静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

FURUNO(古野電気)の講義

2017年06月05日 15時10分20秒 | 研修・見学

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

古野電気と言えば、最初に魚探を作ったメーカー。
プロジェクトXでも取り上げられました。
スマートフォンが毎年モデルチェンジされるように、電子機器は日々進化しています。
これは漁業用の機器も同じです。
「実習船わかたか」にも魚探はついていますが、学園では古野電気さんをお招きして、最新の魚探を始めとする電子機器のお話しを伺っています。
今回は、県庁の水産振興課とのタイアップにより、県内の漁業者も10人ほど参加しました。魚探の性能は水揚げに直結するために、漁師の方も興味津々。
一人、若い漁師がいるなぁ...と思ったらサバ船に就職した昨年度の生徒でした。

魚探だけでなく、ドップラー(音波)式潮流計など、新しい観測機器も紹介してくれました。
生徒にも、参加した漁業者にも参考になったと思います。


6月は17、18日に説明会を行います。
また、8月19、20日はオープンスクールも行います。
お申し込みは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【技術の進歩と漁業】
昔の漁師は、遠くに見える山などから自分の位置を確認しました。
今での、漁場名に山の名前があることで当時を知ることができます。
しかし、漁船にエンジンが搭載され、陸地が見えない場所まで漁場が広がりました。
そこで、漁船も戦後は電波を使うようになります。
私が大学にいたころ(30数年前)はオメガ航法の講義がありました。
しかし、実際の漁船ではロラン航法が使われ、水産技術研究所の調査船でもロランCの装置を使っていました。
電波を使えば、昼でも夜でも位置が分かるのですから、画期的です。
そして、現在はカーナビでも使われるGPSシステムです。
遠洋カツオ漁も、人工衛星の情報で漁場を予測する時代になっています。

 園長のつぶやき
暑くなってきました。
学園の園長室と職員室は、南向きの大きなガラス窓があります。
おかげで夏は暑く、冬は寒いです。
経費節減のため、冷暖房は最小限です。
ここは知恵で乗り切ろう!と言うことで、今年はグリーンカーテンを設置することしました。
まずはお試しで園長室の前にヘチマ、ゴーヤ、ミニトマトなどを植えました。
まだ窓まで届いていませんが、これで少しは涼しくなるといいなぁ。

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