静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

釣り込み練習の準備

2019年10月15日 09時37分23秒 | 授業・講演

実習はもうすぐ釣り込み練習が始まります。
「釣り込み」は実際に一本釣りでカツオを釣り上げることです。
学校横にある土手の落差を使って練習します。
昨年はこんな感じでした。

今回はその準備。
釣り込みに使う疑似カツオ(重り)を、適切な長さで、すばやく取り付ける練習です。
限られた実習時間で、すばやく作業ができないと、釣り込み時間が削られます。


今回は大型カツオで行う二挺釣り(二人で一匹のカツオを釣り上げること)のために、
二本のハネにつける仕掛けの長さをそろえる練習も行いました。

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ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくはこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
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http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html

 園長のつぶやき
学園の台風19号により被害は軽微なもので済みました。
しかし、焼津駅や水産高校の周辺は高潮による浸水がありました。
水産高校は学園より海から遠いのですが、ちょっとの高低差で影響が違ってきます。
ともあれ、生徒の関係者を含めて大きな被害がなかったのは良かったです。

さて、釣り込み練習で使う「重り」ですが、一番重いのは10キロ以上あります。
それが竿の先にぶら下がるんですから「逆てこの原理」で、かなりの力でないと上がりません。
昨年の練習でも、一人で上げることができたのは、ほとんどいませんでした。

一人でやっとこさっとこ釣りあげるより、二人でどんどん釣りあげた方が実際は効率が良くなります。
やっぱり、一人で上げることができれば嬉しいですけどね。

釣り込み練習は、重りをあげることの反復なので楽しい練習ではありません。
でも、ガマンして取り組まないと遠洋航海実習で釣りあげることはできないし、何より危険です。
真上に上がらなければ、他人にカツオがぶつかります。
ですから、釣り込み練習はとても大事な実習です。
遠洋航海実習で自分だけ釣りあげることができなければ・・・メチャクチャ悔しいことになります!


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