だから、いつ芝居を公演してもおかしくないわけで、それを知ったとたん、売り込みに来たやつがいるほどだ。

 ってか、あんた、私が何書くか知ってるの?とこちらの方が聞きたい。

 とんでもない駄作しか書けない奴だったらどうする訳?凄いエロとか…さ。

 と思う反面、そうやって売り込まれる、監督なり、演出家なりは、さぞかしうっとしいことだろうなと初めて思ったくらいだ。

 役をとるというのは、そういう難しいところが、たくさんあるわけだ。

 顔がいい。演技ができる。これだけじゃダメなんだな。

 他の世界でもそうだろうけど、メンタルやら、なんやらいろんな要素が揃ってないと勝ち抜くのは無理なのだ。

 ってなことを改めて思ってしまった。


 たまにスター性などというのが、いるが、あれは、私も判りません。

 むしろそんなこと考えるんなら、演技の勉強でも、文章の勉強でもしろと言いたい。

 簡単に答えの出る問題じゃない。


 天才とは何かと聞くのに等しい難しい話なのだ。

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