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バブル世代の辿りつく先

2012-02-07 15:00:00 | 日記風
 ここのところ、年配の方と付き合うことがあり、いろいろな話を聞くことがある。

 大体今が幸福じゃない。
 不幸のどん底と言わないまでも、生活苦、病気になっても助けてくれる家族がないとか、この先どうなっていくのか不安だと聞かされると、これから同じ年を迎えて行くだろう自分の将来も不安になる。


 でも思ったよ。

 この方たちってみんなバブルを何らかの形で経験してる。



 物を書いてる人など、雑誌に数ページ書いただけなのに、100万のギャラが出てびっくりしたと言っていた。
 やはりバブル期に成人した人はかなり簡単に仕事を得れて、いい思いをできたことがあるようだ。


 その頃の記憶があったり、その頃と比べると、今がみじめ状態になるんじゃないかと思ったりする。


 私はそれとあまり関係なく来てる。だからそんなに落差を感じることも少ない。


 でも極端な話、バブルを知ってる人は戦前戦後の違いの中を生きてるくらい、当時と今の落差が大きいはずだ。


 そういう時代に生きたのだから、それも運命と言ってしまえばそうだけど、それを聞かされて暗澹たる気持ちになるのは悲しい。
 暗い話ばかりもできないし、かと言って明るい話をすると、今の現状を訴えられて、どうすりゃいいんだと思う。

 私は私で今の個人的な苦しみを背負ってそれなりにやっている。



 でも私より年齢が高くて身体の自由も将来の輝きも考えられなくなる世代には、大したことに映らないのかもしれない。

 でもいつもきついながらもどうすべきかアドバイスをしてくれた人から、そういう泣きごとに似たことを聞かされるのは特につらい。
 それは必ずしも時代のせいだけでなく、その人自体の生き方の問題も含んでいるからだ。

 私にはもう人様の面倒を見ることはできない。年下の私がさしでがましいというものだろう。
 でも、できる…今の時代を普通に生きてる者として言えることはさりげなく伝えている。伝わっていなくてもそれはそれでいい。あとはあちらの選択の問題だ。

 人の人生それぞれといいながら、バブルに翻弄された人生もまたあるのかもしれない。

 生まれる時代は選べないもんね。


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