Ｓｅｏｕｌ最後の夜です。ホテルの部屋でコンビニから買ってきたカップラーメンを食べました。ご当地のカップ麺を食べるのは旅の楽しみの一つです。のんびりカップ麺をすすっていると高層ビルの向こうに夕陽が沈んでいきます。「案の定、こっちのスープ辛いです」「確かに真っ赤な色をしているだけはあるねえ」最後までカメラマン氏はチャレンジャーです。
昨日の第３地下トンネルが祟って足腰がガタガタです。カメラマン氏はわたしより１０才近く若いですが、重傷です。予定を大幅に変更して南大門に出かけました。豚足を食べたあと浅田真央ちゃんも来たことがあるというミョンドンの「はな」で足マッサージをしました。豚足を食べて、足マッサージ！「はな」のメンバーカードに判子まで捺してもらいました。
朝早く出掛けたので少し疲れたのでしょうか。午後から気分がイマイチあがりません。また夕飯にポッサンを食べに出かけました。豚肉とキムチのベストコラボレーションはやっぱりうまいです。オモニたちが「あの日本人また来たね」「また来た、また来た」とおしゃべりしているみたいです。豆腐とアサリのチゲをサービスしてもらいました。
３８度線、非武装地帯に向けて車を走らせました。北朝鮮がソウルに向けて掘ったという第３地下トンネルを徒歩で下りました。２２階のアパートを上り下りしたのと同じカロリー消費量だそうです。地上に戻ってふっと見ると地下へもぐるモノレールがあります。モノレールの方が２メートル近く深く潜れるサービスがしてありました。事前に知っていたら多分モノレールを選んでいたと思います。
ノンバーバル・格闘技・パフォーマンス「ＪＵＭＰ」を観ました。舞台がバネになっていて跳んだり跳ねたり。観客を舞台に上げるパフォーマンスではタイ人の男性が突然出てきてビックリしました。もう少しでテッコンドーとムエタイのマジ対決になるところだったのに惜しかったです。
午後はカメラマン氏とインサドンに行きました。お茶と芸術の街だそうです。伝統茶の取材です。カメラマン氏は梅茶、わたしがゆず茶を飲みました。けっこうなお点前でした。
わたしが少し考え込んでいるとカメラマン氏が「何か美味しいものでも食べましょう」と言い出しました。地元で人気のポッサンの店に出かけました。普通のポッサンは豚肉を葉野菜で巻きますが、ここのはキムチで巻きます。これがめちゃうまでした。「このチジミもうまいですねえ」急に元気になって、韓国・韓国人のよさを語り始めました。そんなもんですよね。
韓国一の繁華街ミョンドンをぐるぐる歩きました。「子どもばかりだなあ」「そりゃあ、そうでしょう」たった１時間でミョンドンを征服。東大門市場に移動するのに地下鉄の吊革に捕まっていると、若い女の子が軽くポンポンと合図をしてきました。一瞬何のことかわかりませんでした。こんな風に席を譲ってもらったのは初めてです。ビックリするぐらい可愛い子です。ミニスカートからすらっと伸びた足が目の前にあります。でも少し複雑な気分です。
カメラマン氏が韓国の胃袋・南大門市場を撮影に行くというので同行しました。氏のライフワークである「食」の写真を撮るためです。目当ては太刀魚の煮付け鍋。慎重に店を選びます。「鍋２つですね？」と聞かれて自分が煮魚系が苦手なことに気がつきました。簡単英語と指差しで辛うじてカルビ鍋をゲットしました。見た目賄い鍋に近かったですが、美味しいカルビ鍋をいただけました。太刀魚鍋は絶品で特に大根が美味しかったそうです。