静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

御前崎地区の見学1

2019年05月27日 09時58分32秒 | 研修・見学

校外研修に行ってきました。
今回は御前崎地区。
かつては近海カツオ漁業の一大基地でしたが、現在はカツオ船が減少。
水揚げの中心は沿岸で捕れる魚やシラスとなっています。

南駿河湾漁協職員の案内で市場を見学。
ちょうどシラスのセリもみることができました。
近海カツオの水揚げを見ることができなかったのは残念!


スライドで漁協の説明もしていただきました。


学園は御前崎地区からたくさん生徒が来ていました。
入学時には、すでに乗船するカツオ船が決まっていて、
その船主が学園に来る費用を持ってくれたと言う話しも聞きます。
最近は御前崎出身の生徒はほとんどいなくなりました。
残念ですが、近海カツオ船が減ったからなぁ...

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
今年度の見学会の日程もご紹介しています。

 園長のつぶやき
土曜日に神奈川県から見学者がありました。
すでに定置網や刺し網の体験に行っているようです。

神奈川県は定置網が盛ん。基幹漁業です。
神奈川県は都会だし、若い人には神奈川県での沿岸漁業は魅力かも知れません。

学園の見学者も、自分の船を持って沿岸漁業の漁師を考えている人があります。
とくに釣りが好きな人はその傾向があります。
ただ、漁師として独(ひと)り立ちするのは簡単ではありません。

まず漁協の組合員資格をとるのに何年もかかります。
漁船も簡単に買える値段ではありません。
沿岸漁業は自由になる時間は多いですが、これも注意。
遊ぶ時間は多いですが、稼いだお金が出てきます。
実家から通えるところで仕事があれば良いんですけどね。

後先(あとさき)考えずに就職先を決めちゃう人は多いですが、
自分の将来ですから、じっくり考えた方が良いです。

今回の見学者が、地元の沿岸漁業に就職するのか?
それとも大型漁船を目指して学園に来るのか?
もちろん、私としては学園に来て欲しいですけど、
決めるのは私ではありません。
良い判断をしてください。

コメント
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