静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

ロープの巻き取り収納

2019年05月21日 09時00分00秒 | 授業・講演

カッター訓練の「すき間時間」にロープの巻き取り練習をしました。
基本は、長いロープを丸くなるように巻き取る作業なので、誰でもできます。


ですが、輪の大きさを同じにして、ねじりを取りながら、素速く...
となれば話が違います。


先生は簡単にやって見せますが、熟練のいる作業です。
こんなこともプロと素人では大きな差がでます。
それを理解して、生徒には練習に励んでもらいます。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
今年度の見学会の日程もご紹介しています。
もちろん、今月もありますよ!

 園長のつぶやき
趣味やレジャーの釣りとプロの漁師の違い。
たくさんありますが、一つは効率です。
趣味なら楽しめるレベルでやればよいですが、漁師はそうは行きません。
最低限の稼ぎがないと赤字になります。

例えば漁師でなくとも「アジの開きづくり」。
見事な包丁さばきで、あっという間にきれいに大量に作業です。これがプロ。

漁師志望の人と話すと
「楽しくやって、食えればよい」
と言う人がいます。
頭の中にあるイメージは
 天候の良いときに小舟で、そこそこ魚を釣る
と言う感じかな?

こんなお気楽にやっている漁師はありません。
燃料代などを払い、最低限の生活費を稼ぐことだけでも簡単ではないからです。
漁協の組合員にならずとも、自分の船で魚を捕り、市場に出荷することは可能です。
それで生活できるレベルの水揚げは、まず不可能です。

学園職員も漁業現場の見学で、漁師のムダのない動きにビックリします。
漁師も「一人前になるのに10年かかる」と言います。
それだけの技術がプロの漁師に必要と言うことです。

コメント
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