静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

漁業就業支援フェア大阪会場

2017年07月24日 10時58分41秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
18日のブログで紹介した定置網の体験乗船をYouTubeにアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=XeF--1AeVoE

7月22日は大阪市で漁業就業支援フェアに参加しました。

なぜか最初の30分間、我々のブースには誰一人やってきませんでした。
それになりに来場者はいるのに...?

隣は、焼津船員労務協会のブース。
説明に来ていたのは、マグロはえ縄漁船の人ですが、学園の卒業生とのこと。
何人か、若い方が説明を聞いていました。

敗北感に打ちひしがれていると、30分経過後は次々と人が来て、合計で8人の方にお話しをさせていただきました。それでも、東京会場の半数でした。残念。
もしかして、園長の人相が悪くて近寄り難かった?

中には滋賀県から、はるばる来た高校生も。
事前に学園に問い合わせをくれた方で、私がフェアの紹介をしたので来てくれたそうです。
イケメンの連れがいたので、友達かと思ったらお兄さんでした。
感心したのは、質問事項をメモ書きして持ってきたこと。
学園見学者でも、このような準備をしてくる人はマレです。
オープンキャンパスに来てくれるのが楽しみです。

残念ながら、この人以外は学園を知らない方ばかりでした。
ある人は、高校を卒業して浪人中。
「去年のうちに知っていれば、受験したのに...」
と残念そうでした。
知名度が低くくてごめんなさい。
まだ遅くはありません。来年の受験を待っています!

8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
加えて、8月の学園見学会平日版も14日から18日まで開催します。
土曜、日曜は来ることができない方は、こちらへご参加ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/kengakukai-aug.html
なお、どちらも事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページをご覧ください。

お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
中学生くらいのお子さんを連れたご両親が我々のブースの前にいらっしゃいました。
「ぜひ息子に説明をして欲しい」
とお話しがあったのですが、その息子さんは高校生でご両親と離れて会場内を見ているとのこと。
連れていたのは、その弟さんだんたんですね。
「すぐ連れてきます」
とおっしゃっていましたが、それきりになりました。
きっと高校生の息子さんは、学校に行くより、すぐに漁師になりたかったんでしょう。
親は勉強の重要性を分かっていても、本人は勉強は不要と思っている...よくあります。
東京会場でも、同じ話がありました。

また30後半と思われるカップルが
「参考に静岡でどんな漁業があるか教えて欲しい」
といらっしゃいました。
恐らく転職を考えているんでしょうね。
「航海日数が長い漁業は行きたくない」
とのことでしたが、「安易に誰でも出来る仕事なら給料も安い」ことをお話ししました。
フェアでは「誰でも、何歳でも、OK。経験、資格問わず」と言う仕事の紹介もあります。
それが沿岸漁業で、仕事は半日、給料も多い...ならいくらでもやる人はいるはずです。
40歳、50歳を過ぎた方ならいざ知らず、
学園に入学可能な30歳以下の方なら、しっかり資格と技能を身につけて
高度な技術が要求される大型漁船で活躍して欲しいと思います。
だって今ならチャンスがあるんですから!

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1学期の終了と父母会、三者面談

2017年07月21日 13時32分08秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
18日のブログで紹介した定置網の体験乗船をYouTubeにアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=XeF--1AeVoE

さて、1学期が早くも終了。
ささっと終業式を終え、ささっと父母会を行いました。


そしていよいよ本日のメインイベント、個別面談になります。
中学、高校言う三者面談ですが、どうしても保護者が出席できない場合は生徒だけの個別面談になります。

学園に入学して三カ月ちょっと。それぞれの生徒が成長しています。
順調に成長していれば良いのですが、そんな人ばかりではありません。
夏休みが終わって、半年後には就職が決まります。
1学期に自分を十分に成長させることが出来なかった人には、状況を説明して奮起を促しましたよ。
それでは一ヶ月後に元気に学園に戻るのを楽しみにしています!

