国語を教える一番の目的 2005-11-16 10:19:52 | Weblog 教育社会学のレポートの中に米国人教師の興味深い発言を見つけました。「国語を教える一番の目的は何ですか?」「書く技術と能力を高めることです」そう言えばドイツからの帰国子女であるSさんも同様のことを述べていたなと思い出しました。日本の学校教育での一番は文学作品の読み方を伝えることです。彼我の考え方の違いに驚かされました。 « 大学図書館 | トップ | 理科のココロ »
7 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 卒論 (上條) 2005-11-23 23:56:11 卒論はわたしもたいへん苦労しました。当時は手書きでした。たいへんな悪筆で清書するのが無理でした。一つ上の女の先輩に頼み込んで清書をしてもらいました。「実存主義」がぜんぶ「美存主義」になっていました。わたしの悪筆の故です。 返信する Unknown (咲良 美月) 2005-11-22 02:40:44 こんにちはブログとか、そう言う文章を書くのは得意?なのですが、きちんと整理した形の論文とかは、もう最悪です…。上手くかけないですね…。卒論で苦労しまくりです…。 返信する 書くこと重視の国語 (上條) 2005-11-19 09:54:43 Hideさん、皆さん。レスありがとうございます。いまPISAの国際学力調査で一番をとったフィンランドの国語教科書が話題になっているようです。現在、お取り寄せ中ですが、フィンランド・メソッドの「発想力」「論理力」「表現力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」の5つを柱に構成されているようです。やっぱり書くこと重視の教科書です。届くのが楽しみです。ちなみに一口に書く技術と言っても論理的文章と文学的文章ではまったく違います。欧米では分けて指導されているようですが、日本ではそのあたりもまだ混沌としています。少しずつ整理が進んでいくのかなあと思います。 返信する Unknown (咲良) 2005-11-18 05:10:20 こんにちは現在卒論を書いているところなのですが、ヒトに伝えるための文章を書くことの難しさを改めて痛感しています。日本の文学を大切に…という教育を受けてきたのかきていなかったのか…短歌は苦手分野でしたwでも、最近は短歌や俳句の綺麗さに憧れます。 返信する 文化の違い・・・ (上村英則) 2005-11-18 03:36:41 JJさんのおっしゃるとおり。文化の違いが大きいですよね。文学作品の読み取りや,短歌や俳句の世界,これを大切にしたいと思いますが・・・。ただ,今言われている国語力向上とか,読解力の視点からすると,そうも言ってられないのかもしれません。以前タイに住んでいましたので,そこで見たタイの田舎の教育,やはり書くことを重視していましたね。識字率の違いからでしょう。文字の読み(けっして文章の読み取りではない)・書きを重視していました。でも,短歌や俳句の好きな私個人としては,JJさんに同感です。 返信する 文化の違い? (JJ) 2005-11-17 21:38:54 どうも。宮城のJJです。やはり,文化の違いなのかなと思います。日本人は相手を理解し,和を大切にするので「読み取り」中心できたのかなと思いますし,西洋は「アピール」重視,自己主張が文化ですから,表現が中心なのかなと思います。 まあ,表現を研究している学校さんも多いようなので,グローバルな考え方からすると表現重視でいくのがいいのかなと思います。 でも,日本独特の侘びさびも外国人にわかってほしいなあと思います。 異状 あ,いや以上 JJでした。 PS,また,小ネタ,UPします。 返信する 初めまして (Hide) 2005-11-16 20:34:43 mixiの足跡からやってきました。現在小学校の教員をしています。国語力向上モデル事業の指定を受けて研究しています。本校の重点は,「書く力」に据えています。教育の力が一番生かされるのは,書くことと考えています。ただ,書かせることはいろんな手法でできても,それをどのように国語力全般に生かすかが課題です。また,その成果を数値として現すのが難しいというところにも引っかかっています。初書き込みから愚痴ばかりで申し訳ありません。上条先生のページを時々覗かせていただき,何かヒントが得られればと思います。今後ともよろしくお願いします。香川県 上村英則 返信する 規約違反等の連絡
当時は手書きでした。たいへんな悪筆で清書するのが無理でした。一つ上の女の先輩に頼み込んで清書をしてもらいました。「実存主義」がぜんぶ「美存主義」になっていました。
わたしの悪筆の故です。
ブログとか、そう言う文章を書くのは得意?なのですが、きちんと整理した形の論文とかは、もう最悪です…。
上手くかけないですね…。
卒論で苦労しまくりです…。
いまPISAの国際学力調査で一番をとったフィンランドの国語教科書が話題になっているようです。現在、お取り寄せ中ですが、フィンランド・メソッドの「発想力」「論理力」「表現力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」の5つを柱に構成されているようです。やっぱり書くこと重視の教科書です。届くのが楽しみです。
ちなみに一口に書く技術と言っても論理的文章と文学的文章ではまったく違います。欧米では分けて指導されているようですが、日本ではそのあたりもまだ混沌としています。少しずつ整理が進んでいくのかなあと思います。
現在卒論を書いているところなのですが、ヒトに伝えるための文章を書くことの難しさを改めて痛感しています。
日本の文学を大切に…という教育を受けてきたのかきていなかったのか…短歌は苦手分野でしたw
でも、最近は短歌や俳句の綺麗さに憧れます。
文化の違いが大きいですよね。
文学作品の読み取りや,短歌や俳句の世界,これを大切にしたいと思いますが・・・。
ただ,今言われている国語力向上とか,読解力の視点からすると,そうも言ってられないのかもしれません。
以前タイに住んでいましたので,そこで見たタイの田舎の教育,やはり書くことを重視していましたね。
識字率の違いからでしょう。
文字の読み(けっして文章の読み取りではない)・書きを重視していました。
でも,短歌や俳句の好きな私個人としては,JJさんに同感です。
やはり,文化の違いなのかなと思います。日本人は相手を理解し,和を大切にするので「読み取り」中心できたのかなと思いますし,西洋は「アピール」重視,自己主張が文化ですから,表現が中心なのかなと思います。
まあ,表現を研究している学校さんも多いようなので,グローバルな考え方からすると表現重視でいくのがいいのかなと思います。
でも,日本独特の侘びさびも外国人にわかってほしいなあと思います。
異状 あ,いや以上 JJでした。
PS,また,小ネタ,UPします。
現在小学校の教員をしています。
国語力向上モデル事業の指定を受けて研究しています。
本校の重点は,「書く力」に据えています。
教育の力が一番生かされるのは,書くことと考えています。
ただ,書かせることはいろんな手法でできても,それをどのように国語力全般に生かすかが課題です。
また,その成果を数値として現すのが難しいというところにも引っかかっています。
初書き込みから愚痴ばかりで申し訳ありません。
上条先生のページを時々覗かせていただき,何かヒントが得られればと思います。
今後ともよろしくお願いします。
香川県 上村英則