goo blog サービス終了のお知らせ 

静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

中学生漁業体験教室の開催 28名参加

2012年08月22日 13時01分43秒 | イベント
県民の日(8月21日)事業の一環として、漁業体験教室を企画したところ、昨年の3倍の28名の参加がありました。
この中には、三重県や愛知県の県外から参加してくれた生徒2名や女子生徒1名もいます。
ご協力いただいた父母の皆様、中学校の先生方、本当にありがとうございました。

今回の漁業体験教室の目的は、漁業が海という自然を相手にした素晴らしい職業であることを知ってもらうことにあります。
小学校5年生位から中学生にかけての時期は、将来どんな職業につきたいか、職業感がイメージされる大切な時期でもあります。
私は、挨拶の中で、職業としての漁業の特徴として、次の3点を申し上げました。

 ・漁業は、自然の海で泳いでいる誰のものでない魚を獲ってくること
 ・たくさん獲れる時も獲れない時もあるけど、そのワクワク感やドキドキ感は他の仕事では味わうことができないこと
 ・必ず一緒に漁をする仲間がいて、相手を思いやる気持ちやルールを守ることが大切であること


漁業は、海の環境や水産資源を守りながら効率的に漁獲して、新鮮で美味しい魚介類を国民に提供する大切な役割を担っています。
この体験教室を機会に、海や漁業を少しでも身近に感じてもらえたら、ありがたいと思っています。
学園のホームページにも漁業体験教室の詳しい内容や写真を載せておきますので、ご覧ください。

 漁業は、自然を相手にする素晴らしい職業です!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業生2名が乗船したサンマ漁船「第135豊幸丸」が出航!

2012年08月21日 16時33分59秒 | 卒業生の活躍
西伊豆町の豊幸漁業のサンマ漁船「第135豊幸丸」が8月11日に出航しました。
東北の被災地を水揚げで支えたいという藤井社長の決意によるものです。
                               (静岡新聞7月30日)

藤井社長は、昨年8月に岩手県の大船渡港などを訪れました。
その時、日常を取り戻すために汗を流す漁業関係者の姿を見た時「何かをしなければ」との思いに駆られたそうです。

漁業で成り立つ東北の港がにぎわいを取り戻すため、サンマの水揚げが復興の一助になればと思ったそうです。
このサンマ漁船には、学園の卒業生2名が乗船しています。

8月18日にサンマ漁船の初水揚げがあり、その後も水揚げが続いているそうです。
もうすぐサンマが店頭にならび、塩焼きや刺身が美味しい季節になります。
もし、サンマを食べる機会がありましたら、被災地の復興を願う漁師さんのことを少しだけ思いだしてください。

 がんばれ、卒業生! 思いを東北にとどけよ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗船実習の寄港地決定 サイパン!

2012年08月20日 09時58分55秒 | 24年度 乗船実習

毎年11月から12月に県立焼津水産高校の実習船「やいづ」で約35日間の乗船実習を行っています。 乗船実習での楽しみは、外国の港に寄港して航海の疲れを癒すとともに、日本とは違う外国を見聞することです。 学園には修学旅行がなく、この乗船実習中の外国寄港が実質的な修学旅行となっています。 昨年、一昨年はパラオに寄港しましたが、今年はかつおの漁場に近いサイパンに決定しました。 サイパンはアメリカ連邦に属し、近年入国審査が厳しくなりました。 通常のパスポートの他に、アメリカ大使館が発行するビザが必要になってきます。 生徒10名と引率教員2名のビザ申請をしなければいけません。 ビザ申請には、まず英語で申請書を作成し、必要書類を事前にアメリカ大使館に提出します。 さらに、申請者全員が東京にある大使館に出向いて、担当官の本人確認を受ける必要なあります。 今、夏休み中で生徒はいませんが、担当職員はビザ申請の手続きを進めています。

大きな海に乗り出して、外国を見てみよう! サイパンはどんな島かな!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の若者気質と学園の指導

2012年08月15日 10時43分01秒 | 所感
7月27日(金)に静岡県雇用対策審議会が県庁で行われ、出席してきました。
この審議会の委員は、労働者の代表、事業主の代表、学識経験者など、各界の代表が委員となっています。
雇用や就業に関する重要事項を調査審議して、知事に建議、答申することを目的としています。

最近の若者の気質について、委員の先生方からいくつか指摘がありました。

 ・精神的な強さがほしい。
 ・表現がへたで、人間関係が構築できない。
 ・ネットによるコミュニケーションが得意である。
 ・働くことの意義を教示してほしい。
 ・仕事はすぐにやめてしまう。


学園で生徒らと接していて、同じように感じるところもあります。
しかし、学園ではこれらの気質と全く正反対のものを目指して指導しています。

たとえば、船の上ではエンジンの音とか風の音などがあり、大きな声を出さなければ、相手に正確に伝えることはできません。
自分を信じて、仲間も信じて、船を信じて、強い気持ちで行動しなければ、やっていけません。

船の生活では、自分の責任をキチンと果たし、仲間から信頼を得ることが大切です。
相手の気持ちを思いやることができなければ、コミュニケーションができません。
しっかりした自分の言葉や行動が、人間関係を築いていきます。

働くことは、まず好きでなければ続かないと思います。
自分に適していない、好きになれない仕事を続けろと言っても無理です。
大きな海では、厳しい時もあるかもしれませんが、働くことの楽しさ、ワクワク感、ドキドキ感を発見できます。

 自然と向き合って、生来の人間性を取りもどそう!


お電話またはメール等でお気軽にご連絡くさだい。
TEL:054-627-0219
E-mail:gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「英語で語ろう、わが街:焼津」(今村昌功著)

2012年08月14日 13時42分35秒 | その他
7月30日(月)午後、県立静岡商業高校の今村昌功先生がいらしゃいました。
先生は、自費出版した「英語で語ろう、わが街:焼津」を持参し、学園に寄贈してくれました。
焼津の魅力を余すことなく、日本語と英語で伝えている本当に素晴らしい本だと思います。

私は、平成2年度に焼津市水産課へ県の交流職員として1年間、派遣された経験があります。
県外から視察に訪れる方々に、焼津の水産業や漁業を説明する機会が何回かありました。
もし、このような時にこの本があれば、どんなに助かったかと思います。

学園の生徒は、県外や焼津市以外の生徒がほとんどです。
献本していただいた本は、教育棟3階の図書コーナーに配架して、生徒がいつでも見られるようにしました。
学園も県の機関の一つとして、英語表記されていました。

今村先生、ありがとうございました。

わが街、焼津は魅力あふれる水産都市です!

お電話またはEメール等でお気軽にご連絡ください。
TEL:0545-627-0219
E-mail:gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする