静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

「やいづ」乗船実習 出航式 園長あいさつ 

2013年12月02日 10時15分03秒 | 25年度 乗船実習
11月13日(水)に、焼津港を出航してから、早いもので20日が経過しました。
送られてきた主直日誌や写真から、学園生徒が一所懸命に取り組んでいる様子を察することができます。
最後まで、事故もなく、充実した日々を送るよう頑張ってもらいたいと思っています。

(出港式 園長あいさつ 抜粋)

いよいよ今日から、一ヶ月間にわたる実習船「やいづ」での乗船実習が始まります。
今回の実習では、本学園から生徒10名と引率教官2名が乗船させていただき、
鈴木克己船長をはじめ、乗組員の皆様、先生方、専攻科生徒の皆様方に、大変お世話になります。

生徒たちには、日頃から規律ある行動を指導してきたつもりでありますが、
初めての長期航海で、生徒たちに至らぬ点がたくさん、あろうかと思います。
ご指導、ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。

この乗船実習は生徒達にとって、入学以来学んできた知識や技術を洋上で試す、集大成の場であります。
船酔いや初めて経験する当直など、乗り越えなければいけない試練が待っています。
学園生徒であるという自覚を持ち、自分に勝つんだという強い気持ちで取り組んでもらいたいと思います。

船の上では、全員が気持ちを一つにして、事に当たらなければ、うまくいきません。
一人ひとりが責任ある行動をとって、初めて仲間意識が生まれると思います。

ぜひ、生徒諸君は、貴重な体験を自分のものにし、色々な人たちに支えられているんだ、
その人たちのためにも頑張るんだという気持ちを持ってもらいたいと思います。
今回の乗船実習では、一生の思い出となる素晴らしい経験をします。

島影も見えない海の広さ、紺碧の海の美しさを自分で体感してください。
船の釣り込み台に立ち、カツオを釣り上げる時の感激を味わってください。
船で仲間と過ごす楽しさを見つけてください。

先生方の話を良く聞き、一ヵ月後には、真っ黒に日焼けした元気な姿で、
一回り二回りも、大きくなった海の男として帰って来てください。

結びに、この一ヵ月間にわたる乗船実習が、生徒たちにとって、この上もない有意義な体験となり、
大きく成長するきっかけとなりますことを、そして何よりも、実習船「やいづ」が実りある実習航海を果たし、
無事帰港できますことを祈念いたしまして、出航にあたっての私の挨拶といたします。

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