くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

三島由紀夫 『春の雪』

2005年05月30日 20時32分18秒 | 本を読んだり。
三島由紀夫の『春の雪』と言えば、死の直前に書かれた四部作の第一部として有名。
高校生のころに初めて読もうとして挫折した覚えがあります。
きっかけは、高校の副教材に小説の一部が載っていたので興味をそそられて・・・だった気が。
そして数年後、埃をかぶっていたこの本を、今度は一気に読んでしまったのでした。

主人公・松枝清顕の「美しさ」。うまく言えませんが、屈折していて残酷、そして純粋な清顕の想い。
何に美しさを感じるかは人それぞれだと思うのですが、ある種の美しさが、確かに表現されていると思います。
恋のすれ違いの果てに待っている悲しい結末。
「これぞ小説!」と思える小説です。

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