怒り

2008-12-29 11:31:16 | エッセイ風
 怒りの感情とは何かにとり憑かれてるようなものですね。

 心身を壊すと言いますが、そうだなっと思う。
 この辺はもう自分で上手にコントロールしていくしかないんでしょうが、どうしようもなく、虜にされてしまうことが間々ある。

 何も生まないんですけどね。
 それでもそこを通り過ぎるまでなかなか大変なものです。

 そして予告もなく何かのきっかけで復活するし。
 生命力強いですね。怒りって奴は。

 前にテレビの番組で事故の後遺症で事故以後の記憶を数分間しか覚えていられない方を紹介したドキュメントを放送していました。
 その時興味深いと思ったのが、不安やショックな出来事は意外と覚えているらしいのです。記憶に定着しやすいんですね。
 逆に嬉しいとか楽しいは忘れ去ってしまう。

 怒りを代表とする負の感情とはそれだけ衝撃度が強いってことなんでしょう。それ故普通の人にとっても記憶に強く刻みつけられてしまう。

 淡い優しい喜びの感情の方が柔らかい感情である分、表面を羽のように撫でて去って行きやすい。
 普通の人にとってもそれって当てはまるんだと思う。

 衝撃の、刺激の強いものに人はより惹きつけられる。
 まさしく怒りなど、その代表ってことね。

 そう冷静に分析すれば、解決しそうなものだけど、しない所が、怒りって奴ですね。 
 分析を超えて尚、生命力逞しく復活する。増殖すらしてしまう。

 困ったもんだ。
 後は自己コントロールを、それだけです。

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