また検索に引っかかってきたので、書きます。
女性にも赤紙は来ました。
赤紙って何?という質問も依然来ていましたが、要はあなたは選ばれて戦士として日本軍として日本を守るために戦地へ行って戦ってくださいというものです。
これは天皇からくる(実際は自分の属する村などの役所からくる)もので、これが来る人はとても栄誉とされました。村や町を挙げて祝杯をあげ、旅立つ日には万歳三唱で、村ぐるみで送られ、出征していくのが習わしでした、
基本的には男性が行きます。みんな戦士としていきます。
ただ、職業によっては女性にもこの赤紙は来ます。
実際にうちの親族に来ました。だから確かです。
医療などに従事している人に来ます。
戦地で怪我人が出た場合、今でいう医療班としていくのです。
これもとても名誉なことで、赤紙が来た場合、どんな理由があっても断るということはできません。
うちの場合は戦争が終わり、中国(当時の満州)から引き揚げてくる船に乗って、医療を施すものとしていきました。
これも赤紙でした。
ただ、うちは京都の山奥だったので、情報が流れてこなかったんですが、もう戦争が終わったあとは赤紙が来ても、いやだということができたんですね。
でも、京都まで情報が来ないから、泣く泣く船に乗ってお迎えに行ったそうです。どこに行ったか判らなくなってますが、当時、ある新聞社が行く人々を集め、料理をふるまって激励会をしてくれました。
その記事が探せばうちにあります。
戦後だから、危ないことはないけど、もちろん、戦後すぐは中国と国交がありません。
現地について、引き揚げてくる方々が乗り込んでくる間、中国には降りることができないので…国交がないからです…船の上から中国を見たという話しを実際に聞きました。
戦争ってそういうものだったんです。