8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
加えて、8月の学園見学会平日版も14日から18日まで開催します。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/kengakukai-aug.html
土曜、日曜は来ることができない方は、こちらへご参加ください。
まだ学園のホームページに出ていませんが、こちらで先にお知らせしています。
http://www.ryoushi.jp/regional/22/8.html
なお、どちらも事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページをご覧ください。

お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

明日の7月22日は漁業就業支援フェア大阪会場に学園も出展します。
http://www.ryoushi.jp/fair/
関西地区の方は、大阪マーチャンダイズマート(大阪府大阪市中央区大手前1-7-31)の2階でお会いしましょう!
最寄り駅は京阪天満橋駅と地下鉄谷町線天満橋駅です。
学園ブースは青いのぼり旗が目印ですよ!

 園長のつぶやき
生徒は夏休みに突入ですが、生徒募集活動はこれからが本番です。
8月にはオープンキャンパスや見学会を開催するので、私の夏休みはいつになるやら!?
オープンキャンパスも今年は2年目。
昨年は家族連れが多く、寮の見学時などはパンク状態でした。
なにごともやってみなくては分かりませんね。良い経験でした。

今年はしっかり対策済みです。
何人来ても大丈夫!
夏休み中にぜひ、学園に来てください。

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スズキ歴史館とホンダトランスミッション工場の見学

2017年07月20日 09時29分28秒 | 研修・見学

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
18日のブログで紹介した定置網の体験乗船をYouTubeにアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=XeF--1AeVoE

昨日行った、スズキ歴史館とホンダトランスミッション工場の見学をご紹介します。
始めにお断り。
ホンダトランスミッション工場では建物に入る前から写真撮影禁止。
せっかく、歓迎いただいたのですが写真でご紹介はできません。ごめんなさい。

さて、今回の見学ですが機関員志望の少ない状況を何とかしたい!
と言うことで、今年度取り組んでいる行事の一つです。
すでにヤマハ発動機でのエンジン分解組立実習、エンジンオイルメーカーの見学に続く第3弾です。2学期には漁船のエンジンメーカーにも訪問の予定です。
少しでも、機械に興味を持ってもらいたい!と言うことです。

スズキ歴史館は自動織機から始まったスズキの物作りの歴史だけでなく、自動車工場で自動車製造される様子が紹介されています。
まず、スズキの概要が説明されます。

このあとは、自由行動で館内を見学。
最初に3Dシアターで自動車部品が鉄板からプレスされ、溶接、塗装されるのを学習。
3D効果だけでなく、シートが振動したり、ミストが出たりと工場の雰囲気が出るように工夫されていました。

生徒に大人気だったのが、樹脂成形の説明。

30秒の説明を聞くと、カプセルに入ったハスラーの模型がもらえます。
前回はピンクでしたが、今回はブルーでした。

また、遠州灘の大きな写真がフロアに設置されていて、自分の家の場所を他の生徒に教えていました。

この後、佐鳴湖公園で弁当を食べホンダ技研トランスミッション工場に向かいました。

ここではお二人の女性職員が対応してくださいました。
総務の方ですが、白いツナギの作業服に安全靴!
ホンダの工場では役職、仕事内容に関係なく同じ服装だそうです。
社長でも、工場に来たら白の作業服に着替えるそうです。
汚れが目立つように白い作業服にしているそうですが、いやいや工場内は油汚れどころかチリ一つないですよ!
トランスミッションを組み立てる場所なんてクリーンルームです!。

すごい工場ですが、残念だったこともあります。
ここはホンダの発祥の地としてオートバイや船の船外機も作っていたんです。
それがオートバイは熊本、船外機は細江に移管され、ここはトランスミッション専門工場になりました。
オートバイがフレームから部品を取り付け、完成品になるところが見学できたらなぁ。
それと、自動化が進んで「人間がやっている感」が希薄なこと。
このあたりは、グローバルな自動車メーカーの最新鋭工場では仕方ないことはあります、

8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
加えて、8月の学園見学会平日版も14日から18日まで開催します
土曜、日曜は来ることができない方は、こちらへご参加ください。
まだ学園のホームページに出ていませんが、こちらで先にお知らせしています。
http://www.ryoushi.jp/regional/22/8.html
なお、どちらも事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページをご覧ください。

お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今週末の7月22日は漁業就業支援フェア大阪会場に出展します。
関西地区の方は、大阪マーチャンダイズマートの2階でお会いしましょう!

