『超簡単IT活用の授業ミニネタ&コツ101』(学事出版)が出ました。佐藤正寿氏との共編著です。佐藤氏を含めネタ&コツの執筆者はすべて東北の先生方です。なかなか使える本に仕上がりました。IT教育の第一人者である堀田龍也氏からも原稿をいただきました。今年12冊目の本です。
聖蹟桜ヶ丘でディベート研修がありました。T社のリーダー研修です。気がつけば講師歴10年です。北海道を函館から帯広まで読売新聞の文化事業部次長さんと公開ディベート講座をして回ったことがメッチャ懐かしいです。全国教室ディベート連盟バラエティー班の班長としてぷっすまや大爆笑問題にも出させてもらいました。役得です。そういえばT社でも中間管理職1200人を100人ずつ合宿で指導しました。ディベートの仕事は今もって体力勝負です。
ベネッセの全国作文コンクールの表彰式がありました。『五体不満足』の著者である乙武洋匡さんがゲスト審査員として隣の席に座っていました。「先日の読売新聞の教師力セミナーで模擬授業を拝見しました」「わたしもコメントを読ませていただきました」短く言葉を交わしました。受賞式の後に乙武さんの約45分のトークイベントがありました。小学校教師を目指して勉強中と読売の記事にありましたが、その「授業構成力」はなかなかです。会場にいる200人を超える子どもたちをワシ掴みにしていました。
隣町の駅ビルにあるベトナム料理店「ニャーベトナム」でフォーを食べました。けさオセロが司会をしている「知っとこ!」を見て急に食べたくなりました。夕食には少し軽めだったかなぁ。でもベトナム気分が味わえて大満足でした。
朝から過去10年間に書いた国語教育に関する雑誌論文を読み返す作業をしています。それらしいヤツが20本くらい見つかりました。シンドイですが、下手くそな「点と線」を読んでいるようでちょっと面白いです。自分の記憶では右往左往しながら出来るだけ違うように書いてきたつもりですが、犯行の手口はどれもよく似ています。「進歩がないのかなぁ?!」
日テレの金曜ロードショーが面白かったです。天使にラブソング2。二流歌手デロリスが今度はスラム街の高校生たちとゴスペルで奇跡を巻き起こします。1も好き。でも2はもっと好きでした。1も2もこんないいのは珍しいです。(ネットで検索したら、この映画がキッカケでゴスペルが大流行したとありました。また「ゴスペルは、個性です!1人1人が歌って、ダミ声や、ハスキー声、透き通るような歌たちが、お互いのないものを補い合って、人々を感動させます」とありました。これにも納得しました)
西荻窪の古本屋で文庫本200円を買いました。清邦彦編著『女子中学生の小さな大発見』です。女子中学生たちが見つけた理科のふしぎ発見レポート集です。「Uさんはイヌはエサをどれだけがまんできるか実験しました。4分でよだれが出てきて、ダメと言ったのに9分7秒でとうとう食べてしまいました」「Sさんはお風呂に入ると体がやわらかくなると聞いたので前屈をやってみたら本当にやわらかくなっていました」など。読んで楽しくなるレポート集です。解説で清水義範氏が清氏の教えない教え方を激賞していますが、まったくその通りだと思います。
教育社会学のレポートの中に米国人教師の興味深い発言を見つけました。「国語を教える一番の目的は何ですか?」「書く技術と能力を高めることです」そう言えばドイツからの帰国子女であるSさんも同様のことを述べていたなと思い出しました。日本の学校教育での一番は文学作品の読み方を伝えることです。彼我の考え方の違いに驚かされました。