
ameblo.jp(出典)
凄いところまで来ちゃったね。
世界選手権のショートプログラムを前に公式練習で、あの中国・上海で公式練習挑んだ。
中国というと、かつて、羽生選手の一連の怪我が始まったあの地だ。
ミスも犯したが、後半になると4回転のサルコーを2度決めた。
中国ということで、あの中国杯を思い出し、嫌な気持ちもあっただろうに、それを越えて公式練習では成功させた。
最後の怪我となっている右足首の怪我も自分の中では問題ではないらしい。
この精神力ってなんだろう。
彼を見ていると、つい、それを感じてしまう。
アスリートって若いうちだから、こういうスピードで進まないと間に合わないのかもしれない。
これで、世界選手権を連覇すると日本人初の偉業だそうだ。
それって素晴らしい。
でも羽生選手の場合、五輪から始まってあの中国杯の怪我後、やって当たり前と言う感覚で一般はとらえがちだ。
彼はそんなことは気にしないのかもしれない。
でも大衆って怖いもので、できれば「もっとできるよね?」という目を平気で向け出す。
そのとき、彼は初めて、自分のしたことの意味を知り、更に上を目指すことが必要だと思うだろう。
そして彼もそうしたいのだろう。
まだ20歳だよ。
それでそこまで背負ったら、次の五輪はどうするの?
彼はどこまでやらなければならないの?
彼の長い人生を考えれば…どうなんだろう。
もう少しスピードを落としてもいいんじゃないか?
周囲の風景を演じながら眺められる余裕を持った選手時代を過ごせる方がいいんじゃないか?
今はただある方向へ突き進み、みんなそれでいいと思っている。
そんなんじゃないだろうか?
アスリートとして、早いスピードで完璧を求め走り続ける人生なのか。
ゆっくりでも記憶に残る名選手なのか。
これから先、彼はどっちを取るのだろうか?