 園長のつぶやき
ホンダの工場ですが、さすがに大企業だなと思うことが多くありました。
工場内にはコンビニや旅行代理店(もしかしてホンダ直営?)の他、産業医の常駐する医療施設もあります。
福利厚生が充実しています。
質疑応答で生徒が
「昔と何が変わったか?」
と聞くと、古株の総務課長さんが
「作業環境は安全性が高まり、快適になった。しかし、会社が大きくなりすぎて窮屈なこともある」
とお話しされていました。
...さて、学園の生徒の就職先もいろいろです。
遠洋の大きな漁業会社から、沿岸の個人の漁船まで様々。
一概に大きな会社の方が良いとは言えません。
学園では生徒の適性を見て、良い就職先を提案します。
ただし、一般社会と同じく条件の良い就職先には誰でも行けるわけではありません
良い就職先は、求める人材も多くのモノを要求します。
ですから、学園生も良い就職先に行きたいのなら自分を磨かなくてはなりません。
中学を卒業したばかりの子に、これを理解させるのは難しいかも知れません。
それでも来年の3月には漁船に乗る現実があります。
少しでも自分をレベルアップして、良い就職先に行って欲しいと思います。

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水技研職員の授業9 水産加工品

2017年07月19日 08時00分00秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

水技研職員の授業も、1学期の最終回となりました。
今回は水産加工のお話しです。

本当に基本的な
 なぜ加工品が必要か
 水産加工品はどんなものがあるか
 どうして缶詰は腐らないか
などを分かりやすく説明してくれました。

2学期からは県庁の水産業局から行政担当職員を外部講師にお迎えする予定です。

8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
加えて、8月の学園見学会平日版も14日から18日まで開催します。
土曜、日曜は来ることができない方は、こちらへご参加ください。
なお、どちらも事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページをご覧ください。

お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今週末の7月22日は漁業就業支援フェア大阪会場に出展します。
関西地区の方は、大阪マーチャンダイズマートの2階でお会いしましょう!

 【静岡県の漁業を支える水産加工業】
静岡県はツナ缶において圧倒的なシェアを誇ります。
そのツナ缶はビンナガ、キハダ、カツオなどが原料です。
生徒たちが多く就職するカツオの一本釣りも、ビンナガやカツオがツナ缶に使われます。
静岡県にはツナ缶以外にも釜揚げシラス、干物、カツオ節など多くの水産加工品があります。
水揚げされた魚が加工品にされることで付加価値が何倍にもなります。
これがとても重要です。
特に焼津は日本一の遠洋漁業の基地と言うだけでなく、一大水産加工都市です。
水揚げされる魚、その加工品、さらに製缶や調味料などの周辺産業により地域を支える経済基盤になっています。
そして、水産加工の需要があるからこそ、焼津に多くの魚が水揚げされるわけです。
漁業が水産加工を支え、水産加工もまた漁業を支えています。

 園長のつぶやき
オープンキャンパスの申し込みを受け付けています。
今年も、県内と県外の割合がほぼ一緒。
そして入学者も例年、およそ半数が県外生。
つまり、あの手この手で広報活動をしている県内と、インターネットや漁業就業フェアなどしか広報手段がない県外の認知度が50:1くらいになっているのかも知れません。
九州や北海道の生徒は滅多にないので、40:1くらいかな?
いずれにせよ、県外ではまだまだ認知度が不足。
まだ10倍以上の潜在的な学園入学希望者がいると言えるのはないでしょうか?
広報活動をがんばるしかないなぁ。

