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女たちの血であった

2010-06-08 00:00:00 | 日記風
 私は母から
 「あんたは本当に育てにくい子だった」
 と言われる。

 ミルクをやっとの思いで飲ませると、次の瞬間全部吐き出すし、ドアがカタンといって閉じても火がついたように泣き出し、テーブルに茶碗をコトンと置いても泣き出す。

 挙句に夜鳴きは酷い。

 あんたは本当に扱いづらい子だった。

 まあ、今もそれは続いてるわけだ。

 しかし、今は自分で全てを背負っている。振込みに行かなきゃと1人イライラし、修理の電話をしなきゃと、1人イライラする。
 すればいいことだし、何時からって決まってればその時間がきたら
 「あ、時間だ」
 と動き出せばいいことだ。
 それが朝の4時から戦闘態勢に入っている。

 疲れる。

 自分の神経を1本か2本、切りたいほどだ。(切れているのか?切れているから、その分変な繋ぎになっているのか?)
 
 最近になって思う。
 これは私1人の問題じゃない、と。

 祖母は人が来る、正月の支度をするで、神経を遣い過ぎ、寝込む人だ。
 母はそれを知っているから
 「私はしないわ」
 と言いつつ、性格にのっとって、同じことを繰り返す。
 (彼女がさらに性質が悪いのは、人も巻き込んで騒ぐ、ということだ。1人で寝込んでくれれば楽なものを。もちろん巻き来れるのは娘である)

 そして今、私が、同じだ。

 気をつけるようにしている。
 しているが…。

 こうしてたまに神経を切りたいと思うほど、自分の性格に疲弊する。

 50歳近い女性がいて、やはり神経が細いそうだ。それでもお子さんを2人育て上げた。
 「やったわよ、人の好き嫌いが多いけど学校行事なんて頑張ってこなしたわ」
 でも、元の性格は直らず、50を前にして、つい本来の気難しさが顔を出すそうだ。

 人の性格は変わらないと言うことか?
 まだ若かった私は、年さえ取れば経験で、きっと落ち着くと期待していたのに、がっかりした。

 考えた。
 穏やかな落ち着いた人を選べばいいのだろうか?そういう人に側にいて、落ち着きや穏やかさを移してもらえばいいのだろうか?

 そしたら直るだろうか?

 …どうも、落ちるいていられることに余計イライラする。
 何故、落ち着ける?とどちらかと言うとそちらに走る。

 図式でいくと
 イライラ>穏やか
 となる。

 負の感情の勢いが勝ってしまう。

 どうすればいいのだろうか?

 修行だろうか?暗示だろうか?

 私は穏やかに物事に対処できる~~と毎日のように自分自身に言い聞かせるしかないのだろうか?

 さすがにこれだけぴりぴりする日は、本当に案を練るべきだと感じる。





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