くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

映画版 「アヒルと鴨のコインロッカー」

2008年09月01日 21時07分24秒 | 映画・ドラマを観たり。

原作は、若者に人気の作家・伊坂幸太郎の同名小説。

大学入学のために仙台に引っ越してきた椎名。
アパートの外でボブ・ディランを口ずさみながら片付けをしていると、同じアパートの隣の部屋に住む河崎という男が声をかけてきた。
彼は、恋人を失って引き篭っている、隣の隣の部屋に住むブータン人留学生に、本屋を襲って広辞苑をプレゼントしようと椎名を誘う。
もちろん、椎名は断るのだけど・・・。

河崎、ブータン人のドルジ、その恋人の琴美の間にあった物語が、徐々に明らかにされていく。そして、その物語はまだ終わってはいなかった。

映画化は昨年だし、小説はもちろんそれよりも前に書かれたもの。
ネタバレしてもいい気もするのですが、まっさらな状態で観てほしい映画です。

ふふっと笑いながら観ていたのに、物語が明かされていく後半、衝撃の展開に涙が流れます。
胸がしめつけられて苦しくなるけれども、良い映画だったと思います。

アヒルと鴨のコインロッカー

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それにしても、原作の持つ雰囲気を、これほど損なわずに映像化できるとは。

小説のほうも読んでみていただきたいですが、出来れば映画のあとで。

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎
東京創元社

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コメント
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