ところで、全漁連の出している広報誌「漁協」の164号に学園が紹介されました。
その号の「若い力で未来を創る」-水産教育の現状-と言う特集記事の一部です。
学園の前には鹿児島大学水産学部の先生が大学の水産教育について書かれています。
大学(あるいは学部)の名称から、水産という文字が消えつつあるのを危惧されていました。
これは高校同じ。水産高校という名称が消え、海洋高校に変わっています。
生徒募集には泥臭い「水産」と言う言葉より、爽やかな「海洋」のほうが良いからでしょう。
でも、水産と海洋は全然違います。
海洋高校って何の高校でしょう?
だって農業高校が陸地高校になったようなもんです。
水産は産業だし、海洋は場所です。
最初は名称だけの変更が、だんだん内容も水産から離れてしまうんですよ。
しかし、学園から漁業という言葉が消えることはありません。
それは学園が若い漁業者の育成を通じて漁業振興を図る機関だからであり、漁業に誇りを持っているからです。

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定置網漁業の見学

2017年07月18日 10時38分47秒 | 研修・見学

こんにちは、園長の青木です。
遠泳大会の動画をアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=YIC4eAZq1fY

さて、1学期も最後の週となりました!
こんな時期ですが、定置網漁業の見学に行きました。
朝2時起きで地元の小川市場へ。
そこで2隻の船に分乗して、田尻漁場に向かいます。

漁場に着くと網を締め始めます。
機械化が進み、少人数でも網を手繰ることができます。
この日の入網はサバやタチウオが中心でした。

1時間半ほどで終了。
朝日を見ながら小川に戻ります。

市場への水揚げと、選別のお手伝いをしました。

この日は早起きしたので、学園は昼に終了しました。
定置網、長谷川漁業践団の皆さん、お世話になりました。

後で生徒の書いた感想文を読みました。
船酔いだった人が何人かいました。
でも、がんばって動けた人と、動けなかった人に分かれました。

そして、何をして良いか分からず動けなかった人。
分からないながらも漁師の動きを見て手伝うことが出来た人。

こんな意欲の違いが、漁船で活躍できるかの差になります。
今回は動けなかった人は、挽回してくださいよ!


8月19、20日は模擬授業も体験できるオープンキャンパスを行います。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
加えて、8月の学園見学会平日版も14日から18日まで開催します。
土曜、日曜は来ることができない方は、こちらへご参加ください。

なお、どちらも事前に申し込みが必要です。
詳しくはホームページをご覧ください。

そして7月22日の漁業就業支援フェア大阪会場に出展します。
関西地区の方は、大阪マーチャンダイズマートの2階でお会いしましょう!
http://www.ryoushi.jp/fair/

お問い合わせ、お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【定置網の魅力】
定置網は積極的に魚を追わない受動的な漁法です。
自然に優しい漁業と言われるゆえんです。
じゃあ、誰がやっても同じかと言うと、そんなことはありません。
定置網にも船頭(漁労長)がいて、ちょっとした網の張り方の違いで水揚げが大変動します。
田尻の定置網は、定置網の本場、富山県の技術を受け、水揚げが増えました。
網の形、ちょっとした位置の違いなどで魚をうまく誘い込むことにつながります。
それと、港から近く短時間で終わるのも特徴です。
漁業で現場体験は簡単ではありませんが、定置網は別。
県内でも観光客を受け入れているところがありますよ。

 園長のつぶやき
現在、中学生、高校生の方は今週から夏休みという方も多いのではないでしょうか?
このブログで生徒たちの様子を紹介していますが、本当は実際に来て見ていただきたいと思っています。
ですが、学園の見学に来やすい土日や夏休み期間中は、学園の生徒がいません。
なんとかしたいなぁ、と頭をひねっているところです。
ですから、生徒のいる平日の学園見学は大歓迎です。
学校の様子が良く分かりますよ。

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