静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

かつお一本釣り操業の写真 乗船実習(41期生)

2012年09月21日 09時15分10秒 | 24年度 乗船実習
毎年2学期に、学園生徒は、焼津水産高校の実習船「やいづ」(559トン)に乗船させてもらって、35日間の乗船実習しています。
この写真は、41期生がマリアナ海域で10kgサイズのカツオを釣り上げている時のものです。

2匹、ほぼ同時に掛かりましたが、生徒達は操業を始めたばかりで、突然の10kgサイズを生徒だけでは上げることができません。
黄色の合羽を着ているのが生徒、ブルーの合羽で真ん中にいるのが学園の先生、右のブルーの合羽で黄色のライフジャケットが水産高校の先生です。
生徒と学園の先生、生徒と水産高校の先生が力を合わせて釣り上げている様子が分かると思います。

左の写真は、カツオが掛かって竿が大きく曲がっています。
中央の写真は、カツオが釣り上げられています。
さらに、右の写真では、大きなカツオが頭の上を飛び、もう一匹が海面から顔を出しています。

飛んでいるカモメも写って、一瞬の出来事を捉えています。


あなたもこんな体験してみませんか!





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ロープ・クライミング

2012年09月20日 10時24分24秒 | その他
学園の航海実習棟は、体育館も兼ねており、クライミング・ロープが5本、天井から設置されています。
生徒達は、昼休みに筋トレのつもりで、このロープで遊んでいます。

これまで一番高く登った生徒は、10m以上ある天井をタッチして降りてきました。
ロープを登るだけの極めて単純な遊びです。


 一番高く登った者が、ヒーローです。


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第二級海上特殊無線講習会の開催

2012年09月19日 10時25分32秒 | 学園行事
電波法では、無線局の無線設備の操作は、原則として一定の資格を有する無線従事者でなければ、行ってはならないと定められています。
今回、生徒達が受講する「第二級海上無線技士」は、船にある空中線電力10ワット以下の無線設備とレーダーを扱うことが出来る資格です。
この無線技士の資格は、大型船を操船できる海技士資格、小型船を操船できる小型船舶操縦士資格と同様に、海で働くためには、必ず必要となるものです。

9月19日(水)~21日(金)の3日間、(財)日本無線協会東海支部の方に講師をお願いして、講習会を開催しました。
学園の生徒10名のほかに、県内の漁業者等18名、計28名が参加しています。
「無線工学」や「法規」などの専門科目の講義を受けて、最後に修了試験があります。

生徒達は、普段の学園の授業と違う緊張感の中で、講義を受けています(写真)。


資格は、身を助ける一生ものです。


           

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学園設置の経緯 「アグリカン海難」

2012年09月18日 09時31分59秒 | 学園紹介
昭和54年11月に発行された漁業高等学園十周年記念「学園のあゆみ」という冊子があります。
当時の後援会長である滝口佐左ヱ門氏が記念誌の発刊に寄せて、次のように述べています。


 想えば、今から14年前になる。
 昭和40年10月7日未明、アグリカン島付近に出漁中の静岡県かつお漁船は、
 折からの台風29号に遭遇し、遠洋かつお船7隻と209名の乗組員が、
 一瞬にして南海に貴い海の犠牲となった。

 「くじけちゃいけない海の子は」の悲痛な歌声が人々の心を抉(えぐ)った。
 この遭難事故を契機に漁業者の資質向上と育成が叫ばれ、
 昭和42年漁民研修所の設立を見るに至ったのである。

 時の県知事 竹山祐太郎 氏は、県内産業の均衡をもった発展を遂げるためには、
 人手不足の解消もさることながら、幅広い視野と高度の技術を身につけた、
 質の高い後継者養成こそ急務と考えれ、昭和44年2月の県議会の承認を得て、
 昭和45年4月業界を挙げての協力の下、ここ焼津市に漁業高等学園の開設を見るに至った のである。


以来、学園は43年が過ぎようとしていますが、竹山知事が述べたように、
幅広い視野と高度の技術を身につけた質の高い後継者養成が、今でも変わらない学園の使命、役割と考えています。
園長室には、竹山知事が「誠実」と揮毫された書が飾られています。


 アグリカン海難は、学園設置の原点になりました!




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アメリカ大使館でのビザ申請の面接 無事終了

2012年09月12日 08時43分09秒 | 24年度 乗船実習
8月20日のブログで、焼津水産高校の実習船「やいづ」による乗船実習の寄港地がサイパンに決定したことをお知らせしました。
サイパンに寄港して上陸するためには、アメリカ大使館が発行するビザを取得する必要があります。

9月11日(火)、生徒10人と職員2名が焼津水産高校の皆さんと一緒に、バスで東京都港区赤坂にある大使館に行ってきました。
大使館でビザ面接を受けることなど、他の学校ではまれなケースで、生徒達は大変貴重な経験をしたと思います。

生徒達が面接に行った11日は、ちょうど2001年に同時多発テロにより多くの犠牲者を出した日で、アメリカ国旗が半旗になっていました。
警備も普段より厳しかったらしく、生徒の中には、警備官を怖いと感じる者もいました。

面接は、簡単な質問を2、3されただけで、短時間で終了したそうです。
写真は、大使館の前で並ぶ生徒達の様子ですが、待ち時間が非常に長く大変だったそうです。

面接終了後、ビザ審査の結果が発表され、全員許可がおりました。

 乗船実習に向けて、また一歩前進しました。






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